おジャ魔女どれみと徒然

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機動戦士ガンダムSEEDについて、そのFREEDOM

2024-11-24 13:13:00 | アニメ

 今年1月公開のガンダム映画。興行収入は50億を突破。歴代ガンダムの中では最高額なんだとか。
 2002年にSEED、04年にデスティニーがTVアニメ放送。今作は本編終了、その2年後を舞台にした後日談。

 21世紀最初のガンダムにしてファーストを意識した原点回帰作。
 人類は宇宙へ進出。その過程で生み出された、人間を宇宙環境へ耐え得るよう作られた新人類コーディネーター。

 地球と宇宙へ分かれた世界。
 それはやがて人間の憎悪を内包した戦争へと発展していく、といったお話。

 元々、2006年に劇場版が発表され、そこから製作中止と再開を繰り返し、ようやく公開に至った紆余曲折の作品。
 ファンとしてはまさに待望の映画。俺もガチファンではないですがTVアニメの方は見てました。

 劇場版の予定があったとは今まで全く知らんかったが、子供の時、学校の教室で友達と話してた作品が帰ってくるとは。
 なんか不思議な気持ち。多分、多くの人がそういう懐かしさを持っていたから、こんだけ大ヒットしたんやろね。

 ただ、評判はよろしくないというw レビューサイト見てびっくりしましたが。
 まぁ、SEED自体が元々、賛否両論あった作品やし。実際どんなもんか、ワクワクとヒヤヒヤしながらの鑑賞。
 
 まず総評から言うと、面白いやん?
 意外に面白いっすw 話がシンプルだし。2時間の映画ながらテンポも良い。

 シリーズを総括するお祭り映画として、完成された作品やと思う。
 まぁ、レビューに言われてるようなツッコミ所はもちろんあるんですが。

 『コードギアス』ってレビューに書かれてて、「は?」と思ったが、見たら意味がよう分かったw
 アコードという、コーディネーターの上位互換の存在が出て超能力を使う。

 後、『ギャグアニメ』ってレビューも。
 確かに後半は、アコードの超能力へ対抗するためとはいえ、空気的に悪ノリな感じ否めん。

 早足展開だったり安易な設定なんは、それはそうだし正しい。
 こう見ると、低評価批判も納得できる正論ばかりやと思う。

 でも、実感としては、そんな悪い印象は受けないんよね、なぜか。
 なぜかは分からないけど。やっぱりシリーズの集大成であるお祭りの雰囲気が色濃ったように感じる。

 批判は理解できる。でも、「言いっこなしでしょそれはw」っていう、そういうレベル。
 批判したい気持ちは分かるけど、そういうの虚しくない?って。

 好き嫌い分かれそうな作品で、あんま強く断言はし辛いんですが。
 TVアニメを見て楽しんだ記憶のある人はぜひ見るべき作品。もしレビューを見て敬遠してる人おるなら、それで見ないのはちょっともったいないなと思う。

 まぁ、強いて悪い所を言うなら、ラクスのパイロットスーツがパツパツ過ぎてw
 お色気シーンなんだろけど、エロいというよりかは「なにあれ?」って気持ちの方が強い。唯一あそこだけやな懸念は。

 このブログで何作かガンダム作品レビューしたけど、今んとこ1番やわ。
 傑作とまではいかんけど、「劇場版はこうあるべき」ってのをしっかり抑えてた内容やと思う。
 
 なんか良い経験というか、見て元気の出る作品でした。
 では、また。



ナルトについて、その7代目火影

2024-11-19 10:27:00 | 漫画

 岸本斉史氏の大人気漫画。1999〜2014年まで少年ジャンプで連載。
 世界累計2億5000万部という少年漫画の金字塔。

 主人公・うずまきナルトの忍者活劇。
 忍者の頂点、里の代表者たる「火影」を目指すべく、強敵と戦うバトル作品になります。


 最近、集中して一生懸命読んでました。
 確か8年前くらいに買ったんだけど、ずっと積ん読してたw

 急にやる気が出て勢いで完読。
 読み始めるまでタルくて。でも、読み始めたらもう一気やったな。
 
 世界的な人気作は伊達じゃないっすね。やっぱ面白いな。
 8年の遅れをここで取り返す。まだ積ん読が多いから、年末までそれらをどんどん読破していくぞい。

 まぁ、読み終えた感想としては、面白いは面白いけど、つくづく好みではないなとはw
 子供の時は漫画アニメをちょくちょく見て、うろ覚えな感じ。クラスの友達と話合わせる程度に見てただけだったかな。

 大人になっても特に気持ちは変わらん。
 『ガッシュ』とかは大人になって読んでめっちゃ衝撃受けたんだが。
 
 まぁ、俺は永遠にワンピ派かな。後はヒロアカトリコですねw
 完結して10年。良い区切りの時期に見れたし、子供の時の忘れ物が帰ってきたみたいで、ちょっと心がホッとしてる。

 色々新発見があって。とにかく本当に読んで良かったなと思います。
 でも、子供の時の気持ちって残り続けるのかと改めて感じもする。食べ物の好き嫌いならぬ読みの好き嫌いだなこれは。

 つくづく思うんは、何で皆サンダルなんだよ。
 ナルト読んでて、ずっとサンダルアレルギーとの戦いだったなw

 他の人は「なんで?」って思うかもしれんが。
 俺ホント、子供の時からナルト世界の忍者がサンダル履いてるのが納得できなくてさ。

 かっこ悪くて嫌いだったんだよな〜。それでずっと嫌悪してたとこあるぞ。
 大人になってもそこだけは慣れんわ。だけん、マダラの六道仙人モードはめっちゃ感動した。「靴履いてる! かっこいい!!」ってw

 キャラデザがダサいって訳じゃないのに、何か性に合わないんよな。
 それを言うならトリコとかもっとダサいのにw トリコは読んでて別に何も感じないのにね。

 不思議だわ。やっぱ合う合わんがあるな。
 まぁ、文句はそれくらいで、バトル漫画の傑作と言われるだけのことはありますね。

 びっくりしたんは初っ端の波の国の話。イナリの下り、ヒロアカ丸パクリしてるよなw
 洸汰の話とソックリやもん。ヒロアカってナルトのパクリだなんだ、よう言われてるん知ってたけどナルト全巻読んだら、まぁパクッてんなw

 ヒロアカを描いてる堀越先生はナルトの大ファンってことで、意識して描いてはいるんだろうけど。
 ヒロアカはヒロアカで良さはあるし、とやかく言うほどのことじゃないが。

 なんかヒロアカ好きとして、そのルーツを辿れたんわ良い経験だった。
 それに、ナルトの面白さが圧巻すぎて。パクリがどうのの次元じゃないな。

 ヒロアカにはペイン戦や忍界大戦のような話の重みはないし。歴史的な大作なだけあるわ。
 さっきガッシュほどじゃないなと言ったけど、今、こうして頭を整理して感想書く段になると、ジワジワ来るもんがある。

 「大蛇丸って、こんな初期から登場してたの?」とか。
 「我愛羅・テマリ・カンクロウって三兄弟だったの?」「てか、カンクロウってこんな顔だったっけ?」とか。

 色々、初歩的なこともすっかり忘れてて、改めての新発見。新鮮な気持ちで読めた。
 何より話のリアリティよね。ネジや我愛羅の話とか、少年誌でやっていい重さじゃないよなw

 鬼滅も見習ってほしい。
 ナルトって引き伸ばしだなんだ批判があったらしいが、全部読むと必然的な長さだったなと感じる。

 確かに、長くて読むのはダルい!w
 ダルいけど、一気に読む分には問題ないというか、やっぱ面白いもんな。つくづくそれが全て。

 特にペイン戦。皆、傑作だって言うもんね。その理由が分かった。
 てか、第二部になってからの面白さったらないわ。

 「分かり合うなら相手を同じ目に合わせてからだ! それが痛み分けってことだろ!
 痛みで世界を導く。幼稚な考えやが、誰しも思うことだし誰しもが否定出来ない。

 現に人類の歴史が漫画なんかよりずっと愚かだし、そして今も戦いは止まない。
 胸を貫かれるような内容。子供よりも大人の方がグサッと来ると思う。

 そんな大人でも答えられん問いに、ナルトが果敢に挑んでいく。
 自来也の死を乗り越えて、ミナトとクシナの想いを継いで、成長していく。

 ナルトの一代記として、一貫してる内容なんよね。本当にブレない忍道なんよ。
 もう、ヤボなことは言えない。漫画がどうのじゃなく、本気でナルトを応援したくなる。

 これがさらに忍界大戦で面白さが最高潮に。
 穢土転生。死者を蘇らせ操る技やが、話の流れとかシナリオとしても優れてるよね。

 今までの敵と戦って話を振り返る。フィナーレに相応しいと思う。
 それに戦争の悲惨さ、『憎しみの連鎖をどう終わらせるか』の深いテーマもより掘り下げられてる。

 この話を通してオビト、めっちゃ好きになった。
 マジでシャレじゃなく、ジャンプ史上で一番の敵キャラちゃうの?

 マダラもかっこいいけど、やっぱオビトかな。
 マダラやカグヤに踊らされた、哀れな人やとは思うけど、憎めないというか。

 リンのいる世界をもう一度作る。
 シンプルな願いの中に感情や理想がごちゃ混ぜになってる感じが、ホント人間味があって好きだw

 もし、まあ、あり得ないんだけど。
 カグヤの謀略でしかない無限月読が成功したとして。

 もし、オビトがナルトに勝ったとしても、それはそれで良い世界になってたんじゃないか、とは。
 さすがに考えすぎかな。でも、ホントにオビト好きだw

 なんや世間だと、忍界大戦編でナルト読むの辞めたって人が多いらしいんだが。
 勿体ないぞ〜。ナルト初心者の俺が言うこっちゃないが、絶対最後まで読んだ方がいい。

 それに、今だから読むべき作品やとも思う。
 たまたまやる気になって読んだけど、なんか運命的なものを感じてます。

 ナルトを貫いてるのは人の愛憎や戦争、憎しみの連鎖を描いてるけど。
 現実の世界でも、同じ問題が起こってて、今尚解決できてないし益々世の中は悪化してる。

 しかも、漫画のように簡単にはいかない。
 現実には人を繋ぐチャクラの力もないし、ナルトのようなヒーローもいない。

 悪人も悪人で、オビトのような信念を持ってたらいいんだけど。
 現実にいるのは、他人の痛みに無関心なロボットみたいな人間か、貪るだけの獣みたいな奴か。

 ナルト完結から10年が経つ。
 ナルトは間違いなく傑作やけど、それに感化される人はいなかったんかな?

 ナルトを読んでた子供は、大人になってどこへ行ったんやろな。
 まぁ、俺も情けない限りなんだが。今の子供達に、よりよい未来を渡せるような努力はしなかったしね。

 恐らく、これから世の中はどんどん悪くなるし、大きな戦争が起きるでしょ。
 で、歴史を反省することもなく、また同じような悲劇が繰り返される。

 核兵器が使われて、北斗の拳みたいな、取り返しのつかないようなことにもなるかもしれない。
 でも、こういう世の中だからこそ、ナルトって作品があったことを、もう一度だけ思い出してほしい。

 ヒロアカも終わっちゃったしな。
 また新しい少年漫画が生まれるんだろうけど、そういう漫画を楽しめる世界がずっと続けばいいんだが。

 問題は何も解決しないし、人が互いに傷つくだけの世界で。
 せめて、人の心の支えになる作品が、1つだけでもあるとええな。

 では、また。


しかのこのこのこについて、そのこしたんたん

2024-11-16 16:43:00 | アニメ

 マガジンポケット連載。おしおしお氏の漫画原作。
 2024年夏アニメ。予告から衝撃、期待度マックス。令和のボーボボと称されるギャグアニメ。

 俺も予告やOP見て楽しみにしてました。ようやっと本編見た。
 ストーリーは、東京日野市の高校。元ヤンを隠して高校デビューを果たした優等生・虎子。そこへ謎の転校生・鹿乃子がやってくる。

 まぁ、正直、予告とOPが頂点だったかなw
 なんか放送前は覇権確定だと言われてたけど、蓋を開けてみると、評価はそない良くないらしいですね。

 俺も実際見てみたらスタートダッシュ、1話2話、あんま食いつくような話ではなかったな。
 もっとフルスロットルなギャグを期待したが、勢いは弱いな。

 「シ〜カシ〜カ」のBGMで思わず笑っちゃうのはあれど。序盤の処女イジりとかちょっと空回りな感じ。
 掴みを頑張ろうとしてたのは分かるが。ただ、見辛いのは最初だけでキャラが揃う3話から安定感が出始める。

 そっから普通のギャグアニメ。
 猫狸燕の生徒会キャラが可愛い。シカ部よりも生徒会の方を見たかったな。

 特に燕谷。7話けっこう面白かったし。
 兄妹とも良いキャラで、もっと活躍して良かったと思う。

 後半につれ、ギャグのキレがどんどん増してくる。
 最初の印象よか、全話見終わると、まぁ、それなりの作品だったかなと。
 
 最終回は全国の鹿系ゆるキャラが集う秘密結社『鹿の穴』との対決。
 ラスボスはせんとくんですw まさに何でもアリだったな。

 てか、このアニメって、要は日野市で新しく生まれた“のこたん”という、ゆるキャラの誕生を描いた作品ということ?
 結局、よく分からん作品やったw とりあえず鹿推しだけでようここまで来たなとは。

 今はそれを、ただ褒めたい。
 では、また。



あのコはだぁれ?について、その魂の音

2024-11-10 08:50:00 | Jホラー

 今年7月に公開された清水崇監督最新作。
 去年公開『ミンナのウタ』の続編とのこと。

 ミンウタ、あのコ両作ともに高評価という近年稀なJホラーの当たり作品。
 UNEXT解禁とのことで早速視聴。劇場で見ようか思ってたが近所でやってなくて。本当に楽しみにしてましたよ。

 まぁ、総評から言うと、そないでもなかったなとw
 中の下くらい? ミンウタは文句無しやったが、今作はちょっと持て囃されすぎかな。

 ストーリーは、GENERATIONSメンバー失踪事件の後。まんま後日談すね。
 で、その失踪事件の犯人、死際録音女の怨霊・高谷さなが再び降臨。学校で大暴れの巻。

 今作は言うたら、ミンウタの完結編みたいな感じ。
 1992年、ミンウタでも描かれた転落事故から端を発し現代2024年。さなの怨念が蘇る。

 前作で成仏したかと思ったら、まだ未練が残ってたんやね。
 まぁ、さなは他人を恨んでるんじゃなく、生物が死ぬ間際を録音したいだけの変態さんなんで。厄介な女なんですよホントw

 そこは令和のホラークイーンとして、作品の持つ特色だから別に良いんだが。
 今作は特にさな祭りです。高谷家も総出演でわっしょい神輿担いでどんちゃん騒ぎ。

 さなが使ってるテープレコーダーは日付と名前を吹き込むとその人間が死ぬという、デスノートばりの特級呪物だと分かり。
 とにかくさな推しが徹底してて、ここら辺は見てて面白い、好きな所ではあるかな。

 ただ、ホラーとしてはってとこ。怖くないのは相変わらずやし、話もそない盛り上がってないのがな。
 前作の補完に終始してて、ホラーはオマケ程度。気付いたら映画終わってた。

 精々、ラストの意外性くらい。
 あれって最初からもうほのかを殺す気満々やったってことか。

 ヤバい小姑だよホンマw
 バッドエンドの中にもクスッと笑えるというか、さなの個性が出て良いラストやと思う。

 でも、前作に比べたら衝撃度は足らんかったな〜。
 やっぱ前作で見たものを引き伸ばしただけだから。イマイチ。

 ちょっと期待できるんは、まだ続編が続きそうで、さなの弟・悠馬の主人公の話とか、面白くなりそうな雰囲気あるよね。
 まぁ、続編次第って感じだな。それを踏まえてやったら今作にも意味があったと思うが。

 さなバース、これから発展してって欲しい。
 ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバースに対抗していかないと。日本も負けてらんないw

 では、また。