党首討論のニュースを見ました。
党首討論会は衆参合同審査会として行われていたようです。
(衆参合同審査会国会とは、衆議院と参議院の両院にまたがる複数の委員会、または両院の憲法審査会が合同して開く会議体)
党首討論会は、イギリスのクエスチョンタイムを参考にしたもののようです。
イギリス下院におけるクエスチョンタイムは、議会の開会中は毎日1時間が設定されており、首相への質問は少なくとも週に1度は行われるようです。
クエスチョンタイムでは役職には就いていない議員が、首相・閣僚に質問でき、応ずる首相等は答弁の義務を負います。
この義務は、対立意見を持つ相手に対して敬意を表することと思えます。
『話し合い』が議会制民主主義の基本であることを感じさせてくれます。
日本ではことばは丁寧だが、質問には答えず、とても相手に対し敬意を払っているとは思えません。
慇懃無礼な感じさえ受けるのは私だけでしょうか。
時間制限・質問数制限のある記者会見や、今回の2年ぶりの党首討論会を見ていると、首相を含めた議員の力の無さが露呈している気がしてなりません。
党首討論会の司会(議長?)もアメリカ大統領選挙の公開討論会のように、一般の司会者が行い、発言が質問に答えていない場合は、適切な発言を促すようにすると良い気もします。
会の趣旨を考えると、司会者のレベルも低いと言わざるを得ません。
2年ぶりの党首討論会でしたが、45分という時間設定も笑ってしまいました。
小学校の1単位時間ですね。(ちなみに小学生は1日6時間こなしています)
普段から、異見を持つ者と議論を交わす習慣がない(同じ意見のぬるま湯の中で勘違いしている)から、自分の意見を正しく伝える力もなく、自分の考えすらも構築されずにいるのではないでしょうか。
党首討論をG7直前に設定したり、会期末を迎え国会は延長しないといったり・・・。
今の政権は、国民に対し『隠す』ことにより体制を維持しているとしか思えなくなってきました。
緊急事態なのだから、「 議員は手弁当(歳費無し)で国会を延長します 」なんて云ったらカッコイイのに。
(国会議員にかかる人件費や経費、秘書給与などを合わせると議員1人当たり1日20万円、衆参750人分で1日1億5千万円に上るようです。他に政党助成金もかかるようです)
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