長い間、共にイベントに参加してきた友人が事故に遭った。
エッそれだけで
そんなに大きなダメージ受けるのか・・・
小学生ならしばらく痛みとアザが残る程度のアクシデント。
「魔が悪い」とでも言うのかな?
彼の豪快な武勇伝は大盛りも入っているのでは?と
疑いたくなるような話も多かったけど、
本人があまりに真面目に話すので多少のモリはご愛嬌でした。
彼は多分、自分では1ミリも大袈裟に話したと思ってないのでしょう。
「そう言えば◯ちゃん さぁ・・・」と話を彼にふると
初めて話すように語り出す彼が好きでした。
皆はもう暗記するくらい何度も聞いてる話なんですが、
彼の冒険談は不思議と色褪せないんです。
香港からマカオに渡り、
ある賭博場のルーレット、
台の周りには沢山の人だかり、
その中心に立つのは彼。
もう9回連続で奇数に全てのチップを賭け、
9回連続でルーレットの球は奇数の溝に落ちたそうで、
プライベートで雇った通訳は「もうやめましょう」と連呼するなか、
彼はまたしても「奇数」にそれまで得た全てのチップを置く。
まさか!の球は奇数に落ちる。
ルーレット台を囲むギャラリーは大歓声・・・
何度も何度も彼は熱く語ってくれました。
悪い奴がほんの少し話の先を「・・・だったんでしょ」などと
言っても怒らず、自信に満ちた笑みさえ浮かべ「そうでォ」
と話を続ける・・・
彼の武勇伝はもはや古典落語の風格さえ感じさせたんです。
コレからのリハビリ頑張って、また彼が武勇伝を語る日が
来ること願っています。