おジャ魔女どれみと徒然

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岸辺の旅について、その波の幅

2018-09-25 06:47:00 | 邦画

 「俺、死んだよ」。
 3年前に失踪した夫が、死んで帰ってきた。

 死者と生者が交わる、夫婦の旅のお話。


 なんか、不思議な映画やね。
 今年見た映画だと「しあわせのパン」以来の衝撃。面白い作品でした。

 物語としては「黄泉がえり」に近い。あんまツッコんじゃいけない感じw
 ニューヨークの幻的なの想像してたら全然違ったわ。

 幽霊の話なんですが、やっぱり『死者』と言う方が正しい。
 白玉パクーって食いますしねw 眠りもする。

 他人にも認識されるし、特にお坊さんと話しても気付かれないという。
 何ともまあ、独特の世界というか、日本的な死生観じゃないすかね。

 映画として凄く遊び心があると思います。
 もうちょいホラー要素を取り入れたら、さらに面白くなってたと思う。

 島影さんとこゾクッとしたからな。
 あーいうのもっと欲しかった。

 人と人の縁はどこから始まりどこで終わるのか。
 出会いと別れの延長上にある、未練や後悔。

 後ろ髪を引かれる想いもあれば、前に進みたいという願いもある。
 色んなものが詰まった作品です。

 では、また。