おジャ魔女どれみと徒然

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ブレアウィッチについて、その一巡後の世界

2018-03-26 06:48:00 | POV・モキュメンタリー

 ブレアウィッチ正統続編。

 シリーズ第三作目ということで本来ならブレアウィッチ3となるはずですが、ブレアウィッチ2は森の生け贄になりましたとさw

 ただね~、案の定というか評価は低くて。
 今まで見るの後回しにしてた。

 正統続編と銘打っても何となく地雷臭は皆が共通して感じてるみたいで。
 それが如実に低評価として表れてるんじゃないかと。あんま期待してなかった。

 しかし、いざ見たら……めちゃんこ面白いやんけ~!!w

 なんなん低評価w
 フツーに怖い! 前作超えてるがな!!

 よくぞ作ってくれた。俺はこれが見たかったんだ。
 POVホラーというジャンルを確立させた先駆者としての自信を感じさせる作品。圧倒的です。

 単純に森に迷うこと自体が怖いってのもあるけど、今作の魔女はすげー張り切ってんw

 いい加減人間の相手も飽きたんですかね? 重い腰を上げたw
 前作の調子で見てたら痛い目見るな。

 最初こそレーンタリアカップルがワチャワチャしたけど、後半一気に来る。
 人形を通して相手の背骨をへし折るというバーキッツヴィルバックブリーカーがタリアを襲う!!w

 技が決まった後からは怒涛の展開。ついに魔女が姿を現す!!
 最初出てきた時は「日本昔ばなしEDの裸ん坊かな?w」とか思ったけど、追ってくると怖いな。

 小屋入ってからの恐怖感つったら半端ねえ。これ劇場で見てたら面白かったろうな~。後悔。
 前作同様、謎が残るエンディングではありますが見終わったらスッキリ。走り抜けた。

 つーか、一番の疑問は作品内のことじゃなく、「なんでこんな低評価が多いの?」ってこと。

 よ~し、お前ら覚悟しとけ。今から低評価してマウント取ることで優越感に浸る批評家(笑)な連中を論破するぞ~

 まず目立つ感想として、

 ①前作の焼き増し。何も新しいことやってない。
 ②1人視点じゃない。多視点でPOVの良さを殺してる。

 よしよし、この二つの指摘についてね……。
 グゥの音も出ません! 全部その通りです!!w

 最速の論破失敗w

 低評価にもそれなりの理がありますな。 
 20年も経ちゃPOVも浸透してきて如何な老舗ブレアウィッチも当たり障りのない作品になっちゃったかなって。

 グレイブエンカウンターズでもそうだけど多視点。
 カメラを持った人数分の視点で物語が進む。タリア以外は皆持ってたんかな? 今作だと5人視点。

 今やどこの作品もやってることだし新鮮味はないかね。
 しかも、言われて気づいたんだけどさ、こんだけ多いとはっきり言って普通の映画見てんのともう変わらないんだよな。

 普通の映画みたく色んなアングルで撮ってるのと変わらない。
 変わらない分、POVだと耳に付けたカメラだったり手カメラだったりで映像グラグラが目立つ。

 1人視点だからこそのメリットはあるんかな~って。
 悪い言い方をすると安普請を隠すイカサマと捉えられても仕方ない。

 俺はあんま気にならない方なんですが。
 物語に感情移入しちゃうタイプだから。

 一応、最後の最後はリサ視点だけになるんですが……。
 ただPOVは賛否両論あるジャンルだし嫌いな奴は本当に嫌ってるから、 言いたいことは理解できるんですよ。

 また前回の違いとして装備が新しくなったけど、その最たるドローンがあんま活躍せんかった。
 もうちょい森や魔女に対抗する所を見たかった。

 てか、こうして続編作ったの、新技術が出るのを待ってたってのもあんじゃないの? こんなもんなんかな?
 GPSもいいんですけどもっと危機感を持て!!

 相手が相手なんだし……。
 森の中なら神出鬼没、時間すら昼間を早送りで夜にしてしまう……メイドインヘブンかな?w

 とするとレーンの話ももっと見たかったよな。
 あいつが回収したテープってリサのでしょ? それを編集してサイトに載せた。

 ということは自分の死に様も映ってたと思われ。
 今流行りのループ物か。自分の未来を変えるためにってやつ。

 次作はそういう話になるんかな?

 もし本当に次作があるなら今度こそ人数揃えて平成最後の魔女狩りといきたいとこですがね。それだとプレデターになっちゃうかw

 最後の全滅エンドも変わらないし、ノコノコと森にやってきた連中が前作と同じ目に会う……。
 生き残りがいるとか一捻りあっても良かったかもしんない。

 とは言え作品としては十分面白いんすけど。
 結末が同じなのは前作見ましたか?って。また集まりませんか?って。製作者から同窓会のお便りが届いたみたいなw

 数多あるPOV作品の一つだと考えたら満足の出来。
 まぁ、ブレアウィッチは王様だから、もっと挑戦してほしいって思ったファンもいたんじゃないすかね。

 なんとなく次回作ありそうな気がするけど。 
 ホントに次回作が面白くなりそうな、そんな気がする。

 また20年後か~。
 招待状、お待ちしていますw

 では、また。



グレイブエンカウンターズについて、そのスーパーナチュラル

2018-03-20 04:54:00 | POV・モキュメンタリー

 精神病院とか悪魔崇拝とかお決まりのテーマではあったけど怖かったな。
 心霊番組を撮ってる体のフッテージPOV。

 キューブみたいなホラーよな。
 トンネルを抜けたら雪国でしたみたいな。扉を開いたら廊下が続いてたDEATH AWAITS!!

 正に超常現象。
 幽霊が出たり引っ込んだりするわけじゃなく絶望感を味わう。そこら辺意外ではありました。あ~そゆことか、と。

 夜が明けない外へ出れない終わりがない。
 一時間半と気軽に見れる長さの割にはそう感じさせない重厚感がありました。

 とんでも展開ですけど、まあまあリアルよりというか、見てて飽きない。

 なぜランスが鉄パイプを捨ててカメラに持ち変えたのかは謎ですけどw
 「ふざけやがって……」つって、カメラ回したら幽霊に返り討ちに合うというw あのシーンはちょっと笑った。

 賛否両論ある映画ですが、俺は見て面白いなと思いました。
 POVホラー好きな人にオススメです。

 では、また。



眉山について、その夢草会

2018-03-16 02:07:00 | 邦画

 眉山は徳島にある山の名前。
 徳島で暮らすお母さんと離れて暮らす娘。
 
 母の恋と娘の想い、過去と今が繋がる再会。親と子の物語。

 性懲りもなくまた不倫物なんだがな!!!!w

 昨今話題になってますが浮気とか不倫ってそう簡単に出来るもんなの?
 こっちの不倫は誘拐だの横領だの犯罪に繋がらないからまだ平和だが……

 個人の判断で避けれることだし何を開き直ってんねんとか、
 娘の頑な態度とか、ちょっとイラつきましたけど、

 まぁ、別れ方は未練のないさっぱりした感じで、それだけが良かった。

 八日目の蝉紙の月はドロドロだったからなw

 人を愛したり恋したりが止めようのない感情だとしても、
 やっぱ何処かで落とし所、踏み止まり、けじめをつけなきゃいけない場面が出てくると思う。

 そういう点でお龍は好感の持てるキャラだった。
 後半40分くらいは全部阿波おどりのシーンでその映像の美しさも圧巻でした。

 どう生きて死ぬか。
 生き方や死に様を前向きに捉えさせる映画です。

 では、また。



紙の月について、その天の御使い

2018-03-10 00:33:00 | 邦画 スリラー

 実際に起きた三和銀行オンライン詐欺事件をモデルとした作品。

 ま~た不倫かよ!!

 八日目の蝉と同じく逃げる女ということですが、
 原作者の角田光代さんは「お金を介在してしか恋愛できない能動的な女性」を描きたかった。

 と……いや~w

 ハッキリ言ってめっちゃ面白かった!!

 だけど、主人公がどんどん泥沼になってね。
 「おいおいおい……」とはなるんよw 見せる上手さがあればこそなんですが。

 ただ、どう見ても化け物なんだよな~。
 子供の時から親の財布から金スッて募金……救い難い。サイコやん。

 段々と欲望の箍が外れて道を踏み外していく様。
 回りも根っから悪い人間ばかりってわけじゃなかったのに。

 まぁ、誰しもがそういう一面を持ってるってことなんだろうさ。

 話はズレるけどクレカとかギャンブルとか、ガチャで数万溶かす奴。
 同じ匂いだよな。札束で作った偽物の幸せ、紙の月か。

 スゲーしっくりくる題名w

 自業自得だ。ローズやカートコバーンと一緒よ。
 何で皆そういう生き方に憧れちゃうんでしょうね。

 有無を言わせない迫力。
 だけど、儚い走馬灯のような生き方。

 自分には真似できないから、羨ましいのかもしれない。

 そんな映画。では、また。



八日目の蝉について、その七日目の蝉

2018-03-04 05:59:00 | 邦画 スリラー

 このブログにはコメント欄があるんですがね…
 なぜ。何故教えてくれなかったのか。

 どうして「八日目の蝉はもう見ましたか?」と。
 「八日目の蝉見てないでやんのw」と嘲笑っても構わない。

 何でもっと早く教えてくれなかったのか。
 俺は恨むぞ……この国に住む人間全てを!!w

 今まで見てなかったことを反省するほど名作でした。

 度肝抜かれましたよ。
 鳥肌立つシーンがたくさんあったな。

 人間関係の距離感とか温度差が絶妙。
 良い意味で目を覆いたくなるような……見ててすっげードキドキした。

 役者陣もそれぞれ良い仕事してて、
 特に小池栄子。あれは少し笑っちゃいましたがw

 コミュ障というか、あのオドオドとした感じは中々出せるもんじゃない。
 劇中の安藤は「だよね」ってよく口癖で言うんすけど、それ聞くたびに俺はラブライブの曜を思い出した……関係ない話ですw

 赤ちゃんの演技も凄かった。

 演技とはちょっと違いますけど、あんなに泣くもんなの赤ちゃんw
 火がついたような泣き方って本当にあるんだな。そりゃ途方に暮れますわ……あそこで物語にグッと引き込まれた。

 男女が、人間が、それぞれ持つ歪みとか傾斜とか。
 他人が理解できない痛みとか苦しみとか。

 でも、そこから生まれるほんの少しの喜びとか希望とか。垣間見える映画です。

 では、また。