おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

ワールドトリガーについて、その2ndシーズン

2022-11-19 06:24:00 | アニメ

 ジャンプスクエア連載。葦原大介氏の人気コミックのアニメ化。
 1stが5年前か。意外に内容覚えてるもんだな。

 原作未読で追ってるアニメって初めてかもしれない。
 面白いんだよね、これがまた。東アニにしてはw

 葦原氏の持病さえなければ……確か坐骨神経痛だっけ?
 今頃ジャンプの看板になっててもおかしくなかったろうに。 

 まぁ、週刊は名誉だけど、同時に荷が重いしねw
 ゆったり描いてもらえれば、それでいい。


 ストーリーは、

 外界からの侵略者から地球を守る“BORDER”の活躍を描く作品。

 そんなとこですw アニメか漫画見てください! 面白いから!!

 少年少女が戦うというオーソドックスながら。
 聖闘士星矢みたく、血で血を洗うみたいな凄惨な闘いでもなく。

 かと言って、組織の派閥や世間の風当たり。現実的な世知辛さあり。
 バランスというか、SFやリアリティの配分が均等に取れてる。

 奇跡の作品と言って良い。だからこそ、惜しくもある。
 ワンピより全然、面白いと思うんが。まぁ、これ以上言うまい。


 で、2ndシーズンは『ガロプラ』『B級ランクマ』。
 二本立てでお送りします。


 まずはガロプラ戦。アフトクラトルに続いて外界からの侵攻。
 葦原氏はどこまで考えてんだろ。世界観の広さ。凄いわ。

 今回は那須隊とか太刀川さんとか。
 俺の好きなキャラ活躍するし。大満足。

 ランクマあってのネイバー戦。ネイバー戦あってのランクマ。
 内容が引き立て合って、とにかく面白い。

 ランクマでキャラを掘り下げ、ネイバー戦で世界を広げて。
 とにかくバランスですよ。シンプルで分かりやすく、奥深い。

 外界も外界で、それぞれ個性あり。キャラ覚えんのはムズいがw
 今後また出てくると思うと、それだけでワクワクする。

 いつもはギラギラなのに、共通の敵があるからこそ。
 だからこそ、またランクマが燃えるんすよね。


 続いて、B級ランクマ
 そういやヒュース捕まってたんすね。また燃える展開だ。

 まずは玉狛の成長を堪能。マジでこういうとこ少年漫画だよなw
 陳腐なんだけどストレートな作品、ホント最近ないからな。

 何気にこのランクマめっちゃ大好きw
 同じ職員で争ってるだけなんだが、足の引っ張り合いではないし。

 競争あっての活気というか。
 各々モチベーションやバックボーンあってこそだから。

 柿崎隊、今回めっちゃ好きになった。
 ヒーローじゃない、普通の人が戦ってる感じ。共感を呼ぶ。

 逆に香取隊は反面教師ってとこかw
 けっこう壮絶な過去なのに、やる気出さないあたりw

 まぁ、再登場。楽しみではある。
 多キャラ作品でここまで作るの、やっぱり凄い。

 生駒隊、楽しみにしてた。
 ヒロアカにちょっと登場してんだよね。関西チーム。

 こういうキャラやったんやねw 賑やかで良い。

 王子隊は……見た目通りw


 「12話かぁ」と最初思ったけど、内容詰まってんなぁ。
 やっぱり面白い。今のタイミングで見てて良かったわ。

 3rdシーズンあるし。皆さんも着いてきてください。
 このまま雪崩れ込むぞ!

 では、また。




MIU404について、その重点密行

2022-11-05 18:36:00 | ドラマ作品

 2019年。働き方改革により警察庁は刑事部所属『MIU』。
 既存の機動捜査隊を増設。第4機動捜査隊発足。

 配属された志摩は破天荒なバディ・伊吹事件の解決へ挑む。

 『亜人』見てから綾野剛熱が冷めやらず。
 評価が高いこの刑事ドラマを見ようと思ったら……

 クッソ~! 面白ぇ~!!

 冷める所か再燃すっわ~。ちくちょう。
 第1話の煽り運転編はまぁまぁ、面白い程度だけど。

 第2話で一気に引き込まれた。泣いちゃったよw
 「感電」が流れるタイミング良すぎ。惚れた!


 1話完結で見易いし、何より各話の完成度高い。
 相棒方式ですね。相棒みたいに重厚ではないけど、何よりポップ。

 時事を取り上げて、興味・共感を引きつつストーリーに絡める。
 単純にトレンドをポンと置くんじゃなしに昇華させる。凄い。


 特に第6話。一番好き。志摩の相棒殺し回
 思わず「脚本誰!?」って調べちゃったよw

 野木亜紀子さんかぁ。逃げ恥の脚本家。
 『アイアムアヒーロー』とか『図書館戦争』。俺の好きなのばかりw

 話の広げ方、キャラの繋げ方。上手い。面白い。
 「最悪になる前に止められるか」あるいは「スイッチ」

 ドラマのテーマに沿った内容かつ志摩の過去・内面を丁寧に纏め。
 話も二転三転。スイッチする。最後まで飽きさせない。

 単純なハッピーエンドとは違う。スカッとする終わり方。
 それでいて、しんみりと。ここでこの作品がしっかり確立した。


 次点で第8話。恩讐であったり、キリスト教で言うとこの受難
 かなり深いテーマ。それを暗くは見せず、MIU流を貫いてる。

 ここでも「最悪になる前に止められるか」
 第6話と変わって今度は伊吹回。このテーマは伊吹のセリフでもある。

 自分の言葉に締め付けられる。苦しめられる。その様たるや。
 ここは綾野さんの演技力も光った。見事な回。

 『不幸』という、誰しもに起こる不変のテーマでもある。
 この不幸に何の意味があるのか、人を許すべきか。

 視聴者に問いかける、考えさせる内容。
 

 ここまで良かったんだけどな~。問題は最終回。
 面白い作品だけに、シビアに行こうかな。悪い点は悪い点だから。

 つまらんとまでは言わんが、10話と11話。正直、微妙
 言うならラスボス戦。う~ん、いらんなぁ~。

 1話完結を貫いてほしかった。第6話か第8話が最終回で良かった。
 なんか特別なことをしようって意図が見えすぎた。

 どうせなら劇場版でやれば?
 シーズン2、3やって人気の地固め。その後やるなら、まぁ……。

 ラスボスの久住自体、あんま魅力的なキャラじゃないのがな。
 菅田将暉さんは別に悪くないんだが、とにかく久住というキャラ。

 ただ胸クソなだけだし、おまけにしつこいんだよね。
 ジョーカーの劣化版。MIUのライバルとしては力不足。

 10話に関しては内容的に面白くなかったし。
 ネットの反応って、あんな幼稚か?w

 『CRISIS』でもあったが、視聴者をバカにしてるよ……。
 TV側の主観。TV側からそう見えるんだろうね。驕り

 最後の最後、ドーナツEPの意趣返しが良かったくらい。
 てか、「感電」って良い曲。米津さんにホンマ助けられたな。

 相棒路線で行ってほしかったが、最後悪い方へスイッチしちゃった。
 まぁ、最悪ではないが。踏み止まっただけ良しとするか。

 
 終盤の微妙な出来のせいでお茶を濁された感じはあるよな。
 続編作ってほしいし、楽しみなんだが。

 まぁ、サクッと11話を気楽に見れる作品として。オススメです。
 では、また。




平家物語について、その「祇園精舎の鐘の声……

2022-11-01 03:43:00 | アニメ

 脚本に『ガルパン』の吉田玲子さん。
 監督に『劇場版けいおん』の山田尚子さん。

 ストーリーは、

 平家に父親を殺された主人公・びわ
 偶然にも平重盛に出会い、びわは憎しみを露にするが。

 同時に重盛の優しさにも触れ、二人は意気投合。
 びわは重盛に拾われ、平家一門と共に日々を穏やかに過ごす。

 しかし、清盛・重盛が亡くなり、平家に暗雲が立ち込める──

 フジはもうドラマなんか作らんとアニメに集中せい。
 まさに大河アニメ。12話で端的に。傑作やで。

 最初、びわはてっきり義経なんかなと思ったが。
 完全なオリキャラなんやね。そこは意表を突かれた。

 一応、出自は明かされたけど、何で不老なのかとか目の秘密。
 謎は残ったままなのが残念やが、概ね満足かな。

 サイドストーリーは大まかにやって、主旨は平家の人々の行く末。
 これを繊細にシンプルに描写。心に響いてくる。

 まあ、正直、歴史的な最後を知ってるだけに鬱なるw
 ハッピーエンド、にはならんわなそりゃ。

 せいぜい徳子が生き残ったくらいか……
 救いは、物語が後世に伝わってるということ。理解はしているが……

 重盛一家の穏やかな日々。
 法皇はカラオケ好きで、清盛は偉そうな頑固じじいで。

 何かが違えばと、そう願わずにはいられない。
 見る者を『祈り』に誘う。そんな物語。

  
 関係ないけど、やっぱ共感はできないよなぁ。
 逃げれば良かったのに。三種の神器も渡せば良かったのに。

 逃げることも戦いなのではと。追ってくるものだけ討てばいいのに。
 もし栄華を諦めてたら、命だけは助かったかもしれないのに。


 できれば、死んだ者が実は生き残っていたのだと。
 そういう者が出来るだけ多くいてくれたらいい。例え噂でも。

 平家の人間は地獄に落ちたかもしれない。だけど、救いはあった。
 びわは平家のために、天が遣わした使いなのかもしれない。

 俺はそう思う。そう祈る。
 800年前の思いは、800年後の人々の胸の中に。

 そして、これから先も。ずっと。

 では、また。