時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

1ヶ月すごして 学内篇

2005年09月16日 | Indiana大学
来てから1ヶ月がたちました。とりあえずここまで体調を崩さず無事に過ごせてほっとしています。日本から送った船便も、税関を通過し、シアトルから陸路インディアナに向かっているそうです。さて、今日はここまで一ヶ月を過ごして分かったことを雑駁に書きます。よく知られていることもあるでしょう。何かを発見した、というのではなく、来て実感したことだとお考えください。けっこう多くなったので、二日に分けます。今日は主に大学内に関することを。

キャンパスは広くない

始めて訪れたとき、「さすがに広い」と思ったものです。しかし、授業が本格的に始まってみると、あまりに学生数が多い。これくらい広くて当たり前。それでも授業と授業の間、キャンパス内の小径は人の列ができます(写真参照)。どの施設も人があふれ、図書館のコンピュータも空き待ち続出。宿題がどんどん出るので、仕方がない。人数に比して完全に不足。もっと校舎作れ、もっとPC設置しろ! と言いたくなります。

いるだけで英語は上手くならない

やはり英語は重要です。英語ができないと発言できないし、アシスタントなどの職ももらえない。死活問題です。授業を理解するのは、比較的易しい。問題は学生の発言やおしゃべり。やっぱりネイティブの話すスピードは速い。それに伍していくのは容易ではないことが分かりました。また、もごもご聞き取りにくい人も多い。しかし、ただ授業に出ているだけでは、「一日中英語に触れている環境」というには程遠い。そもそも、授業は数時間で終わり。図書館、アパートのいずれにいるせよ、一人で勉強している時間がかなり長い。どんどん人の輪に入っていって、話さないとダメらしいです。今は、まだ下手でも気にせず発言して、授業前も早めに教室に行き、できるだけネイティブの学生と話すようにしています。

早起きでよく働く

みんな早くから働きます。学科長のDavis先生や社会言語学のAuger先生からは、朝8時前にメールが来て、びっくりします。「もう仕事始めてるよ。。。」 学部の秘書のマリリンも、8時には来ています。(そのかわり、5時になったら、ぜーんぶ閉めて、さようなら。)どの先生もかならず授業前に教室へ来て準備をして、時間になったら始めて時間が終わるまでやる(でないと、高い授業料を払っている学生から文句が出るのでしょう)。わがアパートの管理スタッフは、週末も朝早くからあちこち回って芝刈り(寝坊できない)。UPSのドライバーは日が暮れる頃まで荷物を持ってあっちこっちへ。全体的にここにいるアメリカ人はけっこう働き者なように見えます。

意外といるスモーカー

先進国の中では例外的にまだまだ喫煙率が高い日本に比べ、スモーカーは少なかろうと思ったら、けっこういます。やっぱり職業でかなりはっきり分かれ、肉体労働従事の人の喫煙者は普通。うちのアパートの管理スタッフ、電話工事の人、学内清掃のおっちゃん・おばちゃんも、サボって一服。でも学生でも男女ともに、いなくもない。まあ、あらゆる建物が完全禁煙なので、目立つのかもしれませんが。そして、平気でそこいらに吸殻を捨てる。アメリカには吸殻が落ちてないな、と最初思ったのですが、そんなことはない。広いから目立たないだけでした。あります。でも学生でタバコを吸っている筆頭は、たぶん韓国人(の男性)。ちなみに韓国人かどうかは、つるんでべらべら韓国語で話しているので、分かりやすい。

明日は、「生活篇」の予定です。では。