おジャ魔女どれみと徒然

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地下に潜む怪人について、そのAs above, so below

2019-11-27 06:56:00 | ホラー映画
考古学者スカーレットは自殺した父親の研究を引き継ぐ。
パリの錬金術師フラメルが生み出したとされる「賢者の石」を求め、ついにその所在を突き止める。

パリの地下に広がる墓地、カタコンベ。
探査に乗り出したスカーレット。その先に待つものとは……



よくレビューに「邦題が悪い」、そういうの書く人いるじゃないですか。
あれ嫌いなんすよね。あくまで評価は内容ですべきですし、俺自身、題名なんて別にどうでもよくね?と思う。

前書いたパニックマーケットみたいに、まぁ分からんでもないというか、そうそう内容から外れた邦題ってのもないからね。

ただ、この「地下に潜む怪人」。

邦題が悪い!!!!!!w

完全に詐欺だぜ……全然内容と関係ないやん!!
一応、怪人に該当しそうな登場人物はいるにはいるが、内容的違うと思うんよな、本質が。

映画史唯一と言っていいんじゃないか?
害を被ってるという点ではw

俺はこの作品、前から知ってたんだけど、題名で嫌煙してた部分あったからな。
正直、損してると思うよ。

他のレビューでも邦題についてばっかだし。
あくまで内容で点つけろよって話なんだがな、本来は。だけど、これは評価にも影響出るのは仕方ないかもせんな。

面白いだけにね。
多分、POV映画ではノロイ、ブレアウィッチ……の次くらい。俺の中では三指には入る傑作です。

多視点なのがマイナスかな。
だけど、まぁまぁ良いでしょう。この作品に関しては多視点だからこそ面白いってのもあるだろうしね。

それにしても邦題だよな。後にも先にもですよ。
原題は「As above, so below」。

意味は「上へ下へ」。もっと言えば「上にあるものは下にあるものの如く」。

元々はトリスメギストスつー人のエメラルドタブレットつー錬金術の秘伝書の一文らしい。


As above, so below. As within, so without.

上の如く、下も然り。内の如く、外も然り。


こう見てみると仕方ないというか、どうしようもなかったのかもせんが。
原題も翻訳も意味も由来も「なんのこっちゃ?」ってですからねw

見る人にとって、引っ掛かりになる部分は必要。
原題のままの方が当たり障りないのは確かですが、それだと見た目小難しそうで映画好きしか見なさそう。

世の中、フラッとTSUTAYA言って目に付いたの借りるライトな人がほとんど。
レビュー見て情報収集したり、ましてレビュー書いて邦題が悪いだのやんや言う人間の方が少数派でしょう。

安直でも分かりやすい題名がどうしても必要なんだろ。

それだったら「地下に潜む怪人」の方が見るんじゃないかね。

せめて錬金術に掛けた題名だったら良かったのにね。

「賢者の石」とかは? ハガレンで皆知ってるだろうし。
「フラメルの石」とか。フラメルはハリポタにも出てるから……

迷宮とか遺産、遺跡、うーん。
カタコンベに掛けるのも有りか? 死の帝国とか。

こう考えてると「地下に潜む怪人」で良いんじゃね?と思うw
この邦題考えた奴、天才だなw 87点!

では、また。

ドラゴンボールについて、その超ブロリー

2019-11-27 06:55:00 | アニメ
鳥山明自ら脚本か。そりゃ100億も行くわなw
神VS神や復活のFはラストがあんましやったが、今回はスッキリしてた。

決着つけて欲しかったけど。ちょっと消化不良というか。
でも、チライちゃんがかわいいから許す!!w

まぁ、物語はあんま関係ないかもせんな。要はバトルよ。これは迫力があった。劇場で見たら面白かったやろうな~。俺も見に生きゃ良かった。勿体ないことしたな。

とはいえ、話もないことはないからね。
バーダックとギネの絡み見れただけで満足。後はバトルのための前振りですからw

やっぱ長峰良いね。名監督やわ。
もう東映の作品は全部長峰でええ!!w

内容だけでなく、今回はプロモーションも工夫があるみたい。
今は亡き20世紀フォックスが協力ということで。でも、海外上映を早めるだけでこんな儲かるんやね。

邦画も最近は海外志向というか、ポテンシャルや気運も高い。
日本映画にとって良いモデルを提示できた。それ含めて意義のある映画だった。98点!!

では、また。



PS.

気になるのは続編の話だよな。
次は誰が出るのか。多分、昔のキャラの復刻にまたなると思うんやが。

フリーザの兄貴も残ってるし。物語的に出てきそうな気がする。
個人的にはタピオンが好きだから再登場あったら嬉しい。

何だかんだ楽しんでしまってるなw
トリコのアニメを打ちきりに追い込んだ憎き作品なんだがw

でも、面白いしね~。
何ならトリコ出してくれてもええやでw

アンフレンテッドについて、そのダークウェブ

2019-11-17 20:26:00 | ホラー映画
ネカフェの忘れ物。欲しかったノーパソ。持って帰って大ピンチ。
暇をもて余した、殺し屋達の、遊び。

物語をダイジェストでお送りしましたw
待ちに待ったアンフレンテッドの新作。堪能させてもらいました。

ちょっと前振りが長かったけど。前作のような画面を見ざるを得ない、逃げられない怖さもちょっと足らなかったかな。
為す術がない無力感も。前作とは別種の話。まぁ、前作は心霊で今作は殺し屋がテーマだから。

怖さというより、胸糞が勝つねw
途中までつまんなかったけど、最後まで見ると面白いというか。納得。

結局、掌の上でしかないという。物語の収束具合は綺麗に纏まってる。
現実的な怖さってことで間延びしちゃったけど、ラストは格別。

これは次作も期待できる。78点!!
今回から点数をつけていくw こんな高得点でいいんかねw

では、また。

64について、その昭和64年

2019-11-04 05:38:00 | 刑事・社会
1週間しかなかった昭和64年。そこで起きた少女誘拐殺人。
昭和天皇崩御に隠された、人々の悲劇とは……


映画版、ドラマ版どっちも見ましたけど、面白ぇ~w
やっぱ邦画凄いわ。どっちも面白いってのは凄いよな。両作品ともバランスが非常によく取れてる。二人三脚なんかってくらい。局違うから全く無関係のはずなんですが、阿吽の呼吸かなw


まず映画版。俺はこっちが一番好きですかね。
ストーリー上、舞台が昭和64年と平成14年を行ったり来たりなんすが、映画版は64年の方に比重を置いてる感じ。

前後編の映画はホントはあんま好きじゃないんですが、全4時間の作品として見たらテンポ良く作られてる。
前後編の分け方切り方も丁度良い所だったし。まぁ、劇場で見ようとは思わないけどw

『それじゃあ普通のドラマと変わんないじゃん』

『むしろ本当のドラマと違って尺が短いし、完成度とか話も駆け足になってんじゃないの?』

っと……電波に乗ったどなたかからのご質問を俺が脳内受信してしまったわけなんですが……
ズバリその通りです! ぐぅの音も出ません!w

評価も正直良くないすからねw ただ俺が見た限り、話がサクサク進んで面白かったですけど。
物語はともかくキャストの方は問題かもしれん。上手い下手ではなく、ちょっと豪華すぎた。ここまでやるとやり過ぎだったな。

あの人も出てるこの人も出てるだと、目が散っちゃうから。
特に佐藤浩市は大暴れですよw 独壇場だったよね。そこら辺、鼻についた人はいたかもしれんな。

俺は佐藤浩市好きですけどね。映画ドラマ通して、一番三上っぽいのは佐藤版だったと思います。
「動く三上」ってのが一つテーマにあったらしいから、主役としてその役割はしっかり果たしてたと思う。牽引力躍動感、違います。


次はドラマ版。ピエール、新井という名だたる犯罪者を輩出してしまった、今となってはアウトレイジ並みの問題作ですがw
ただ間違いなく傑作ではある。これにはN国も脱帽ですよ。ドラマ64は受信料払う価値がある。玄関にシール貼ってもいいくらい。下記にご連絡くださいって立花さんの連絡先書いてあるらしいけど、俺の番号も載せようか?w

こんこんとドラマ64について語ったるわ、NHKの集金人に。
涙流しながら帰るかも分からんぞw 新しい撃退方法w

N国支持者には悪いが、NHKのドラマは完成度高いからなぁ。八日目の蝉も良かった。あれも映画とセットで面白いよな。
良くも悪くも強権的な受信料支払いがあるからこそじゃないか?

とは言っても64はけっこうリーズナブルだと思うけど。別に大規模なロケもないし、キャストは誰?って奴ばっかだからねw
大物と言えば柴田恭兵くらい。でも、全然目立ってないというか、良い意味でよw これ位の配分が丁度良いわ。「この車両は今、64を捜査している」うーん、痺れるなぁ!!

ピエール瀧は「昭和っぽい厳つい顔」って点でキャスティングされたらしい。
この人がまた良い味出してんだよな。「俺を刑事に戻すな」は名言や。この人が演じる三上じゃないと出ない言葉。

佐藤版は最後、力が抜けて、憑き物が落ちたというか。自分の役割は終わったって感じで、父親として新たな一歩を踏み出す。
ピエール版は事件を解決しても気を抜かない。あくまで徹する。広報官としての居場所を見つけたってのもあるんでしょうが、このガンとして譲らない信念というか、厳つい昭和の男なんですね。エンディングがビシッと決まる感じ凄いぞ。

いだてん全然見てねぇけど、もし逮捕されずにあのまま出続けたら、低視聴率だのの評価はガラリと変わってたと思う。それぐらいの力はあった。

キャストは昭和っぽいのに、ストーリーは現代、平成寄りなんですね。
そのアンバランスさが互いを引き立てる感じ。昭和に取り残されながら、平成を生きるしかない感じ。悲しさもあれど、時は待たないし選択は限られてる訳で。常にその時を生きるしかない。素晴らしいに尽きる。

後、ストーリーも原作準拠ってこと映画では分からなかった部分がちゃんと語られてましたね。
娘が醜形恐怖症だったり、何で少女の名前を頑なに公表しなかったのかとか。

これは映画版の甘えよねw ドラマは先に放送されたし、何より原作小説が売れてるから。
まぁ、皆知ってるし端折ってもいいっしょ!みたいなw

多少の端折りは仕方ないとはいえ、原作の魅力を損う危険もあるわけやから。ここは映画版のマイナスポイントよな。
とはいえ、昭和平成の両面を考えたら優れた作品。若干、映画版の後付け感は拭えないがw

まぁ、良しとしましょう。
久々に重厚で良い作品を見ました。今や時代は昭和から平成、そして令和へ。平成を代表する傑作です。

では、また。