慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

人生の最期に思う事

2012年11月12日 10時56分09秒 | 映画

おととい午前中だけ仕事があって横浜まで行ったので、ついでにまた映画を観てきちゃいました。
周防正行」監督の“終の信託”という作品。

予想以上に重かったですね~
上映時間も2時間20分あったので、結構疲れました・・・。

何で映画を観て疲れなきゃいけないのか?理解に苦しむ人もいるかもしれませんが、
難しいテーマについて考える機会を与えてくれるのも、映画の醍醐味のひとつじゃないかとボクは思います。

今回の作品のテーマは“尊厳死”。
役所広司さん演じる主人公が重度の喘息に犯されていて、担当医である草刈民代さんに「最期は楽に死なせてほしい」とお願いします。

患者の意思を示す明確な証拠がなかったために、医師は殺人罪に問われる訳ですが、
役所さんと草刈さんには、患者と医師を越えた特別な想いがあり・・・というお話。

昨日の新聞にも、本人や家族の同意があれば延命治療を打ち切るケースが増えているって記事が載ってましたが、ボクも同感ですね。
実際にウチの親父が亡くなる前に、病院から「延命治療を希望しますか?」っていう確認の書類を渡されましたが、希望しなかったですから。

それはできない!」って言う人もいるかもしれませんが、親父はもう75だったし、思い残す事はないと知ってましたから。
でもあくまで本人ではないので、100%かどうかはわかりませんが・・・。

年齢や状況によって判断は変わると思いますが、自分がそうなっても延命は望まないですね
周りの人にも余計な負担は掛けたくないし。

なんだか淋しい話になりましたが、最期の瞬間は「いろいろあったけどいい人生だった」と思える様にしたいな~。
そんな事を感じた映画でした。

Shin

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=wTuFa5zimWg