おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

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デイオブザデッドについて、その死霊のえじき

2018-10-31 13:56:00 | ゾンビ映画

 ゾンビ映画の大家、ロメロ監督作品のリメイク。

 原作と全く設定違うっぽいけど。
 実際見たらバイオハザードのリメイクじゃね?ってw

 隔離された街が舞台って、がっつりラクーンシティですからねw

 パクりはパクりですが、そこそこスリルがあり、
 話は纏まってて、手抜きって感じもしない。箱庭みたいな映画ですかね。

 見たら見たで悪くはない作品ですが、見終わった後、感想以上に、沁々と感慨が溢れ出てきました。

 今まで感じていた悩みが一気に氷解した。
 俺が言いたかったことが全部ここに詰まっている。

 映画見てるとさ、
 「奇をてらったことせんと普通にやればいいのに」って感じることあるやん。

 でも、現実にそれやっちゃうとめっちゃ退屈になるよねw
 それをこの映画を見て実感した。これは凄い希有というか、貴重な体験をさせてもらったなw

 つまらんというわけじゃないけど、こうも予定調和というか、
 整い尽くした作品つーのは……やっぱ退屈というかw

 めっちゃ草生やしてしまうw
 草w 草に草生やしてしまうw

 どこに何があるか手に取るように分かる。
 途中から目を瞑ってても映像が再生される。

 いや、ちゃんと見たけどさw 逆に凄い作品だわこりゃ。
 なんか映画見る目が変わるな。すごい視野が広がった気がする。

 世の中、お笑いだの野球だの素人のくせに評論家みたいに語る奴が増えて、
 あれがダメこれがダメと言うけれど。

 じゃあ、欠点を削れば良くなるんかって話。
 長所とか優れた部分つーのは短所と紙一重だと思うよな。

 ぶっちゃけ今の評論家(笑)が言うことを全部足して作っても、のっぺらぼうみたいな作品しか出来上がらんのじゃないか。

 言ってることは全部結局は他からの受け売りですからね。

 確かに話の辻褄は合う、しっかりとした作品は完成するかもしれないが、
 その代わり何の引っ掛かりもない、弾みのない作品にしかならないんじゃないか。

 やっぱ映画は挑戦しなきゃ。新しい物を産み出さないと。

 素人がいくらピーチクパーチク言おうが、何の創造性もない連中ですから。
 そもそも作品を評価することすら烏滸がましい。

 不味いなら不味いでペッと吐き出せばいいんですよ。
 美味いならもっともっととねだればいいし。観客なんてのは口を開けた雛鳥でいいんです。

 それでももし評価するのなら、失敗の先に成功があるというか、
 減点にばかり目が行くんじゃなく、そこに秘められた可能性を評価するべきなんじゃないかと。

 俺も猛省する所です。
 もっと心を広く、素直な気持ちで、これからは映画の感想を書こうと思います。

 色々、気付くことが多かった。
 デイオブザデッド、素晴らしい映画。凄く……退屈な映画です!!w

 胸を張って言える。
 では、また。



スターリングラードについて、その涙も凍る戦場

2018-10-23 08:19:00 | 戦争映画

 1941.6.22。

 ナチスドイツはバルバロッサ作戦を発動。
 300万の軍勢がソ連へ進攻を開始。

 タイフーン、ブラウと続く激しい戦闘の中、遂にソ連がウラヌス作戦にて攻勢へ転じる。
 都市スターリングラードを攻撃するナチス第6軍を包囲。

 30万人の兵士が氷の戦場で孤立し取り残される。

 果たして、そこで待つ運命とは……


 ドイツ映画って初めて見たけど、凝ってんなあー。戦車は本物なんだって。

 戦闘シーンは迫力があった。
 太平洋は密林や艦隊戦がほとんどだけど、こういう市街戦は新鮮だ。

 物語は淡々として戦場の現実を描いてる感じ。
 もうちょい厚みが欲しかったかもしれんな。

 登場人物が一般兵なんでね。
 グデーリアンは?マンシュタインは?モーデルは?フーベは?ってなる人は物足りないかもせん。

 まぁ、そういう英雄譚ではないんでね。
 戦場が人をどういう風に変化させていくか、過酷な現実を描いてる。

 でも、ナチス=悪感が強いというか、若干ユダヤ人に遠慮してる部分があるかね。
 そこら辺、思想が片寄ってるというか、欠けてる感じはあるかな。

 日本も他人のこっちゃ言えないんですけど。
 ドイツも戦争映画描くのに苦労しているなw

 ラストシーンは最近よく真似してる。
 「星が……綺麗なんだ……」ガクッ みたいなw

 人はなぜ戦うのか。

 これはそれぞれ誰しもが持つ運命なのでしょう。
 平和な時代、今それを誰しもが忘れているだけで……

 では、また。



意思の勝利について、そのハイル・ヒトラー!!

2018-10-17 07:35:00 | 戦争映画

 1934年9月4日から6日間に置いて行われた国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)の党大会。

 「意思の勝利」というスローガンの下、
 当時32歳という若き才媛・レニリーフェンシュタル監督によるプロパカンダ映画。

 山本五十六にもちょい出したアドルフヒトラー。盟邦ドイツの正体とは……

 いやね、めっちゃ面白かった!w
 戦争映画……とはちょっと違うんでしょうけど、今まで見た中で一番面白い。

 監督、天才。
 それに目をかけたヒトラーも。これはナチス入党ですわw

 これ見たら熱狂する理由も分かる。
 画面見ながら「ジークハイル!!」ですよw

 ヒトラーって独裁者じゃなく映画のプロデューサーにでもなってたら、今頃凄い偉人になってたんじゃないか?

 画家にはなれなかったが、その芸術の感性は並外れた物があったと思う。

 ドイツ本国で禁止される理由も分かる。
 確かに魔力と言って良いほど力を秘めてる。

 これ見たら感化される人間が出てもおかしくないな。
 戦後半世紀を経てもヒトラーという伝説が色褪せないのは、誰しもの心にこういう悪意が隠されてる証左だと。

 ダークヒーローって、皆憧れますよねw
 悪いと思っててもやっちゃう。

 KKKみたいな優良種的な考え方も、極論とはいえ心をくすぐられる部分があるんじゃないか?

 それを普通に視聴できる国、日本w

 日本なら我が闘争だって読めるし。
 まぁ、平和憲法の国だから、こういうのを見たり聞いたりして、考えるチャンスをくれてるんでしょう。つくづく良い国だな。

 個人的に好きなゲッペルスが出てて「うひょー!!」でしたw

 ゲーリングも出演してて、結構オールスター勢揃いじゃないすか?
 あんま大きな声では言えないけどw

 これ見てて気になったのはルドルフヘスですね。
 今まで知らなかった人ですが。盛り上げ上手ですよね、この人w

 開会式の演説、カッコ良かったな。
 閉会式の時は歓声が凄すぎて、困り顔してたんは面白かったす。後、ゲジ眉w

 ゲッペルスの言葉を借りるなら、

 「願わくば、我々の熱情の炎が永遠に燃え続けんことを」

 ヒトラーの言葉を借りるなら、

 「生きたいと望む者は存分に戦うがいい。この世で永遠の闘争を望まぬ者に生きる資格などない」

 そもそもヒトラーが政権を取れたのはWWⅠのドイツに対する法外な賠償から。
 ヒトラーはドイツの怒りの象徴でもあり、傾いたドイツ経済を立て直した優秀な政治家でもあった。

 善悪は国や時代によってコロコロと移り変わる。
 「正義」という言葉がいかに信用できないか。

 ヒトラー死後の世界を見てもそれを感じる。
 皆やってることは同じだと思う。五大国が切り分けてるというだけで。

 虐殺なら後のスターリンや毛沢東もよっぽど悪どい。
 ノーベル平和賞を取ったオバマとてシリアの混乱を招いた張本人。

 ユダヤ人差別なら、当時の欧米のトレンドでした。
 ユダヤ人に味方したのぶっちゃけ日本だけなんじゃないの?

 ヒトラーが全部背負ってくれたおかげで、内心ホッとしたんじゃなかろうかw

 勝者が正義となる世界。世の中、中二病なんすよねw

 だとしたら、ヒトラーの悪とは、戦争に負けてしまったこと、ただ一つだけなんじゃないかな、と。

 ヒトラーの言ってることを腹の中で、誰が否定できるのか。

 それを痛感させられる。
 では、また。



SHOTについて、そのLa Casa Muda

2018-10-07 10:56:00 | POV・モキュメンタリー

 ウルグアイ産、POVホラー。
 1940年代、現地で起こった実際の事件が原作。

 カンヌなど、海外の映画祭にて高い評価を得、ハリウッドでリメイクもされた話題作。

 なかなか……面白かったですよ。
 ウルグアイってだけでも貴重だしな。

 アウトラストだとか、海外産ホラーゲームが興隆してますが、内容や雰囲気はそういうのに近いかも。   

 タイのゲームのアラヤみたい。
 異国感というか、そういうのが新鮮で良かったです。

 ただね、POVではないわなw
 そこはズコーって感じですけどねw

 パッケージにもガッツリ書いてあんのに。POV主観映像って。そこは詐欺ってくるよなw
 まぁ、24のような……とも書いてあるから、そっちの方が近いというか、正しいわな。

 実際、怖かったし。ワンカットワンシーン、その撮影手法が海外で受けたんかな。
 途中まで何が起きてるか分かんなくてね。すげーハラハラしましたよ。

 ただこれどう落とすんかなと気になってたんだけど、案の定、ラストが「?」って終わり方ではあります。
 何となく、あ~そういう事件だったのね、とは分かりますけど。もうちょいストーリーを練って欲しかったなと。

 途中、何であんなに怖がってたの? って話になっちゃいますから。
 ネタバレは厳禁ということで。自分の目で確かめてください。

 雰囲気を楽しむホラーですかね。
 上記の通り、海外産のホラゲが好きな人は楽しめると思います。

 では、また。



フッテージについて、そのSinister

2018-10-01 16:43:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 ヒット作に恵まれないノンフィクション作家が主人公。
 家の屋根裏で見つけた、古いフィルムに隠された秘密とは……

 エミリーローズと同じ監督。
 あんまり期待してなかったが、まあまあ面白かった。

 てか、あんまり期待してないって、俺いっつも言ってる気がw
 ホラー見る時「あまり期待しない」は鉄則やからw

 ラストの繋げ方が意外やった。
 なるほどそう来るかと。

 犯人が超常的な存在やから、在り来りな内容ではあるが。
 中盤に事件を捜査や推理するサスペンス要素もあって、そこをもうちょい広げてくれたら良かった。

 ホラーとしては中途半端さが否めん。
 ただ、まあまあなんだよなぁw 良い意味で特徴がない。逆に記憶に残るというw

 本国で人気なのか、未公開ながらデススパイラルという続編が作られているという。

 逆に気になるよねw
 いずれまたこのブログに再登場することでしょう。

 では、また。