世に名高い「CUBE」を生み出したヴィンチェンゾナタリ監督作。
さすがはCUBEの監督さんなだけあって一風変わったホラー映画。
ホラーと言いつつ、実際カテゴリーは難しいんですが。SF? ダークファンタジー? ゲームのシナリオっぽい内容。
「インシディアス」みたい。最近はバシッと「これぞホラー!」って作品も中々ないんだけど。
設定がかなり奇抜で良かったです。まず主人公が幽霊という。
結局、オリビア家族以外は皆幽霊なんよね? 幽霊屋敷というテンプレにタイムリープや屋敷内の別世界。時間や次元の要素を加えた異色作。
ループやパラレルと聞くと伏線がどうたらとか、難しいそうですが初見の人にも優しい作りですね。意味深なのはラストくらい。
作り込みが甘いとも言えるw 設定の割には見応えはガクッと下がってる感じあるかな (^^;
謎解きや迷路ゲーム、それこそお化け屋敷みたいな話。
要所要所にヒントや答えが事前に用意されてて、ポンポンと物語が進む。
猿でも分かるは言い過ぎにしても、幼稚園児ぐらいには分かる程度にレベルが落とされてる。
もう頭を掻き毟って「ワーッ!」ってなるくらい、いっそ難解でも良かった気するな~。
監督の作品は「スプライス」以来久々に見ましたが、全く毛色の違う作品でそういうチャレンジ精神は買う。
CUBEの公式日本版が製作されたとのことで。そっちを楽しみにしつつ、この映画と一緒にナタリワールドをより堪能してみてはいかがでしょうか?
では、また。
インシディアス↓