おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

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エレベーターゲームについて、その肝試し街の悪夢

2024-11-06 05:59:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 アメリカで有名な都市伝説をテーマにした作品。
 日本でも「異世界エレベーター」という、ほぼ一緒の話がありますが関係は不明。

 ストーリーは、

 まず10階以上あるビルのエレベーターに乗る。
 4階へ上がり2階へ下がりといったエレベーターの昇降を繰り返すおまじないをすると異世界に繋がるよという都市伝説。

 その都市伝説を試すことになった学生が怖い目に会うお話。

 予告でけっこう面白そうだなと思って期待して見たんですが、ウ~ン、惜しい!w
 ギリ佳作に届かない感じ。もうちょい何とか出来たやろってのが正直な感想。でも、まぁ、及第点すかね。

 5階の女という化け物が出るんですが、その造形は良かった。
 後、けっこうグロい。血飛沫ブシャーとか、5階女は殺し方がアグレッシブで、そこは好印象。

 ただ、この女、エレベーターで事故死した怨霊ということで。
 異世界を生み出すほどの力はどこから? 境遇と能力があんま比例してないような。

 異世界設定も既視感。『地下に潜む怪人』の赤い世界やないかい。世界線一緒なんか?
 同じ異世界でも『きさらぎ駅』とかの方が、もうちょい気味悪くできてたと思う。

 その異世界には連れ去られた人々が住んでて〜とか、もっと凝った展開なら良かったのに。
 見れなくはないけど、奇抜さとか目新しさはなかった。特徴のない作品。

 もうちょい高いレベルの面白さを期待したんだがな。
 残念だけど、まあ、そこそこ楽しめたんで良しとしましょうw
 
 では、また。



エクソシストについて、その信じる者

2024-10-05 09:17:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 ホラー映画の金字塔『エクソシスト』。
 1973年公開の第一作に繋がる正統続編。シリーズとしてはエクソシストビギニング以来20年ぶりの完全新作。

 一応、正統続編はエクソシスト2もエクソシスト3もあるんですが。正統続編乱立w
 一目見ただけで分かる地雷臭w まぁ、評価自体は可もなく不可もなくらしい。

 興収も黒字化。ただ、製作元がワーナーからユニバーサルへ移行。
 ユニバーサルはワーナーからエクソシストの権利を4億ドルで買い上げ。

 作品自体は悪い出来ではないものの、権利買収の負債が尾を引き、これからの続編製作やシリーズ化が危ぶまれてる。
 この『信じる者』も本来は3部作になる予定が続編の製作中止。新たにまた別のシリーズを立ち上げるんだとか。

 ターミネーターで言うとこの『ジェネシス』みたいなもんか。俺は結構ジェネシス好きだけどw
 シリーズからの取り残しが確定の本作。何だかその時点で愛着や哀愁を感じる。

 ストーリーは、

 写真家のビクターは、出産間近の妻ソレーヌを連れ、旅行先のハイチで過ごしていた。
 しかし、時は2010年1月。死者30万人以上の未曾有の大災害、ハイチ地震発生。

 地震の最中、ソレーヌは重傷を負う。
 現場の医師は、母親か胎児、どちらかしか救うことが出来ないとビクターへ宣告する。

 それから13年後。
 ビクターは娘のアンジェラと共に穏やかな日々を送っていたが……


 まぁ、総評としてはそこそこかな。中の下。
 普通の作品。普通の悪魔祓いの映画。

 マジで言う事ない。陳腐で安易。
 失敗が許されない一大企画で慎重に作りましたっていうのだけ伝わりましたw

 中盤まで「あ、面白くなりそう」って盛り上がってはいたが。
 肝心の悪魔祓いがね。微妙だなあ。

 とにかくエクソシストの続編である意味、現代にリブートした意味が見てて分からない。
 エクソシストに共通してるの悪魔祓いとマクニール親子が出るくらいだから。

 神父の首が捩じ折れる不審死事件が起きたのに、誰も追及されてないし。
 もっと警察や病院を関わらせて、悪魔祓いを現代視点で照らし合わせる描写が欲しかった。

 なし崩しに悪魔祓いが始まっていつの間にか終わった。
 てっきりハイチで受けた祈祷が伏線になって、もっと凝った展開を期待したんだが。

 エクソシストって看板を借りて客寄せしたかっただけなんかね? シリーズの出直しもやむなし。
 次の作品が面白くなるのか、これ見てる限りは望み薄かね

 では、また。



ノセボについて、その幸運の靴

2024-08-31 11:48:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 ファッションデザイナーとして働くクリスティーン。
 夫と娘、家族と仕事に恵まれ幸せに過ごしていたが、ある日、クリスティーンは悪夢にうなされる。

 悪夢を見てからクリスティーンは原因不明の体調不良に悩まされる。
 そこへダイアナと名乗るハウスキーパーが突如訪れ……

 
 フィネガン監督2作目。
 今作は謎の病気と謎の女と。

 フィネガン作品はコンセプトの分かりやすさが良い。
 映画の見始め、一気に作品の中へ入り込める。余計な設定がなくて集中しやすい。

 まぁ、今作はちょっと序盤、話長いが。
 ただ、ダイアナの目的。ダイアナとクリスティーン。フィリピンとアイルランド。

 2人の対比、交差。話の引きは格別。
 ラストがとにかく気になる。過程の描き方が本当に絶妙。

 ダイアナはフィリピンの魔女である『オンゴ』と分かり。
 クリスティーンはその祈祷にのめり込んでいく。

 映画の題名である『ノセボ』はプラセボ効果の逆。
 プラセボ効果は塩や砂糖を薬として飲むと病気が治る思い込みの作用ですが、逆にノセボ効果は思い込みにより病気になってしまう作用のこと。

 徐々にクリスティーンとその家族を包む暗雲。
 不安を助長させるタイトルです。

 前作の『ビバリウム』を見るに、今作はどういう結末に至るのか非常に気になりましたが。
 今作は意外にシンプルでしたw 復讐ね。そう行き着く訳か。

 今回は伏線やら大分回収出来てたし、よく出来た話。
 それはそれでイマイチだけどw 完成されたはされたで何かな。

 めちゃくちゃワガママ言うてんのは承知だが。
 胸を突くような展開ではなかったかな。

 ただ、どんどん導かれるような。
 話のスムーズさ。何より観客を引き付ける、映画に力を持たせる技量。
 
 これからフィネガン作はどんどん追いたいと思う。次作も楽しみ。
 では、また。



トークトゥミーについて、その入るを許す

2024-06-25 09:44:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 雨穴さんが原作となった映画『変な家』とか。
 Youtuberが役者をしたり、最近はYoutuberの他分野への進出が多くなってますが。

 それは海外も同じようで、《RackaRacka》登録者700万人のチャンネル。
 フィリッポウ兄弟という双子のYoutuberが監督をしたオーストラリア産のホラー映画。

 偏見で悪いけど地雷臭プンプンw
 普通なら見ない。でも、どうしても気になりすぎて。地雷覚悟で見てみました。

 ストーリーは、

 若者の間で流行っている”憑依チャレンジ“。
 剥製の手と握手をし自身の体に霊魂を憑依させるという遊び。

 出回っている動画を見て、興味本位でその憑依チャレンジが催されているパーティーに参加したミアとジェイドだったが……。

 
 監督がYoutuberで無論素人ですが、製作は大手であるA24。
 どういう経緯の抜擢かはよく分かりませんし、兄弟の手腕も実際のとこ分かりませんが、とりあえずこの作品は面白かったですね。

 意外とと言ったら失礼だが、ヌルい作品ではなかった。
 ウィジャボード的な遊び、剥製の手や90秒とルールのよく分からなさ。設定は軽いけど、中身は詰まってる。

 見どころは主人公ミアのどうしようもなさかな。
 最近の作品って観客を苛つかせないようにか、主人公がしっかりしてる奴多いじゃないすか。

 昔のホラー映画とか、主人公がもっと馬鹿だったでしょ?w
 行くな言うとこ行ったり、やるな言うことやったり。まぁ、そうじゃなきゃ話が進まないからね〜。

 ただ、この作品に関しては単純にミアが馬鹿って訳じゃなく。
 ミアは高校生で母親が自殺して父親と疎遠になったり、未成年の繊細な部分を憑依チャレンジという設定に乗せてる。
  
 判断が未熟で、悪い方へ行ってると分かってるのに止まれない。ドツボへハマっていく。
 後にそれが取り返しのつかない失敗。破滅へと繋がっていく。

 怖くないはないけど、ホラーとして話がよく出来てました。
 主人公にしっかり罰が下り、容赦ないとこも良い。

 無駄のないスマートでキレのある映画。
 改めて面白かったです。感服いたしました。
 
 では、また。



ディープハウスについて、その永遠の眠り

2024-06-14 04:43:00 | ホラー映画 悪魔・心霊

 引き続いてのバスティロモーリー作品。
 ストーリーは、

 世界中の廃墟を巡るYouTuberのカップル、ティナとベン。
 彼らの次なる目的地はフランス南西部にあるフレー湖。

 その湖底には、ダム建設で沈んだ屋敷があるというが……。


 POV形式、撮影されてる動画を見つつの展開。
 あんま評価高くないですが、面白かったです。怖いっすよね。

 POVのワチャワチャで何が起きてるのか分からんとこがあって、そこは欠点やが。
 POV好きだけど、今作に至ってはマイルス部分大きい。

 ただ話としての全体的な面白さは充分ある。
 話がトントンと進んで飽きなかった。

 ホラーとしてもパニックとしても微妙なラインだが、話の体裁はしっかり安定してて。
 サブスクで見る分には楽しめた。程よい作品と思う。

 今まで撮ったのと違う作品で、同じ監督とは思えません。
 屋敷女白魔人カンディと続けてみると新鮮でより面白いんじゃないでしょうか。

 では、また。