おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

湯を沸かすほどの熱い愛について、その赤い煙

2020-08-23 10:46:00 | 邦画

 2017年日本アカデミー賞受賞。
 6冠かな? 総ナメも納得の作品。めちゃめちゃ面白い。

 ただこれも新聞記者とまではいかなくても問題作言われてるんよな。
 賛否両論分かれてる。

 主人公の双葉の行動に批判がかなり集中しとるよね。

 まぁ、ちょっと風刺的でもあるしな。
 社会問題を小バカにしてると思われても仕方ないのかも。

 ただ、これを死期が迫った母親の行動と取ると話が変わってくる。
 そりゃ死に物狂い、健常者とは覚悟が違うわな。

 俺も双葉が正しいとは思わんが。
 窓ガラス割ったりストレートな腹いせもあったしw

 でも、なんか許してやりたくなる愛嬌が双葉にはありますよねw

 これは宮沢りえの演技力の賜物なんでしょうが。
 レビューでカリカリ苛ついてる奴らは単純に心が狭いと思うよw

 てか、とにかく人に会いに行くしかないってことなんじゃないかね。
 双葉がやってるのってそれだけじゃん。

 物事に上手い解決法なんて、そう都合よくあるかい。
 そんなん考えてる暇あったら動かんかいっていうこと。

 鬼気と取るか、狂気と取るか。

 では、また。



 P.S.

 ちなみに末期ガンのくせに元気すぎね? 気付くの遅くね?ってツッコミを他レビューで見たけど、
 末期ガンって直前まで元気って人もたまにいるらしい。

 俺の親戚の叔母さんがそうだった。
 もう亡くなったんやけど、後で聞いた話だと双葉と同じステージ4の末期ガン。

 叔母さんも全く気付かんかったらしくて、入院しても普通に元気だったそう。
 それがある時、一気に衰弱が進んで逝ってしまったんやが。

 病状やら気力やらによって進行度は様々ってことじゃの。

 生き方や死に方も様々ということ。

 この映画で色々と倫理観を振りかざすレビューを書いてる奴が様々いたが、
 日本人はホント説教が好きなんやな……。



ピータールーについて、そのマンチェスターの悲劇

2020-08-16 07:41:00 | シリアス・サスペンス

 1815年、
 イギリスはウォータールーの戦いでフランス軍を撃破。ナポレオン戦争は終結する。

 しかし、先勝国イギリスに待ち受けていたのは平和や繁栄ではなく、貧困と停滞であった。

 それから4年後、

 政治改革を求める声は日に日に強まり、
 セントピーターズフィールドで大規模集会が開かれた。

 著名な演説家ヘンリーハントも参加し、6万人もの群衆が詰めかける。

 しかし、それを苦々しく見ていた政府の判事達は騎兵隊を召集。

 群衆が集う広場が包囲される。
 惨劇の始まり──



 イギリスってこういうドキュメンタリー映画とか作るの上手いよね。
 この前にSF核戦争後の未来って映画見たけど、あれも面白かった。

 説明と物語が丁寧に織り交ぜられててストーリー性、メッセージ性が高い作品。

 それにしてもこんな事件があったんやな。
 イギリスって戦争に勝つ度に損してる気がw

 初めて知ったけど、なんか既視感。
 今の時代もやってることは変わらんのかもな。

 香港やコロナ禍の今現在。
 無血革命なんて世の中にゃあり得んちゅーこっちゃ。

 というか、武器を持ってない民衆を政府は普通に攻撃する。
 大事なのは国民一人一人ではなく国全体のこと。国民が少々死のうが構わない。

 なんだかねー。

 では、また。




犬鳴村について、その筑紫ダム。

2020-08-08 20:00:00 | Jホラー

 所変わってこちらは清水崇監督。
 呪怨を生み出した巨匠だが、中田監督同様こちらも四苦八苦してる感じ。

 まぁ、でも、評判の割には面白かったですけどね。
 ちょっとテンプレが過ぎてたかもだが。前レビューした「来る」に近いもんがあるかな。

 ホラーというよりかは別の何か。
 ストーリーが良くできてるからつまんなくは全くないんだが。

 誰もホラーなんて怖がらなくなった今の世の中で、ホラー映画の価値とはという部分。

 清水監督も苦悩しとるとこなんやろ。
 それでも手応えがあったのか続編作るみたいッスね。樹海村、来年公開。

 犬鳴村はどストレートな怪談だったが、富士樹海とは……。
 なんか海外で似たような映画なかった?

 まぁ、ここは監督の手腕を信じましょう。
 では、また。



貞子について、その新シリーズ

2020-08-08 19:27:00 | Jホラー

 リング最新作。

 まぁ、どうやろなぁこれ。
 ホラー映画ではもうなくなっちゃったw

 中田秀夫が再び監督ということで。
 せめて高橋洋も帰ってきてくれたらねぇ。

 でも、やりたいことは分かったし続きも見たいとは思える。
 もう貞子で怖がる奴はいねぇだろうしなw 新しい路線が必要ということ。

 サスペンスとかミステリーよりってことなんかな。
 まぁ、原作のリングも元々厳密なホラーじゃなかったわけやけんね。

 らせんとか、正直意味分からんかったしw
 そういう意味では原点回帰と言えるんかな。

 これから見る人は気をつけてください。
 全然怖くないんでw

 では、また。



さびしんぼうについて、その別れの曲

2020-08-02 20:40:00 | 邦画

 大林宣彦監督が亡くなられたということで借りてみたら……
 めちゃくちゃ面白いなぁこの映画。

 映画って本当にええもんやなぁと心底感じるくらい、
 尾道三部作のトリを飾るに相応しい作品。

 黒澤明監督も参考にしていたそうで。

 物語の上手さというか構成の巧みさが見事。
 視聴者に優しい。すごい見やすく作られとるわ。

 ヒロインの富田靖子さんもかわいいすよね。
 オーバーオールが良い。仕草というか全部、もう、かわいいw

 原作は「なんだかへんて子」っていう絵本なんよね?
 原作の内容とは全く違うらしいが……よう思い付くなこんな話w

 時かけはアニメ化したけど、さびしんぼうもしてほしいよな。 
 これアニメにしても面白いと思う。というか続編が見たいw

 細田守さん、頼みますw

 では、また。