おジャ魔女どれみと徒然

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知りすぎていた男について、そのケセラセラ

2022-06-23 13:13:00 | シリアス・サスペンス

 「鳥」「サイコ」「裏窓」以来。久々のヒッチコック作品。
 やっぱ面白いっす。さすがは歴史に名を残す巨匠。

 スリラーのイメージしかなかったけど、今回は本格サスペンス。

 ストーリーは、

 モロッコへ旅行に来たマッケンナ親子。
 そこで知り合ったベルナールという商人。

 しかし、観光中に突如ベルナールが殺されてしまう。
 死に際に「アンブローズチャペル」という謎の言葉を残して。

 そして、時を同じくしてマッケンナの息子ハンクが誘拐されてしまう。


 息子を取り返すために夫婦が奮闘しますよってお話。
 昔の映画って意外に小難しくないっすよね。ストレート。

 これが現代作品ならMI6だの外務省だの特殊部隊だのが入り乱れ。
 あれよあれよのシリアス活劇になるところなんでしょうが。

 ヒッチコック監督はそんなことしません!w

 あくまで適量。薄味なのではなく。
 親子が主人公。知恵と勇気。具材と味付けを心得てる。

 ほうれん草のお浸しにソースかけて食う奴がいるか?
 砂糖、塩、醤油。それだけでご飯が進むというもの。

 何を言ってんだ俺はw

 最後のピアノは圧巻。まさに物語の集大成。
 フィナーレに相応しい。オーケストラがごとく。

 昔の映画って劇っぽい感じがありますよね。
 なんか観衆が間近で、ナマで見てるのを意識してるような。

 尻上がりに物語が加熱。その熱量をヒシヒシと感じるんよね。
 スクリーンで間接的に見てるのとは一味違う。

 今度こそ本当に何言ってんだ俺w
 やれやれ、懐古厨w

 では、また。
 



恋はデジャ・ブについて、そのGroundhog Day

2022-06-17 17:29:00 | ラブストーリー

 各所で評価が高いループ物。
 王道的な展開で面白かったです。

 ストーリーは、

 天気予報士のフィル。毎年仕事で中継へ行っている田舎町のお祭り。
 天候不良で帰れなくなり、仕方なく1泊すると2月2日朝6時。

 2月2日朝6時、2月2日朝6時、2月2日朝6時。
 何度起きても同じ日を繰り返してしまう──。

   
 まぁ、特別捻りみたいのはないすかね。
 今の時代なら考察とか、そういう小難しい話になるんでしょうが。

 理屈抜き、ストレート。昔はこういう作品が多かったんでしょうね。
 今やるとしたら幼稚だって叩かれる。良い時代だったんだな昔って。

 最後のオークションとか、最高に痛快だった。
 燃える展開。エンディングへ向け、右肩上がりに面白い。

 てか、リアルに何日間くらいループしてんでしょうねw
 下手したら何年? あのピアノの腕から察するに。

 アメリカンは結局、楽しんじゃうから凄いわ。国民性の違い。
 日本でループ物だと、龍騎やまどマギとか。シリアス多し。

 どっちが優れてる訳ではないが。俺はこういう作品の方が好きかも。
 リアルやシリアスって現実でも体感できるしね。

 しんどいことだらけじゃん、現実なんてw
 せめて物語くらい、何も考える必要ない穏やかな話にしてくれって。

 笑わずに見れる人いるんでしょうかね?
 嘲りではなく、心から楽しませてもらった。

 映画って、本来そういうもんでしょ?
 では、また。




サカサマのパテマについて、そのWe are alive.

2022-06-11 17:24:00 | アニメ

 ピロEKさんの記事を読んでからずっと頭から離れなかったアニメ映画。
 「親方! 空から女の子が!」なボーイミーツガール作品。

 一時期「アップサイドダウン」って映画のパクりで話題になったとか。
 そっちは見てないからパクり云々は分からんが。

 見た限りどこをどうパクったんだという、かなり奇抜な作品でしたw
 監督の吉浦康裕さんも個性的な方らしいし。それを反映してるんかな。

 ストーリーは……なんと言ったら良いのか。

 重力からエネルギーを生み出す実験の失敗により崩壊した世界。

 この設定だけかな?w
 俺もまだ分かってないんですが。

 良くも悪くも、この設定の曖昧さやよく分かんなさが魅力というか。
 多分、まだ語られてない部分も多いと思う。

 実際、この続きが面白そうってとこで終わっちゃったw
 こっから「パテマとエイジの冒険が始まるのに!」ってとこでね~。

 う~ん、パテマ2に持ち越しですか。
 もう8年前の作品だから望み薄ですが (^^;

 俺は待ちたいと思います。
 ラピュタとはまた一味違う、煌びやかなSFファンタジー。

 おすすめです。
 では、また。




マリグナントについて、その狂暴な悪夢

2022-06-05 12:27:00 | ジェームズワン

 ジェームズワン監督の最新作。

 面白い!! 面白い!! 面白い!!

 クッソ~。

 ジェームズワンの映画にこんな高評価つけたくないが。
 つけざるを得ない。傑作どす。

 SFホラー? アクションホラーってとこ。
 どうせ「ライトオフ」の焼き増しと思ってたら意表を突かれたな。

 ストーリーは、

 粗暴な夫と暮らしながら子供の出産を楽しみにしているマディソン。
 しかし、夫が突如何者かに殺害され自身もそのショックで流産。

 失意の中、マディソンは妹の助けもあり生活を取り戻していく。
 だが、その日から知らない他人が殺される幻覚を見るようになる。

 それも、自分の夫を殺した『何者』かが人を殺す幻を。
 『何者』の正体とは一体……?


 こいつちゃんと実体あるんだと思ったらそこの謎解きもしてくれる。
 刑事は優秀だし、妹も良い奴でストレスフリー。スタイリッシュ。

 ジェームズワンが「原点回帰、今までにないホラー」と言ってたが。

 いつものジェームズワンですw

 なんかブラックジャックで似た話あったが、もういい。
 今までの映画の反省というかブラッシュアップをしてる。

 そんでいて品質保持。安心安全ホラー供給会社ジェームズワン印w
 できれば、その意欲を「死霊館」へ全力注いでほしいが……。

 ジェームズワンの悪い所は飽きが早いとこ。趣向もその時々だし。
 良作を生み出し続けてるから、手腕を批判できんとはいえ……

 またジェームズワンが監督した死霊館見たい。
 この映画の面白さで、改めてそう思った。

 何の話をしているw
 では、また。