5年の服役を終え、刑務所を出所するビリー。行く宛がなく、とりあえず故郷へ帰ろうとひとまず実家へ電話する。ビリーは服役のことを言い出せず仕事をしていたと誤魔化し、咄嗟にフィアンセを連れて帰ると嘘をついてしまうが──。
なんか、ほっこりほのぼのとした映画w
見る前はもうちょい剣呑とした、最後は主人公が死んじゃったり、悲惨な展開、破滅が待ってる系かと思ったが。
全然そんなことないw ずっと暖かい世界。
監督・脚本・出演、ビンセントギャロ。見た目怖そうなのにムッチャ優しい話。意表を突かれた。
黒沢清監督と同じく、ギャロ監督も小津安二郎リスペクトとのことで。
固定カメラってのは同じやが、見せ方が独特でテーブルがクルッと回ったり、話以前に見てるだけで面白い。
話もストレスフリーで、ちょっと身構えてた分、びっくりしました。
まず出てくる奴、全員かわいいよなw 愛嬌がある。特にビリーレイラのカップル最高。
でも、レイラは何でビリーについてったんすかね? そこは終始謎だった。
逃げ出せるタイミングは沢山あったから意図してついてったんやろが。
ストックホルム症候群ってのもある。
レイラがおバカなんかお人好しなのか。考え方次第見る人次第で楽しみ方があると思う。
最後のビリーがめちゃめちゃかっこよかった。最高のラストでした。
まぁ、銃ぶっ放さないなんて本来当たり前じゃんって話やけど。
ヤンキーがちょっと良い事すると美化される現象。
それはそうなんだけど、人生の歩み方はそれぞれ違うし、その過程と結果が大事かなとは。
紆余曲折せんと見つからん物もある。
そして答えは意外にシンプルだったりする。
では、また。