とうとう術中に嵌まってしまいましたw 鬼滅の刃劇場版。意地でも見んとこうと思ったんですが。
やっぱアニメ全話見たら気になってしゃーない。我慢せんとあえて流行に乗ることもたまには必要ですよねw
まず映画館行ってびっくり。上映数。
朝昼晩レイトショーまで。10月公開でこの本数はヤバいな。
さすがに見る人はマバラだったけど……普通に「魔女見習いをさがして」の公開一週目の人数より多いというw
なんなんこれ。イラつきますね~w しかも、若い女性。お前ら魔女さがは見たんかよ?
本来、魔女さががターゲットしていた年代層、F1つーんすか。ごっそり持ってかれてんね~w
やっぱ影響あるんじゃん。みんな鬼滅に夢中だから魔女さが見ないんじゃ~ん。
でも、こういう風潮どうかと思うよ。鬼滅なんか見んと、もう一回おジャ魔女思い出してくれませんか?
鬼滅の劇場までの通路にテレビ置いて魔女さが流せばいいんだよ。通過儀礼みたいな感じでおジャ魔女見晒せバカヤロー!!
という愚痴は置いといてw
アニメ最終話の続き、列車に乗り込んだ所から映画がスタート。
こういう劇場版に続くよエンドは過去にも何作かあって、中には炎上に発展するパターンもありましたが。
鬼滅の場合、物語自体が終わったわけじゃないし。最終話の引きがとにかく良くて、導入や誘導が非常に上手い。
大人でもワクワクする終わり方で子供だったらそりゃウハウハでしょうよw
大ヒットするのも頷けますわ。ただ、これも何もかも、やはりまず第一に言うべきはufotableの技術力の賜物ということ。
通常アニメ同様、作画の美麗さ。魅了されます。戦闘シーンも劇場の大画面でめちゃくちゃ迫力ありました。
人を酔わせる、吸い込まれるような、もはや魔力染みた域に達してますねw
作画は本当に言うことなし。ええ、無しです。ええ……はい。
えっとですね、ただね、内容の方がね、ちょっとね……。
まず最初に一言、言わせてください。
え!? 煉獄さん死ぬの!?
魘夢がボスじゃないの!?
唐突!!w 全てが唐突すぎる!!w
エンドロールで煉獄さんの立ち絵が遺影みたいに流れてきてさ。
どうぞ泣いてくださいっていう、これ見よがしにお涙ちょうだいしてきやがってさ。
故人のこれまでの人生を振り返るみたいな、勝手に追悼イベントが始まっちゃってるんですけど~!?
そしたら、後ろの女の人がグズグズ泣き出すんすよ。
「おい!!」とw 思わず言っちゃいそうになったw
どこに泣く要素あんの? 「ちょっと待て!!」としか思わん。
煉獄さん、俺、あなたのこと何も知らない……。
映画見に行ったら、何故か他人の葬式に参加させられたでござる。
そうならそうと先に言えよバカ!! 無限列車編~煉獄死す~とかw
なんかで匂わせてもらわんと。突然テーマが変わって何を見せられてるのか全然分かんなかったんだけど。
てか、映画オリジナルの話かと思ったら、これって本当に漫画の続きなんだな。後で知ったわ。
漫画1~6巻がアニメ26話で、映画の内容が漫画7~8巻。
俺が勘違いしてたのは悪いし、漫画の方で何かしらのフォローがあんのかもしんないけどさ。それにしてもこの話の筋は酷い。
煉獄さん、嵐のように去ってた。
しかも急にアカザ戦が始まって、それで死んだって言われても……。
漫画からちゃんと見てる人は感慨深いものがあんのかもしんないけど、アニメ派はただただギョッとするだけよな。
映画として見ると、あんま良い評価はあげれないこれは。
とうとう懸念していた内容の稚拙さが露呈してきたか?
欠点はufotableの技術力で補うつもりだったんだろうが、さすがにちょっと構成を考えるべきだった。
これが通常アニメだったら文句言ってないと思う。漫画2巻、アニメなら5話分くらい?
それだったら普通に見れただろうけど、わざわざ劇場で見る価値があるのかどうなのか。通常枠でやったら?としか思わん。
ここは作品として列車バトルなのか、煉獄さんの死なのか、どっちか焦点を絞ってほしかった。
漫画の筋をなぞるだけだと編と編を繋ぎ合わせただけで、映画としての話の纏まりや特別感もあんまないんかな。
特に煉獄さんの死は取って付けたようなラスト30分、急にアカザが現れて殺されちゃうんで……せっかくの感動シーンが台無し。
原作愛だとか話の流れを追うのは良いけど、映画全体の見所や結末をもうちょい意識した方が良かったんちゃうんか?
まず煉獄さんのこと、全然知らないもんね。
ワンピースZみたいにさ、もうちょっとキャラの過去や回想に時間割かないと。
だから夢に侵入する敵キャラが出たわけで……てか、ジョジョのデス13……いや、もう言うまいw
もっと煉獄さんの夢シーンを多くしてキャラの説明を。生い立ちやら家族のこととかパーソナリティな部分、それを踏まえるからこそカタルシスに導かれて最後の死がより映えるってことじゃないすか。
かまぼこ組の夢は端折ってもいいくらい。炭次郎とか、敵の術中に嵌まらないのは分かり切ったことだし。
あるいは善猪は最初から連れてこないか。思い切ってがっつり煉炭の2人でやるで丁度良かったんじゃね?
俺としては炭カナやってほしかった。炭カナ炭カナ炭カナ炭カナ。あわよくば炭カナ隙あらば炭カナw
ヒロアカの緑茶といい、ジャンプの正カプって漫画で全然やってくんないんだよね。もっとアニメとかで補完してほしいんだよな~。まぁ、これは俺のただの欲望ですw
多分、善猪がいないと話が暗くなりすぎるってことなんだろうが。
そこはネズコとか竈門家、煉獄さんの弟とか、炭カナとか、キャラを駆使してギャグパートを遣り繰り出来たんちゃうの?
あのラストへ繋げたいなら、とにかく煉獄さんを主人公にして映画の主軸にするぐらいじゃないとダメだったと思うよ。
後、エンム戦とアカザ戦は合体させた方が良い。エンム戦→アカザ戦の流れだと単に話の段取りや順番を見させられてるだけで、上弦の強さの説明で終わってる。物語の情緒が全く感じられない。
エンムの上弦への昇級試験みたいな感じでさ。アカザはその監視官として付いて来てたとか。エンムとアカザはセットにしといた方が話も分かりやすいと思う。
アカザの登場の仕方もなんで夜明け前の危険な時間帯をウロチョロしてたのかそもそも謎やし、そっちの方が説得力あってより自然じゃない?
下弦は上弦を決闘でうんたらかんたらって話聞くと、あんま協力的な組織ではないんだろうが……だとしたら無惨アホじゃね?w
鬼殺隊と戦う気あるんか? ナメプじゃん。こういう無意味な設定にまで付き合う必要はないわ。臨機応変に、アニメオリジナルで多少改変はせんとの。
そんで、肝心の煉獄さんの死もちょっと過剰すぎた。
相変わらず花江さんの熱演は凄かったし、あそこは本当に引き込まれる名演だった。
とはいえ皆泣きすぎw 特に善猪やカラスまで泣くの意味分からん。
炭次郎は性格が性格だから良いとして、善猪は面識すらないやんw
そこは呆然とか唖然としてたらよりリアリティがあった。
他の柱がボロ泣きしてるとかなら分かるのにそれもないし。感動に持ち込むにしてもやってることがチグハグなんだよな。
後、戦い方ももうちょい工夫してほしかった。
機関車と客車を分断するとか。200人を守り抜いたって、派手に脱線事故起こしてるからなw
あれで死者ゼロはね。お館様の圧も酷いですが、俺は柱に八つ裂きにされたって構わない。俺は何度でも言う。
お館様、あんたの息子さん、めちゃくちゃな戦い方してんぞ!!w
長々言ったけど、これも何もかも、原作の描写不足に問題があるんだろうがね。
最後の煉獄さんの話は吾峠先生にこそ聞いてほしい。描いた本人が一番理解してないやろ。煉獄さんの想いを。
限界なのか分かんないけどさ。勝手に故郷に逃げ帰りやがってよ。
これこそ「逃げるな! 卑怯者!!」やん。
パクりだなんだ叩かれようが、吾峠先生はまだ責任を全うしたとは言えないと思う。
描けよ。鬼滅を責任持って完全な作品にしろよ。スピンオフでも何でも。引き延ばしが嫌とかわがまま言うなタコスケ。
あ~あ、なんかな。話題が話題を呼んで超大作になったは良いが。
こりゃ宣伝が勝ちすぎた部分あるのかな。
アベンジャーズみたいに。MCUってだけで駄作でも何百億稼げる時代。
ジャンプ作品というブランドとufotableの技術力。ufotable自体も言うて有名なスタジオだし。
まぁ、作品を宣伝して売るのは悪いことではないんだが。
宣伝は行き過ぎると詐欺になりかねんから。もっと言えば洗脳になりかねん。
正直これヤバい雰囲気だと思うわ。ガチで日本滅ぶんちゃうんか?w
言い過ぎかもだけど、精神性の退化とか劣化とか。色んな意味で日本って貧しくなったんじゃねーか。
とりあえず、この作品を盾にジブリやワンピースを煽ってた奴は恥を知った方が良いと思う。
では、また。