<ワクチン接種が進まない(摂取率が上がらない)現状から>
ワクチン摂取率が進まないのは、ワクチンそのものの絶対数が少ない(自国で作れない・政府が調達に失敗した)ことが最大の原因なのですが、
既往症などをお持ちで、ワクチン接種に慎重にならざるを得ない方を除き、様々な情報でワクチン接種を拒否しようとしている方へ、二つの記事をまとめて書いてみました。
今回の内容は、そのほとんどは以下の二つの記事を転記したものです。あしからず。
ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転 データで安全確信https://nordot.app/781305272770625536
“ワクチンデマ”惑わされないために知っておきたいことhttps://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210719a.html
①慌てて打たなくても自然感染が進むことで集団免疫ができるのではないか・・・
感染症には持続的な免疫を付与するものと、そうでないものがあり、新型コロナは免疫効果が4カ月ほどで半減するインフルエンザに性質が似ている。今回のワクチンは、自然感染とはまったく異なり、以下の理由から持続性のある免疫を与えてくれる。
Ⅰ.人工的な修飾を加えたために壊れにくくなり、抗体ができやすくなった。
Ⅱ.炎症反応を起こす作用が強い2本鎖RNAを除去しているため、過剰な副反応が回避できた。
Ⅲ.脂の膜で包んだ小さい粒子にしたため、「免疫の砦」ともいうべき所属リンパ節に効率的に運ばれる。
②mRNAワクチンは、遺伝情報を使うため、人間の遺伝子に影響を与えるのではないか・・・
人間の体は、原則DNAからRNA、そしてタンパク質-と、一方向の流れになっていて、逆方向に入っていくことはない。
アメリカの研究グループが『人の細胞に特殊な仕掛け(逆転写酵素の発現)をしておくと、新型コロナを感染させたときにRNAが人の遺伝子に入り込む』という論文を出したが、健常者では起こりえない現象である。
③ワクチンを打った人の血液中にスパイクタンパク質が出てくるという報告があり、大量のスパイクタンパク質は肺炎を起こすため「毒を打っているのではないか」・・・
ワクチン後に血液中に出てくる量は炎症を起こすにはほど遠い少量で、その指摘は当たらない。
④ワクチンが効きにくいとされる変異株の感染が問題視されている・・・
抗体がコロナウイルスを認識する目印は、体の細胞と結合するスパイクタンパク質に50~100個あるという報告がある。仮に数個使えなくなったとしても問題ないし、(感染性をなくす)中和抗体だけでなく、ウイルスを溶かしたり、食細胞に食べさせたりする抗体もあるので、2回接種すれば、ほぼ完全に防御できると考える。
⑤ワクチン接種が進むイギリスで、激減していた新規感染者が再び増えている・・・
データを分析すると、感染しているのはワクチン未接種者がほとんどで、2回接種者で感染は増えていない。
⑥mRNAワクチンとは別の仕組みを持つアストラゼネカのワクチンは、血栓症を起こす可能性が指摘されている・・・
血栓症は100万回接種に対して10回程度。これまでのワクチンは、生命に関わる副反応は数回までは仕方がないものとして受け入れられていたが、それよりはちょっと高い。
しかし「車を運転して一生のうちに死亡事故を起こす可能性は100万回に数十回あるというからそれより低い」し、何らかの事情でmRNAワクチンが使えない状況になれば、接種する選択もあっていい。
〈デマ1 「ワクチンを接種すると不妊になる」〉
ワクチンで作られた抗体が胎盤に悪影響を与えるとするものですが、新型コロナのワクチンに詳しい専門家は、抗体は胎盤に関わるたんぱく質を攻撃しないことが分かっていて、誤った情報だとしています。
〈デマ2「妊娠中にワクチンを打つと流産する」〉
アメリカのCDC=疾病対策センターのグループの研究結果では、ワクチン接種を受けた3万5000人余りの妊婦について流産や死産になった割合や生まれた赤ちゃんが早産や低体重だった割合は、新型コロナウイルスが感染拡大する以前の出産で報告されていた割合と差がありませんでした。
〈デマ4 「ワクチンによって高齢者が新型コロナに感染し、高齢者施設で相次いで亡くなった」〉
接種が行われているワクチンにはウイルスそのものが含まれておらず、ワクチンから新型コロナウイルスに感染することはありません。
厚生労働省は「ワクチン接種が原因で何らかの病気による死亡者が増えるという知見は得られていません」としています。
また、国に報告されるワクチンを接種したあとに死亡したケースについて、ワクチンの接種とは無関係に発生するものを含むにもかかわらず、SNSなどでは「接種を原因とする死亡」と広がっているケースがあるとして注意を促しています。
〈デマ5 「ワクチンにマイクロチップが入っていて、人々を管理する」〉
ワクチンの成分は厚生労働省やアメリカのFDA=医薬食品局など各国の保健当局や会社のウェブサイトでも公開されていて、マイクロチップが含まれていないことは明らかです。
〈デマ6 「ワクチンを打つと、磁石がくっつくようになる」〉
アメリカのCDC=疾病対策センターはウェブサイトで、ワクチンには磁気を帯びさせるような物質は含まれていないと明確に否定しています。
これらも数多ある情報の一つですが、ワクチン接種に否定的な情報により摂取を躊躇している方は、こんな情報も見ては如何でしょうか。
(私は政府の回し者ではありません・・・念のため)