おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

空母いぶきについて、そのペガソス計画

2022-04-26 21:53:00 | 日本 戦争映画

 かわぐちかいじ氏の漫画を実写化。

 まぁ、案の定、レビューは地獄のように叩かれてますがw

 動く護衛艦、戦闘シーンさえ良ければええわと思ったが……。
 そこら辺の及第点。最低限の見所は押さえてるかな。


 原作改変が酷いって話だが、確かに否めない。
 漫画の主旨は、日本VS中国の架空戦記。

 監督は「Fukushima50」の若松節朗さん。
 なんかガメラっぽいなと思ったら、脚本に伊藤和典さん!w

 両者ともかなりレビューで槍玉に上げられてるが……
 俺はそこまで悪くは感じないんだよな~。

 むしろ若松さん、かなりのおじいちゃんなのによう頑張ってたよw
 漫画原作とかやらなそうなのにね。映画全体にフレッシュさを感じた。

 伊藤さんもさすがはガメラ三部作の脚本家なだけある。
 自衛隊書かせてこの人の右に出るのいないでしょ。

 合間合間に入る出版社・コンビニはイラッと来たがな。
 単純に政府↔️自衛隊のピンボールで良いのに。

 まぁ、国内・国民の様子を映すのに必要なのは分かるが。
 いらんなぁ。日本人ってそういう下手じゃん。

 戦時下というのを長らく経験してないからリアリティがない。
 シンゴジラですら描いてないくらいだし、無理。

 こういう無駄なことするから叩かれるんだよ……
 戦闘シーンだけやって、マニア受けを目指すとか。

 VS中国は無理でもね。
 せめて、純粋な、普通の戦争映画にしてほしかったな。
 

 一応、かわぐち氏を無視してるわけはないはずだし。
 これでOKを出したなら、視聴者が文句言うこっちゃないが。

 改変はかわぐち氏だって嫌だろそりゃw
 それでも世に出すべきという判断。

 その判断は間違ってないと思う。
 大体さ、原作通りできないなんて分かり切ったことじゃんw

 漫画の内容見たら分かるっしょ?w
 分かってて文句言うなよ。大人の判断をしよやいw

 面白いつまんないは感想だから。各々言う権利がある。
 ただ、その理由が原作改変だというのなら、それは間違い。

 少なくとも改変について、俺はまあまあ納得したかな。
 原作通りできないなら実写化すんなよ……それはその通り!w


 てか今、びっくりだけど、映画の内容に近い情勢なってるじゃん。
 最近の北朝鮮のミサイル発射が多いのはロシアの扇動もあるだろう。

 小国だから戦争を仕掛けないなんて、そんな理屈はないよ。
 国と国がある限り、戦争は起き続ける。大も小もない。

 当時は、

 「東亜連邦なんて架空の小国が戦争? 馬鹿らしい!」

 でも、今となっては……

 現実なら、大国が小国を裏で糸引くってとこかね?
 偽装漁民も懸念されることですし。本当にそう遠くない未来

 映画では東亜連邦の単独犯。日本とのステゴロだったけど。
 中国や北朝鮮のように核を持っていない。この違い。

 ウクライナを見るに、国連などの機関は全く機能してないし。
 ある種の逆張りってやつかなこれはw

 現実はさらに過酷で悲惨な戦いになる。
 この映画を見て、はっきりと確信できた。
 
 かわぐち氏も、もしかしたらこういう未来を読んでたんかな?

 さすがに偶然かw

 ストーリーもある程度まで体裁が保たれてた。
 改変されながらも、かわぐち氏の作品の雰囲気は醸してたと思う。

 漫画やアニメには勝てませんが。
 そういうドキドキ感もそこそこある映画ですね。

 総合的に、俺自身は満足というか面白く感じたな。
 正直、この映画に関してはレビューは当てにならない。

 ぜひ、御自身で一見してほしい作品です。
 

 主演はお馴染み、西島秀俊さん。ただ今回は影が薄いw
 まぁ、主役は空母だからね。薄くて良いんです!w

 どちらかと言うと佐々木蔵之介さんの方が主演然としてるようなw
 艦内の緊張感をほぼ1人で演出してる。

 てか、佐々木さんって自衛隊顔だよねw
 かなり作品にマッチしてた。ナイスキャスティング。


 この作品は一方で、佐藤浩市さんの名声を落としたとも。
 安倍さんや潰瘍性大腸炎を揶揄した発言。

 安倍さん相手なら皮肉なんてどってことないでしょうけど。
 病気は良くない。そこは反省してほしい。

 インタビューの文章読むと、揚げ足取りなのは確か。
 でも、言葉に気を付けなきゃ。今の時代は特に。

 原作でも首相が吐くシーンあるし、そこまでの脚色ではない。 
 揶揄してるからと、別にふざけたり、やる気がない訳じゃないから。

 発言でケチはついたが。実際の演技は名演に入る部類かと。
 ここはさすが佐藤浩市さん。

 日本沈没の山本総理を彷彿とさせる。
 政治家のナヨっとした部分とか。役作りは完璧なんじゃないか?

 色々、センシティブな内容だからな。
 神経質になるのは仕方ないが。これを色眼鏡で見てほしくはないな。


 今の時代だからこそ見るべきかもしれない作品。
 この流れでジパングも実写化すればいいのにw

 多少改変されても見たい。
 この映画見てたら当時見てた時のワクワク感が蘇ってきた。

 まずこの映画より、ジパングを見てほしいっすよねw

 では、また。




ユダ&ブラックメシアについて、その裏切りの代償

2022-04-21 07:32:00 | ヒューマン
 
 1966年にマルコムX。1968年にキング牧師。
 アメリカの黒人民権運動を牽引してきた指導者が相次いで世を去る。

 そして、1970年代。
 次に登場したのが政治結社『ブラックパンサー』──。



 早速、今年一番の映画が出ました!!
 傑作です。いや~、面白かった。あっぱれ!

 社会問題がテーマで一見堅苦しそうでも、見たら2時間あっという間。
 国民の創生もそうでしたが、差別の作品って胸を打つな。感動した。

 監督がシャカキングとかいう。
 ふざけた名前だったから心配したけど取り越し苦労w

 ブラックパンサーは日本にも支部があったそうで。
 当時は相当の勢いだったんだな。

 それは、FBIに睨まれるほどの……

 フレッド・ハンプソンが抱いた壮大な理想。
 ウィリアム・オニールの心の葛藤。

 このせめぎあい。これが実話なんだからすげーよな。
 とにかくラストの衝撃ったらない。度肝抜かれたわ。

 これは見てもらわんと始まりません。
 今の時代だからこそ、見るべきだとも思う。

 もう多くは語りません。超オススメです。
 
 悪いことは言わん。とりあえず見て。

 では、また。



 バースオブネイション↓





 P.S.

 一つ気になったのが、映画のおまけ映像。
 監督や役者のインタビューなんだけど、そこで、

 誰1人として、オニールに言及していなかった。

 まぁ、そういう話題じゃなかっただけかもしれないが。
 かなりその部分に闇を感じた。

 なぜオニールは裏切ったのか。
 裏切りながら、戦い続けたのか。
 そして、最後に自殺してしまったのか。

 黒人はそこにこそ目を向けるべきなんじゃないか。
 それでこそ、真の民権や主権を手に入れることができるんじゃないか。

 ただの裏切り者と決め付けるんじゃなくね。
 コロナ禍でアジア人差別が蔓延して暴行事件もあったけど、その犯人は黒人が多いと聞く。

 白人も黒人もアジア人も同じ人間です。
 ただ、それぞれが心に、それぞれの闇を抱えてるだけで。
 


アウトポストについて、そのカムデシュの戦い

2022-04-15 00:29:00 | 中東映画
 
 『キャンプカスター』とはなんと不吉なw
 南軍の将軍。南北戦争で名を馳せたが、後のインディアン戦争で無謀な突撃をし戦死。

 そんな縁起の悪い基地にタリバンがやって来た。
 2009年10月3日に起きたカムデシュの戦いの映画化。

 もうほとんど中東版の「ハンバーガーヒル」でしたけどねw
 なんかアメリカって、何十年も同じ事繰り返してるだけなんだな。人類自体そういう生き物なんかもせんが。

 前半は戦場の過酷さを見せる。とりあえず大尉は死ぬw
 ちょっと間延びしてましたけど、戦闘に入ったらビシッと緊張感あって面白かったです。

 アウトポスト、前哨基地という意味。
 にしても、また酷い所に基地建てたもんやら。攻めてくださいと言ってるようなもの。

 これハンバーガーヒルでも言いましたが、一般兵の虚しさですね。
 ここに基地がある意味、誰も教えてくれない。

 でも、敵が攻めてくるから戦うしかない。
 そもそも殺し合いに意味など求めてはいけないのかもしれない。

 最後、味方の援軍が来てチャンチャンと。
 アメリカ映画お決まりのパターンですが、その先にある未来は……。

 後にアメリカ軍は撤退。
 必死こいて戦ったアフガニスタンは再びタリバンに支配されます。

 あれ? デジャヴ?

 アメリカ映画のテンプレも相まってか、より虚しさが募る。
 ループ映画でも見てるかのような拍子抜け。

 やっぱ、繰り返しじゃないの?w

 では、また。


 
 ハンバーガーヒル↓



魔女がいっぱいについて、そのネズミニナール

2022-04-09 00:04:00 | おジャ魔女
 
 ピロEKさんの記事を読んでから、ず~っと気になってた作品。
 おジャ魔女の原点の一つとも。やっと見ることができた。


 
 監督ロバート・ゼメキス。脚本・製作ギレルモ・デルトロ。
 スーパーデュオによる超大作。

 ……のハズだったのに。

 どうしてこうなった?w
 めちゃめちゃつまらんってわけでもないが……薄味だなぁ。

 これなら別に誰が製作でも変わらんのでは? 迫力不足、否めない。
 悪い意味でのアメリカナイズ。ハリウッド化になっちゃったな。

 ギレルモは最近どうしたねん。調子悪くない?
 プロデュースだけならまだしも、脚本まで書いてかなりの意気込みが逆に空回り?

 てか、最近の写真見てびっくり。ブクブクに太ってる!!
 健康面も心配になってきたわw

 「スケアリーストーリーズ」のペールレディじゃん。
 ギレルモお気に入りのキャラ。まさか自身も同じ姿に近づこうと!?w

 自分が監督した最新作「ナイトメア・アリー」は面白いらしいが。
 製作としても良い監督を引っ張ってきたり、手腕は良いのに。

 これじゃあゼメキス監督にも失礼だと思う。
 そもそもの作風も合ってなかったんじゃない?

 どうせならティム・バートン監督連れて来てよ。
 「チャーリーとチョコレート工場」の再来を狙ってたんだろうけど、その二番煎じにもなってないというw

 魔女の造形は好きだし、それを映像化する点なら成功してると思う。
 そこら辺、もっと物語に活かしてくれたら……。

 ただ、この作品のおかげでロアルド・ダールを知ることができた。
 それだけは感謝だな。

 正直、この映画自体あんまりなんですが。
 じゃあ、何でレビューしてるのかと言うと、この映画の原作小説が面白いからなんですね。

 ロアルド・ダールさんって知ってますか? 俺は初めて知りましたw
 イギリスの児童小説家。第二次大戦ではパイロットとして活躍しエジプトで墜落するも生還と、破天荒な経歴の持ち主。

 映画がこうなら「原作はどうなっとんねん」と勢いで買って読んだらハマったw
 面白い。宮崎駿さんもファンなんだとか。その理由も読んだら分かる。

 映画は削ぎすぎ。小説の方が作者の持ち味や雰囲気がそのままで良い。
 北欧にルーツを持つ作者ならではの暗さ怖さが濃く表現されてる。

 何よりネズミに変身して元に戻らないというw
 物語の定石を覆すショッキングな内容。

 これも作者の子供時代の思い出が反映された結果なんだろうね。
 おばあちゃんと一緒に死にたいとか、少年ならではの感情のような気がします。

 それに魔女がもっとグロいし馬鹿馬鹿しいのも最高w
 ネズミニナールの作り方とか。なんやねん望遠鏡の端っことか目覚まし時計ってw

 映画ももっと子供っぽくて良かったな。
 サクッと見れるのは良いが、スマート過ぎた。

 後、個人的に思ったのが魔女が悪者だというとこ。
 読んでてカルチャーショック。まぁ、言われてみれば魔女だし……

 狼が敵として表現されるように、魔女が怖い存在なのは当たり前で。
 悪い奴はやっつける。排除する。いかにも欧米的な考え方。

 これが日本へ輸入され「おジャ魔女」になったのが何とも感慨深い。
 悪者とまで行かずとも『魔女』という異物に遭遇した時に、人間がどういう反応を取るのか。

 おジャ魔女は如何にも日本的な考え方だと思う。
 まず他者と分かり合おうとする、折り合いであったり理解であったり。
 
 悪く言うなら、他者との衝突をなるべく避けたいという考え方。
 今の時代、それが段々と許されなくなってきてるとしても。

 日本に春風どれみという少女がいたこと。

 俺はすごく誇りに思う。
 ダールさんの作品を否定するわけじゃないし、これはこれはで充分面白いんだけど。

 俺はやっぱおジャ魔女が一番だなぁ。

 何の話をしている?w
 では、また。






ドントブリーズ2について、そのランボー

2022-04-03 12:35:00 | シリアス・サスペンス
 
 待った。待ってましたよ……!!

 もう5年ぶりですかね。
 あの『ドントブリーズ』の続編です!

 前作がスリラーとしてかなり完成度が高く、ジジイのしつこさも相まってか印象の強い作品でした。
 続編もすごい楽しみにしてて、やっと見ることができたんですが……

 まぁ、なんと言ったら良いのか (^^;

 ちょっと予想してたのと違ったなあ。感想に困る。
 予想斜め上も上。バリバリの変化球投げ込んできた。

 まぁ、ストーリーは王道ですけど。
 とりあえずジャンルは変えたってことね。スリラーからアクションへ。

 敵キャラが主人公へ。ランボーやターミネーター的な展開。
 ただし、正義の味方って訳じゃない。とりあえず出てくるキャラはほぼ悪人。

 良心は娘さんとお姉さんくらいか。
 お姉さんが速攻死んだのびっくりした。てっきり最後はあのお姉さんが娘さんを引き取るのかと。

 あのお姉さん死んだ時点でハッピーエンドないの確定してたな。
 レオン的な展開も追加でw

 てか、もうドントブリーズじゃねーじゃん。ジジイがバリバリ動いてんだから。
 もうどっちを応援したら良いのか分からん。分からんからこそ、謎の緊張感が生まれたw

 どっちも悪人だから、もう残るのは殺し合いしかないというね。
 この独特の気味悪さ。これは前作から引き継いでる良い所だな。とにかく飽きずには見れた。

 退屈はしなかったけど、続編はもう結構です!!
 一応おまけ映像で匂わせてたが、これ以上続けてもさらに迷走するだけだと思うし。

 良い引き際だったんじゃない? 最後、娘さんを助けて善行を為したってことで。
 もうゆっくり休んでください、オジイサン……

 振りじゃないぞ!w

 では、また。

 

 ドントブリーズ↓