いよいよ決勝戦の組み合わせが決まりました。なんと大会前の私の予想(6/1の記事)が当たり、オランダvs.スペインという組み合わせに。準決勝を振り返りつつ、決勝の展望を。
ウルグアイ 2-3 オランダ
オランダは今大会、運を味方につけている部分がかなりある。デンマーク戦のオウンゴール、日本戦の川島のミス(やっぱりゴールに入れては…)、ブラジルの自滅、ウルグアイ戦のオフサイド見逃し。以前読書録を書いた、『Soccernomics』によれば、人口の少ない欧州の国は、サッカーがグローバル化し、北米、アジア、アフリカ諸国が力をつけるに従い、相対的な競争力を落としていく運命にあるとのこと(納得)。オランダにとっては優勝の最後のチャンスかも。
負けたウルグアイ、いつも南米予戦突破ぎりぎりの国としては上出来でしょう。フォルランはやっぱり本当にいい選手だなと。3位決定戦は、決勝戦に比べれば緩いと思うので、得点王狙えるかも。スアレスも、ブーイング来るかもしれないけど負けるな。
ドイツ 0-1 スペイン
スペインが圧倒したという見方もあるようですが、私には、むしろドイツの強さを認め、ボールを保持することで失点の機会を未然に防ごう、という「攻撃は最大の防御」的戦い方に見えました。実際、前半はラストパスがほとんどカットされ、ときどき繰り出されたドイツの速攻には迫力がありました。前半ロスタイムのエジルの突破、PKだったかも。やっぱりセルヒオ・ラモスは危なっかしい。ということで、またラッキー。オランダもそうですが、決勝まで到達するには多少の運も必要。
でも、そういう戦い方を選んで実行できるところにスペインの成熟を感じます。EUROを制した無形の財産か。監督は主役にあらずと書いたばかりですが、今回は森監督の選手起用がよかった。ペドロを起用して相手のゴール近くでの鋭さを増し、点を取ってからの逃げ切りのためにトーレス。
ドイツはEURO2008決勝戦と同様、まだ展開力でスペインに一歩劣ることを露呈しましたが、その差はつまってるかも。チームが若返ってるのに、交代で入った、さらに若いクロースがもう遜色ない、ということで、ポテンシャルを感じさせるチームでした。
ただ、「勝負を決める要因1」(5/25)の記事で書いた、「前回のW杯に初めて出たけど、まだ経験不足で力を出し切れず終わった。それから経験も積んでピークにある、という選手が主力のチームがいい」という考えに基づき、W杯一回目の選手が多くなったドイツは、力を発揮しつつもどこかで止まる、と予想していました。といっても、「やっぱりバラックがいた方がよかった」ということではありません。バラックがいたら、若い選手が力を発揮できず、もっと前に終わってたのでは。
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さてファイナル、期待したとおり、どっちが勝っても初優勝。理詰めスペインか、ドサクサオランダか。大会前にはオランダ優勝を予想しましたが、勝ってほしいのはスペイン。カギを握るのは、やっぱりシャビ。オランダは、ファンボメルやデヨンが急所でファウル気味にぶっ潰しに来るので、そして、それがこのチームが勝ちあがった最大の要因なので、レフェリーのジャッジの傾向がカギを握るのでは、と思います。
ウルグアイ 2-3 オランダ
オランダは今大会、運を味方につけている部分がかなりある。デンマーク戦のオウンゴール、日本戦の川島のミス(やっぱりゴールに入れては…)、ブラジルの自滅、ウルグアイ戦のオフサイド見逃し。以前読書録を書いた、『Soccernomics』によれば、人口の少ない欧州の国は、サッカーがグローバル化し、北米、アジア、アフリカ諸国が力をつけるに従い、相対的な競争力を落としていく運命にあるとのこと(納得)。オランダにとっては優勝の最後のチャンスかも。
負けたウルグアイ、いつも南米予戦突破ぎりぎりの国としては上出来でしょう。フォルランはやっぱり本当にいい選手だなと。3位決定戦は、決勝戦に比べれば緩いと思うので、得点王狙えるかも。スアレスも、ブーイング来るかもしれないけど負けるな。
ドイツ 0-1 スペイン
スペインが圧倒したという見方もあるようですが、私には、むしろドイツの強さを認め、ボールを保持することで失点の機会を未然に防ごう、という「攻撃は最大の防御」的戦い方に見えました。実際、前半はラストパスがほとんどカットされ、ときどき繰り出されたドイツの速攻には迫力がありました。前半ロスタイムのエジルの突破、PKだったかも。やっぱりセルヒオ・ラモスは危なっかしい。ということで、またラッキー。オランダもそうですが、決勝まで到達するには多少の運も必要。
でも、そういう戦い方を選んで実行できるところにスペインの成熟を感じます。EUROを制した無形の財産か。監督は主役にあらずと書いたばかりですが、今回は森監督の選手起用がよかった。ペドロを起用して相手のゴール近くでの鋭さを増し、点を取ってからの逃げ切りのためにトーレス。
ドイツはEURO2008決勝戦と同様、まだ展開力でスペインに一歩劣ることを露呈しましたが、その差はつまってるかも。チームが若返ってるのに、交代で入った、さらに若いクロースがもう遜色ない、ということで、ポテンシャルを感じさせるチームでした。
ただ、「勝負を決める要因1」(5/25)の記事で書いた、「前回のW杯に初めて出たけど、まだ経験不足で力を出し切れず終わった。それから経験も積んでピークにある、という選手が主力のチームがいい」という考えに基づき、W杯一回目の選手が多くなったドイツは、力を発揮しつつもどこかで止まる、と予想していました。といっても、「やっぱりバラックがいた方がよかった」ということではありません。バラックがいたら、若い選手が力を発揮できず、もっと前に終わってたのでは。
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さてファイナル、期待したとおり、どっちが勝っても初優勝。理詰めスペインか、ドサクサオランダか。大会前にはオランダ優勝を予想しましたが、勝ってほしいのはスペイン。カギを握るのは、やっぱりシャビ。オランダは、ファンボメルやデヨンが急所でファウル気味にぶっ潰しに来るので、そして、それがこのチームが勝ちあがった最大の要因なので、レフェリーのジャッジの傾向がカギを握るのでは、と思います。