「鳥」「サイコ」「裏窓」以来。久々のヒッチコック作品。
やっぱ面白いっす。さすがは歴史に名を残す巨匠。
スリラーのイメージしかなかったけど、今回は本格サスペンス。
ストーリーは、
モロッコへ旅行に来たマッケンナ親子。
そこで知り合ったベルナールという商人。
しかし、観光中に突如ベルナールが殺されてしまう。
死に際に「アンブローズチャペル」という謎の言葉を残して。
そして、時を同じくしてマッケンナの息子ハンクが誘拐されてしまう。
息子を取り返すために夫婦が奮闘しますよってお話。
昔の映画って意外に小難しくないっすよね。ストレート。
これが現代作品ならMI6だの外務省だの特殊部隊だのが入り乱れ。
あれよあれよのシリアス活劇になるところなんでしょうが。
ヒッチコック監督はそんなことしません!w
あくまで適量。薄味なのではなく。
親子が主人公。知恵と勇気。具材と味付けを心得てる。
ほうれん草のお浸しにソースかけて食う奴がいるか?
砂糖、塩、醤油。それだけでご飯が進むというもの。
最後のピアノは圧巻。まさに物語の集大成。
フィナーレに相応しい。オーケストラがごとく。
昔の映画って劇っぽい感じがありますよね。
なんか観衆が間近で、ナマで見てるのを意識してるような。
尻上がりに物語が加熱。その熱量をヒシヒシと感じるんよね。
スクリーンで間接的に見てるのとは一味違う。
今度こそ本当に何言ってんだ俺w
やれやれ、懐古厨w
では、また。