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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

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カットオフについて、そのアルカトラズの光

2025-03-22 09:14:00 | シリアス・サスペンス

 検死官のポールの元へ、奇妙な変死体が届く。
 慎重に解剖を進め、死体の脳内から小さいカプセルを発見。

 カプセルを開けると、中から紙片が。
 その紙には、ポールの娘・ヘレナの名と電話番号が書かれていた──


 ドイツ発のサスペンス映画。
 あんまり有名じゃないけど、かなり面白いらしい。

 YouTubeのオススメ動画を見て、期待しながらの視聴。
 まず総評を言うと、微妙。期待しすぎたか?

 場面が移り変わったり話が二転三転して。
 作り込まれてるのは確か。

 だけど、作り込まれた分、ややこしいとこが多い。
 ポールとリンダの二人三脚で謎を解いてくのは良いんだが。

 全体的に味が薄まってる感じあるよな。
 カレーに沢山具材入れたけど、肝心の味付けはしてないみたいなw

 サドラーに天誅が下るとこはすっきりしてたし。
 解剖シーンが本格的だったり、基本的な作りはしっかりしてるだけに惜しい。

 セブンみたいなサスペンスを目指してるのは分かるんだが。
 ちょっと詰め込みすぎたかな。

 では、また。



アオラレについて、その錯乱

2024-10-20 06:31:00 | シリアス・サスペンス

 UNEXTで目に留まり視聴。ラッセルクロウさんのデブ化で一時期話題になりましたよね。
 ラッセルさんが殺人鬼の役で、たまたまその車にクラクションを鳴らしてしまった女性が執拗に襲われるサスペンススリラーです。

 まず題名のアオラレは一瞬だけw あくまでキッカケで中身はストーカー系。
 てっきりスピルバーグの激突を想像して見た人は肩透かしやろが。アメリカのストレス社会を風刺した作品なんすかね。

 俺が見た中だと『フォーリングダウン』に近い。
 中年オヤジがブチギレるハッスル殺人ムービー。

 レビューやと「ニューオリンズの警察はバカの集まりか?」とか、殺人鬼が普通に彷徨いてる、話の矛盾を指摘する人が多い。
 確かにガバ脚本ではありますが。そこは『ブラックアンドブルー』の聖地・ニューオリンズ。

 犯罪率は他都市の3倍、凶悪犯罪に至っては6倍というアメリカ屈指の犯罪都市。
 警察官の不足も日本以上に深刻で。リアリティに関してはそこまで悪くはないと思う。

 てか、治安の悪さがどうのより、劇中では銃が全然使われなくて、そこが拍子抜けだったかな。
 現実なら銃乱射とか、もっと悲惨な事件に発展しとるやろうからな。

 まぁ、グラディエーター俳優のプライドでしょう。人殺すのに銃なんていらねえw
 90分でテンポ良く、手頃なスリラー映画でした。

 では、また。



スティングについて、そのとどめの一撃

2024-06-09 21:09:00 | シリアス・サスペンス

 1974年アカデミー賞にて7部門受賞という快挙を成し遂げた名作。
 最近、どんでん返し系の作品に餓えてるw 全く知らん映画でしたが、オススメでたまたま目についたんで試しに見てみました。

 正直、途中で飽きるかな思ってたんですけど、これ面白いなぁ〜!w
 夢中で見ちゃった。相手を欺く、コンゲームっていうジャンルらしい。見た目は小難しそうですが話はシンプルで分かりやすかった。

 まさに痛快。トリック自体、そんな大したことはないから、ラストそこまで盛り上がるわけじゃないがw
 でも「騙された〜!」って。アチャーってオデコを叩きたくなる感じ。分かる?w

 騙されて清々しい。
 まぁ、FBIあたりは観客を騙す用の嘘のような気がしてちょっと拍子抜けやが。

 ジョニーがFBIに脅されて、スナイダー警部を騙すためとはいえ、この見せ方は何か卑怯だよなぁw
 FBIが突入して有耶無耶にするまでは読めたが、そっからジョニーどうするつもりなんやろと真剣に考えてたからさ。クッソ〜。

 ま、騙された奴の戯言ですw
 それに、颯爽と去るヘンリーとジョニーに押し切られた感じですかね。

 とにかく見事にどんでん返しを食らった。
 やっぱ昔の映画は良いですね。今の作品が失くしたものを持ってる。

 では、また。



殺人美容師について、その頭の皮剥ぎ取ります

2024-06-06 13:59:00 | シリアス・サスペンス

 なんじゃこのタイトルw
 UNEXTで作品を探してたら目についたので視聴。

 またテキトーな邦題を付けられた洋画の犠牲者か……と思いきや、話はタイトルまんまですw

 主人公は美容師のクレア。彼女は鬱屈した変身願望?を持ってて、特に他人の髪型に執着。
 オデコを切り裂き頭皮を剥いでカツラのように保存しコレクション。それを被っては鏡の前でほくそ笑む殺人鬼のお話。

 エドゲインタイプのサイコパスですね。
 ただ中身は真面目で、邦題のようなおちょくった感じとは印象の違う展開。

 殺人鬼の心情を主に描いてる。
 元々はジルガバーギジアン監督の短編映画を長編化した作品。

 ガバーギジアン監督は美容師として働いていたとのことで、その時の経験が活かされてるんですかね?
 なんか描き方が独特です。ファンタジーっぽい。どこか浮世離れでアメリカンサイコみもある。

 容姿に対する考え。美的感覚。女性目線というか、男には分からんw
 分からんけど、何とも言えない蠱惑的な魅力がある。

 結局、最後まで見ちゃいましたし。
 ラストは途中から見え透いた感じで意外な展開ではなかったが。クレアは何がしたかったのか。

 単純に他人が羨ましいのとは違うような。
 よく分からんし共感もできんが、雰囲気だけでも楽しめる作品。

 邦題は直球ですが、ちょっと捻った話なんで、血ビシャーが見たい人は拍子抜けすると思う。
 そこだけご注意をw

 では、また。



アイデンティティについて、そのマルコム事件

2024-06-02 09:16:00 | シリアス・サスペンス

 嵐の夜、身動きができなくなり偶然同じモーテルへ居合わせた男女11人。
 そこから殺人が始まり1人1人殺されていく。犯人は誰なのか。孤立したモーテルを舞台にしたサスペンス映画。

 どんでん返し系の作品と聞いて、どんな展開になるのか楽しみにしてましたが、ホントに意外な展開でしたw
 アイデンティティってタイトルに意味があったんやね。見返そうとまでは思わんが「なるほどね〜」って感じ。面白い発想やと思う。

 ビリーミリガンという、実際に多重人格の殺人犯がいて、その人も精神鑑定で無罪となり、治療の末、釈放されています。
 リアリティとイメージを織り合わせた、斬新かつ画期的な内容。

 ラストがかなり胸糞ですがw
 物語として見事というよりかは単純に嫌な終わり方w

 マルコムやクソガキ以前にコイツを無罪にした弁護団と医者が。
 やすやす殺人犯を解き放っちゃうし。なんかコンクリ事件とか、残忍な事件の結末みたいな後味の悪さ。怒りが混じる胸の苦み。

 これもリアリティ故やろうけど。
 とはいえ1時間半で見応えたっぷり。面白い作品でした。

 では、また。