今回、テーマは稜線の風。
夏山登山、せいぜい2000m届かない関西の山では、風が不可欠。
稜線と言えば、釈迦が岳。
週末の予報では、盆の連休、土曜日以降は荒れ模様。
土曜日の車の所有権を巡り、下宿先の娘とlineで攻防してましたが、ぐずぐず台風10号の影響で、晴れの日が伸びた。
無風の土曜日は娘に譲り、台風の影響で風が吹く日曜日に出発。
6時出発、現地8時半、爆弾をじっくり投下して9時登山開始。
あっという間に、稜線です。
汗をかいたドライTシャツに、稜線の風が抜けていく。
極上の稜線歩き。
風呂上がりに家で欲しい風。
同じような写真だらけで申し訳ないですが、風がサーッと抜けるたびに立ち止まり、写真を撮ってました。
決してわさわさ枝をゆするような風ではありません。
たまたま近くに来た鳥。
鹿もつかず離れずでチラチラ見えます。
姿が見えなくても、キューンッと警戒の声がたまに聞こえます。
猛毒トリカブト。
遠くに鹿。
空の青と笹の緑。
早朝来た3人組は雲海も楽しめたとのこと。
ちらちらと釈迦が岳。
弥山に八経ヶ岳。
水場です。
ここの水は冷たく旨し。
稜線はすこぶる快適でしたが、最後の直登部は風裏で暑かった。
11時、釈迦が岳山頂。
駐車場まで車が登山するので、このコースは稜線歩きの2時間で山頂に立てます。
お釈迦さまに挨拶。
快晴この上ないけど、風が下から上に抜けるので、山頂は無風。
コンビニお握りをもそもそ食った後、写真を撮って無音観賞でもしよう。
ガスが下から後光のように上がっていく。
ガスが連続するようになった。
ガスが切れたら弥山を撮ろうと待ってましたが、団体さんが到着。
lineの写真を共有とか、皆に話が通るように声を張る女性。
隣で大声を飛ばされるとキツイ。
口にお握り残ってる私の横に、ドサッとリュックを置いて、無言で場所交代を迫ってくる。
自分達が大勢だし、場所を取るから、そっちが遠慮すれば?
昔、大勢でスキーに行ってた頃、そんな雰囲気出してたこともないでもない。
一通り、ぐるりの写真を撮った後、下山途中で風と無音観賞を楽しむことに。
ガスは上から、弥山だけ見せないように垂れ込めます。
弥山の手前の五百羅漢。
また静かな時に来ますね。
今年、バンビ卒業の鹿。お尻のハートが可愛いです。
でも、セルフディスタンスが少ししかない。
熊とかに簡単にやられそうです。
バイケイソウの崩れた茎を口にしてました。大丈夫?
やっぱり稜線のほうが、風が抜けて涼しい。
サーッと抜けるたびに、写真を撮る。
無音観賞もばっちりです。
もう少しで稜線を外れるところで、風を楽しみながら、長い休憩。
看板の向うにガスの中の弥山。
ガスの切れる瞬間を待ってましたが、ずっとそのまま。
本日3リットル持参の1リットル下山の荷物。
もっとぐずぐずするつもりだったのに、降りてきちゃった。
ここで14時過ぎ。
国道に出るまでネットがつながらない。
国道手前で、観光地を検索。谷瀬の吊り橋以外は遠いなぁ。
結局、吊り橋へ。
これ、まったく前回と同じ展開。
でも駐車場は待ちの車でいっぱい。
手前の喫茶店で、フロート・カフェ・オレでオサレの真似。
でも、めっちゃ旨かった。
車止めさせてもらって橋に行く。
キャンプ場は大盛況。
橋はなんと、一方通行で200円のシャトルバスでここへ帰ってくるとのこと。
めんどくさいので、写真だけ撮って帰りました。
いつも15時前後では、大阪側へ行く車ばかりなんですが、この時間でも対抗の車が切れない。
すれ違いの頻度が半端ない状態。夕方えらいことになりそうなので、温泉もパスして帰路に。
大塔の道の駅で、鮎の塩焼き食おうと思いましたが、やってない・・。
結局、ヒノキ風呂の素と、鹿の入ったご飯の友を買って帰りました。
帰宅はナビ通りの17時40分。
涼しくなったら、上でもっとぐずぐずしたい、釈迦が岳でありました。