おジャ魔女どれみと徒然

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幼な子われらに生まれについて、そのDEAR ETRANGER

2021-03-22 08:26:00 | 三島有紀子

 「Red」見た時はおいおいと思ったけど安心した。
 ちゃんと面白いの作れるじゃないすか~三島監督w

 まぁ、今回は原作にも助けられたかな。さすがは重松清さん。
 何作も実写化されるだけあって物語が整ってる。

 全体的に相性が良かった気する。
 重松作品ってどっちかと言うとリアリティより感性やドラマ重視だから。

 連れ子2人シンママと結婚する男なんて何よりのファンタジーじゃんw
 クドカン演じる沢田の方が共感できますよね。

 三島監督も重松さんと一緒でファンタジー作家ですから。

 「Red」は女性の本音ではあるんでしょうが事実を描いただけというか。
 「幼な子」は男の空想みたいな部分ありますけど映画としてはこっちの方が膨らみがある。

 三島監督はそういうの描く方が向いてると思う。

 役者陣も隙がない。子役も皆演技上手かったし。

 浅野忠信さん。これまた三島・重松ともに相性のいい配役だったと思う。
 ちょっと気の抜けた感じが非常に作風とマッチしてた。

 監督と原作、物語と演出。全て均等にバランスが取れた奇跡的な作品。
 でも、三島監督としては作り応えがなかったんかな? 「幼な子」の次が「Red」だもんね。

 俺としてはもっとこういうファンタジーを撮ってほしいんですけど。

 では、また。




ぶどうのなみだについて、その繕い裁つ人

2018-01-11 14:24:00 | 三島有紀子

 しあわせのパンに感動しちゃって三島監督作品を何本か見ましたよ。

 ただこの2本、あんま面白くなかったな~っていうw

 まずは「ぶどうのなみだ」。三島監督作第2弾。
 大泉洋×北海道という最強コンボを擁して、あんまパッとはしなかったかな。

 うーん、夢を絶たれた指揮者、少し捻くれた小難しい性格。
 大泉洋さんには合わない役柄だった。

 ヒロイン役もスコップ片手に頑張ってましたけど、正直、意味不。
 キスシーンとか絶対いらなかったし!!

 ロク役の染谷将太は好きなんだが。力を出し切れてない感じ。
 作品全体の影のある雰囲気といい、やりたいことは分かる。

 でも監督の持つ良さや世界観にはマッチしてなかった。

 人の失敗とか苦悩。共感できる部分はあったけど、もっと描き方があったんじゃないかな~
 まぁ、好きな人は好きなんじゃね? ただ俺はこういう作風を三島監督には求めてないぜw


 次、「繕い裁つ人」。第3弾。
 パン、ワインと来て服のお話。

 これこそズバリ好きな人は好きって感じかもしれん。

 服には人を変える力がある。

 良いものを作りたい職人の生き様や気風、
 そういう力強いメッセージがあると思うんですけど、展開は間延びしてて退屈だったかな~とw

 良く言えば静かな映画。波風立たず、その中で本当にゆっくりと主人公の時間が動き出す。
 見る人が見れば好きって言う人はいると思います。

 俺はあんま面白いとは思わんかったが。
 ただ自分で見て確かめてほしい映画ではある。ぶどうのなみだは別に見なくていいw

 しあわせのパンのインパクトが強かったかもせんな~。
 試行錯誤してる感じはあるし、監督として新しい挑戦をしたいってのも分かるんだがな……

 原点に立ち返ってほしい。

 では、また。



しあわせのパンについて、その月とマーニ

2018-01-05 02:50:00 | 三島有紀子

 三島由紀子すげぇ。

 伊達に三島由紀夫と一文字違いなだけのことはあるw 天才じゃったか……! 
地方を舞台にした作品は昨今腐るほどありますが、一番の作品だと思います。

 さすが大泉洋さん。北海道だと無双ですねw
 そして原田知世さんも……実写でまじまじと見るのはこれが初めてのような気がする。

 マジョアヴェニール役の声優として著名な声優ですがw
 すっきりと透明感のある演技。北海道の大自然によく合ってた。

 おジャ魔女の時とはイメージが違いますよね。
 おジャ魔女の時は少し退廃的な、重苦しい部分がありましたけど、そこは数百年を生きる魔女の精神的な部分。

 その魔女がたかが数十年しか生きられない人間との繋がりや人間界に居場所を求める、
 一種の矛盾を表してたんじゃないかなと俺は思うんですよね。

 ちゃんと演じ分けてんだな。役者ってすげぇ。
 魔女だけでなく人間も演じられるというw まぁ、それが本職なんでしょうけど。

 話が逸れました。演技だけでなくストーリーも面白かったです。
 夏から始まり春までの四季、水縞夫妻が営むパン屋で起こる四つのストーリー。見やすくて良いですよね。

 特に冬編の老夫婦の話が良かった。めっちゃ泣いちゃったよおいw
 この映画見て人生観が変わったとかいうレビューが多いけどその理由が分かる気がする。

 人の行く末というかさ……言葉では言い表し辛い。
 映画ではカンパニヨって、それが答えなんだろうけどもっと深い。切なさとか寂しさがあると思うんだよね。

 パンを分け合う。美味しい物を一緒に食べる。家族の原点。
 誰かを照らし、照らされている。童話的というか、見る人によってはわざとらしい演出かもしんないけど。

 こんな世界観ありえないじゃーんって。言いたい気持ちも分かる。
 それを敢えて受け入れろ!!w 別に感化されろとか生き方を変えろって訳じゃないんだから。

 2018年は初端、良い映画を見たな。
 今年も宜しくお願いします。

 では、また。