時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

9月11日 続報

2005年09月13日 | Bloomingtonにて
昨日、「期待していたら空振りの9.11をすごした」という話を書きました。簡単に続報を。学校のあちこちに置いてある日刊のある学内新聞、INDIANA DAILY STUDENTに関連する記事が載っていたのです。

見出しは、After 4 years, Sept. 11 doesn’t inspire US events. 記事は、以下のリンクで読めますが、すぐ更新されて読めなくなるでしょう。一部を画像として貼り付けます(著作権法違反かも。。。)
http://www.idsnews.com/subsite/story.php?id=30972

趣旨は、IUの学生がKatrinaの被害者を受け入れるなどの準備に一生懸命で、今年は9.11に対する意識が低いようだ、というもの。さらに、それをわりと肯定的に語っています。「Bush大統領が言い続けているように、我々は悲劇を乗り越えて踏み出さねばならない、そして、新たな悲劇が起きた。そちらに目を向けて懸命になるのは、いいことだ」というような理由でした。

気持ちがNew Orleansのほうに向いていたというのは、予想通り。またそもそも、多少気持ちの中から9.11が薄れつつあるというのも、インタビューを受けた学生が認めるところのようです。惨事があったこの日を「記念日」や休日とするのには抵抗がある、という既述も。ただ、9.11を忘れたということではなく、5年、10年と経っていくとまた新たな意味づけがなされるだろう、ということです。誤解した要約でないといいのですが。

ということで、昨日街に出て感じたことと、比較的近いニュアンスだったので、興味深く思い、報告しました。