ハリソン君さんのブログを読んで視聴。
唐突かつ急激に見たくなってしまった。興収はシンゴジラの82億を越えてるそうな。大ヒット作になってますね。
てか、見終わってから既に1ヶ月経過w
レビューを書こう書こうとしてたのに気持ちの整理がつかず。
もうこのまま書かんでもええと思ったんですが、この気持ちを抱えたまま過ごすのは無理だなと。やっぱり書くことにしました。
上手く言語化できるか不安だけど。でも、こういう時にブログで発散というか利用しないと意味ないすからw
モヤモヤモジモジと。悲しいような切ないような。
てか、俺ぐらいの浅いファンですら結構うちひしがれてるのに、ガチ勢の気持ち考えたらそりゃもう……
自分の中で何かが終わったとはっきり分かる。子供時代の終わりなのか何なのか。
何かは分からないけど区切りはついてしまったなと。○○ロスみたいな喪失感とも違う。惜別と言うほど余韻があるわけでもなく。目の前にバシッと線が引かれる決別とも言うべき感覚や感情。
突き付けられる。映像や映画以上の概念を見せられたような。
とにかく凄い作品。歴史的な瞬間を目撃した。俺はこの体験を一生忘れないと思う。
まぁ、ガタガタと御託並べてますが、序破Qの前三作見ずに直でこの最終章見ただけの感想なんですがねw
アマプラで序破Qやってたからそれ見てからにしようかなと思ったけど、面倒くさくてやめたw
TVシリーズや旧劇はしっかり見てるし序破Qも見てないながら話の筋は知ってたんで大丈夫だろうと。
実際見てみたら全く無問題で逆にびっくりしたくらいw
あらすじを冒頭でやってくれるし、それだけ見たら充分だったな。
いっそ見なくて大丈夫ですってアナウンスしてくれたら良いのにw そしたらもっとヒットしそう。序破Q見てないから敬遠してる奴けっこう多いだろ。
てか、あんな終わり方だったら四部作もいらんかったw
正直シビアに言っちゃうと、十何年かけてあのエンディングを目指してたとしたら時間の無駄だったとは思う。
そもそも旧劇でしっかり完結してたのに何を蒸し返す必要があったんかって。
映像が綺麗になったり、リメイクするメリットはあるんでしょうが。メリット以上の効果や意義が本当にあったのか。疑問。
ただあんな終わりとは言ったけど映画自体はめちゃくちゃ面白い。
面白いというより楽しかった。エヴァの終わりというライブ感。ワクワク感がたまらんかった。
時間の無駄なのに面白いという。矛盾してるのは自分でも分かってるんですが。
だから、言ったでしょ? 言語化が難しいってw もう既に評価の外側にいる作品ですから。
とにかく凄いものを見たという衝撃や感動だけ。
強いて言うなら寂しさと隣り合わせってとこ。思い出の作品が完結するという。何とも言えないむず痒さやもどかしさ。
多分、この映画を見た人は全員そういう体験をしてるんじゃないすかね?
気持ちの共有、観客が一体になる感覚。ある種の補完計画ですよこれはw
衝撃や感動で思考停止状態がずっと続く。
まぁ、それだとさすがにあんまりだし。真面目に評価や感想を書こうとも思うんですが何も文章が浮かばんw
てか、感想や評価以上や以前にこの映画を見た第一印象。
庵野、元気そうw
なんかもう、ホッとして何もかもどうでもよくなりますよねw
TVシリーズの時にはよく鬱だとか精神的に追い詰められて~って話を聞いたけど、この映画を見た限りではあんま暗い気持ちではなさそうだよな。
もはや精神鑑定w でも、先に安心が勝ってしまう部分はどうしてもある。
まぁ、1995年にTVアニメ。1997年に旧劇。2007~2021年に新劇と。庵野監督としてはやっと終わったって感じ?
製作の苦労というよりかはエヴァファンとの闘いの日々でもあったでしょうし。
期待に答えるという重圧の連続。それにエヴァファンと言えば、庵野は作品を投げ出した~とバッシング。かと思ったら庵野が作るエヴァ以外は認めない、面倒くさい連中ばっかですからねw
ようやく解放されたというとこ。
ずっと付き合い続けて……映画の内容とは関係ないんですが過程込みでつい拍手を送りたくなってしまう。稀有な作品。
それだけエヴァがいかに愛されてきたか。その集大成。有終の美を飾れたんじゃない?
まぁ、肝心の物語自体はあんま完成度は高くないと思いますけどw 結局、謎は残ったまま。
とにかくエヴァの最後という解放感だけで最後まで突っ切った。
良く言えばポップな仕上がり? シリーズが持つエヴァ感というか雰囲気をエンタメとして明るく見せてる感じ。
万人受けはするけどエヴァの長所である考察は捗らなそう。てか、いい加減、考察を打ち切るためにこういう作りにしたんかも。
意味分からん部分が本当に意味分からん。謎もちゃんと謎のまま。戦闘シーンの迫力で映画として見応えは充分とはいえ。
セリフももうただの中二病だし。見てて「うわぁ…」と。
冬月先生の「イスカリオテのマリア」とかゾワゾワしましたw
てか、マリって何なの? こいつの立ち位置いまいちよく分からんかった。
そんなどうしても出したいキャラだったんかね? ヴィレの連中の方が楽しそうだけど。
サクラめっちゃ好き。アスカの女房ツッコミ笑ったわ。
それこそミサトさんやリツコさんにも時間割いてほしかった。キャラの使い捨て。消化不良は否めない。
昔のアニメみたいに『ハリネズミのジレンマ』。
人間関係のどうしようもなさとか、人と人が傷つけ合いながらも生きていくしかない悲壮感や哲学的な、往年のエヴァのイメージは一切ない。
キャラもめちゃくちゃ自分の心情ハキハキ喋るし。すっげー素直で良い奴らばっか。ジレンマでも何でもないっつーのw
ゲンドウはただの愛妻家。嫁ロスで世界を滅ぼしかけるというw まぁ、最後にゲンドウの話をちゃんと聞けて良かったわ。旧劇の「すまなかった」の一言の方が好きだけどね。
シンジ・ゲンドウの親子対決とか梶さんとミサトの息子とか。これが見たかったという要所は押さえていた。でも、もうちょい別の掘り下げ方があったんじゃない~?
最後の宇品新川駅はもはや記念撮影だし。庵野監督は山口県宇品市出身。
神木隆之介登場でとうとう「君の名は」の世界に迷い混んでしまったかとw
ちょっと作画も似てるしよ。エヴァと言えばロボットアニメの概念を打ち壊した斬新さが売りだったけど、この映画に関して言えば今まで見たことないもの、新しいものを作ってやるぞという気概や気負いみたいなのはあんま感じなかったかな。
まぁ、破の時点でまどマギのパクリとか言われてたし。
変に気負わなかった分、良い意味でストレスなく見れた。斬新さよりも娯楽性重視。これはこれで正解。
ただちょっと全体的に完成を急いだ突貫工事。焦りみたいなものは如実に感じた。
投げ槍や雑というよりかは焦り。シンゴジラも公開日寸前まで編集作業をしてたというこだわりぶりだったし。この出来から推察するにエヴァはとうとう間に合わなかったんじゃねーかな?
やっぱコロナ禍でいつ公開できるか分からない不安もあったんかね。
一回延期してるわけだし。かと言って責めるつもりはないんだけど。
その焦りも含めて庵野監督らしさのような気がする。
妙な心地よさというかこの何とも言えなさ。宇多田ヒカルさんのエンディングと相まってほろ苦い後味。映画にとって良い作用になってる。
むしろ未完成ぐらいが丁度良い。エヴァまた作ればいーじゃんw
話もまだ続きそうな気もするしな。庵野監督も特撮やってる内にまたやる気出すんじゃね?と何となしに思う。
25年に渡る作品もこれにて完結。
それでも未だに喉まで出かかってる何かが取れずにいる。
ブログ書いて大分マシになりましたが……
今日ほどブログ開設してて良かったと思った日はない。
後は御自分の目で確かめてみてください。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。
では、また。