時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

吉野川

2010年07月21日 | フィールドワークから
徳島・東みよし町の調査は、たいへん協力的な6人のみなさんのおかげで無事終了。調査の会場としてお借りした中央公民館は、土讃線が吉野川の北側の急斜面を、下り勾配があまりに急にならないよう斜めに下り、こんどは吉野川の対岸へ渡るために90℃ほどぐるりと向きを変える、ちょうどその曲がった部分に囲まれるように位置しています。写真は、その線路をまたぐ橋の上から撮ったもの。写真の奥が吉野川。

2年前に池田を訪れたときは、かなり深刻な水不足でしたが、今年は梅雨でかなりまとまった雨量が得られたそうで、池田ダムも水量豊富。緑色の水を深く湛えてきれいでした。

(↓ つづく)

高速バスで大阪へ

2010年07月21日 | フィールドワークから
他に交通手段が見つからず、東みよし町公民館までは往復ともタクシー。こういうとき研究費がありがたい。帰りのタクシーのドライバーさん(これまたベタで方言)に教わって、電車ではなく、高速バスで大阪へ行くことにしました。地域の様子を教えてもらおうと、その他いろいろ質問していたら、途中で黙られてしまいました。あまり話しかけられるのは好きじゃないのか、私の態度が何か悪かったのか… 

阿波池田駅から300mほどのところにあるバスターミナルは、日本たばこの工場跡地にあるショッピングモールの一角にあります。ローカルバスも、高速バスもここから出る。日本たばこの撤退は、この辺りの町村の経済には大きな打撃だったらしい。バスターミナルの一角には観光案内の横にノックする池田高校、故蔦監督の写真。

4:30発車の阪急バスで大阪へ。いつもどおり、瀬戸大橋から瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めるのもすばらしいのですが、何度も往復してるので気分が変わってよかった。吉野川沿いを下り、淡路島から神戸に抜け、さらに、夕暮れの神戸~大阪湾岸ルートを走る。そして午後9時過ぎ、やっと翌日調査予定の大阪・岸和田市に到着。○パホテルの社長さんの写真が迎えてくれました。強烈・・・

(↓ つづく)

岸和田市調査で終了

2010年07月21日 | フィールドワークから
そして翌日、岸和田で調査。これも順調に終了。今回の日本滞在で香川県高瀬町、財田町、徳島県三好町(いずれも旧町名)、大阪府岸和田市の4市町、15人からデータが得られ、短いわりに濃密なフィールドワークになりました。こころよくご協力くださった、各市町村の教育委員会のみなさん、話者になってくださった地域のみなさんに感謝いたします。

写真は、南海線、岸和田駅で撮ったもの。痴漢抑止のメッセージ、やっぱり方言のほうが伝わるのか、共通語じゃキツすぎるのか。大阪みやげに、定番の蓬莱の豚まんを頼まれていたのですが、新幹線コンコース内に入ってしまってから、中にはないことに気づくミス。駅員に頼んで出してもらって、なんとか買ってくることができました。戻った多治見は、身の危険を感ずるほどの暑さ。Bloomingtonも今夏は暑いようですが、せいぜい32℃くらいで、よほどマシ。もうすぐ帰れるのでホッとしてます。

(おわり)