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変な家について、その間取り図

2024-12-14 07:12:00 | ホラー映画

 今年3月公開の話題作。

 YouTuber・雨穴さんの動画が原作となった異色作品。『変な家』。
 名前ぐらいは知ってたけど、小説・漫画にもなってたんか。手広くメディア展開されてて、実写映画は必然だったんかね。

 雨穴さんは「小説は全4章。映画は第5章」とコメントされてて。
 映画は新章、映画オリジナルのエピソードってこと? 何にせよ、配信されるのを楽しみに待ってました。

 ただ、評判は良くないらしいw まぁ、なんかこの手の映画にありがちな感じよね。
 視聴者の評価というよりかは、雨穴さんがこの映画を快く思ってなくて、ツイッターで苦言を呈してとか。

 そこら辺のトラブルが尾を引いてって感じ。
 とはいえ、興収は50億突破の好成績。原作者との衝突がありつつ、作品自体にポテンシャルはあったんかなと。

 まずは見てみんことには始まらないから、とりあえず視聴。
 まず総評を言うと、面白い。これは強く言わせてもらう。

 建物の間取り図をテーマに物語仕立て。出来栄えはクオリティ高い。
 ジワジワ怖さが来る。雨宮×栗原のバディ物としても見易く作られてる。

 バラバラ殺人から端を発するミステリーホラーとして、完成された作品やと思う。
 まぁ、村の因習やら、ホラー映画のテンプレに繋げちゃうのは安易とはいえ、お釣りが来るぐらいの面白さ。

 ただ、その面白さが雨穴さんとの衝突の原因らしい。
 あくまで『変な家』はミステリーである、というのが雨穴さんのスタンス。

 映画はそれをどう解釈したんかホラー要素強め。人怖系です。
 原作とのミスマッチは、動画はともかく、雨穴さん本人が書いた小説がどういう物語なんか。それ次第かな。

 まぁ、原作者がわざわざ言及するくらいだから、全然違うんかね?
 本読んでまで検証するつもりはないから、これ以上何とも言い難い。その上での個人的な感想。

 そういう、雨穴さんと製作陣のトラブルを見ちゃうと、ファンは嫌悪感が出るの当然と思うが。
 俺は雨穴さんのファンでもないんで。ただの映画として見ると、シンプルに面白いと思った。

 セクシー田中さんの事件から、原作者と製作陣の対立が問題になってて、俺もそりゃ原作者を第一に考えるべきだと、勿論思う。
 ただ、それを踏まえて、それは置いといて。この映画がそれほど原作を貶めてるとまでは感じない。

 最近は0か100か、信者とアンチみたいな、とにかく相手をバチバチに叩けばいい風潮が蔓延ってますが。
 良くないと思う、ホントに。そんなん続けてたら互いに滅ぼし合って、後に何も残らなくなるんじゃないか。

 まぁ、今作は雨穴さんと製作の対立が決定的になったから、もう続編は望めないやろが。
 それでいいじゃない。映画もボチボチヒットして、もう互いに関わらない。それでいいじゃない。

 作品に罪はない。
 では、また。