ここは堂々と退職宣言をする場ではないが、備忘録代わりに書いておく。
2月から始めた高齢者介護の仕事、私を良く知る友人知人の9割以上が「アンタにはムリな仕事世界」と言ったにも関わらず、半年も続いたことに自分で自分を褒めてやりたい。
さて、介護職1年生には出来ないことも多く、まだ一人前でないのは百も承知。
しかし敢えて退職を決意した理由を考えてみた。
特に1と3が大きい。
その1.世間の言うとおり激務である。ダイエットしたわけでもないのに半年で5キロ近く痩せた私が言うのだから間違いない←贅肉が落ちたのは嬉しいが、実はまだ減り続けていて正直体力もなくなってきている。腰痛と背中の筋肉の痛み、腕がときどきしびれる、足の指、裏が痛くなることはしょっちゅう。慢性化したら困る…。)
特にユニット介護という美名の下、少人数ケアを謳っている場合、下手するとある時間、一人のスタッフが20人余りの要介護老人の面倒を見ることになる。
老人は最重度の要介護5が多数、要介護2~4ぐらいまでがひしめいている。
それぞれに対応法が異なり、ほぼ100%認知症を発症しているだけにどの老人も手強い(中には精神遅滞の人が老いたパターンで外見は認知症そっくりな老人もいる。)
介護職を10年近くもやっているベテランが何人もいる一方で、1年生も当然一人前に仕事しているべきと見なされ、ルティンワークが出来ていないと注意される。
人の質には恵まれた職場なので注意の仕方は非常に理性的だが、なぜ新人が育つための訓練期間を十分取るケア体制を組まないのかと不満でならない。
(スピード、経験知が違うのだから限られた時間でこなせる仕事量にかなりの差が出るにも関わらず、だ。)
介護の現場などろくに見たこともない事務屋の幹部の立てた業務計画によって全てが運営され、それでも誰も文句も言わない。(こんなものと諦めている様子。)
その2.私といわゆるボケ老人たちとの関係は悪くなく、かなり仲良しの老人も複数いる。
が、認知症ゆえか(他の病気ゆえか)、そんな老人たちでも扱いは極めて厄介だ。
ときどき「何でご機嫌を取ってまでこんなボケ老人たちの世話をせんとあかんのか!?」と真剣に腹が立つ。
○○○○たろか!と思うこともしばしば。
本来だと自分の出来ない仕事は早急に出来るようになろうと思うものだし、そうすべきだが、1、3とも関係するが、「何でそこまでして…」とやる気が起きない、または1年生に配慮のない業務体制に怒りがわくのみの私がいる。
(私が勤務フロアを変わると勘違いして泣きそうになったバアサンがいたが、実はこの老人が最も厄介で、多動により私を苦しめ、辞めたい気持ちにさせる元凶だったりするんである。)
その3.別業界から入ったせいかボケ老人を極めて冷静に観察している私がいる。
愛情深く見守るなんて到底ムリ。
理由は詳しく書かないが、そのせいかどうかやっている仕事に意義を感じられなくなる時がしばしばある。
文字通り汚れ仕事なだけに、そうなると辞めたい気持ちにストッパーがきかなくなってしまう。
その4.勤務システム自体がしんどい。
月の半分ほど休めるのが気に入って勤める気になったのだが、週に1回は夜勤があり、夜勤明けの日は正直眠くて眠くて1日潰れてしまう。
結果的に週5日ぐらいも勤めてる感じ。
(これは長すぎる!それでこのペイではとてもやってられない!!)
4週間勤務に対して希望休を申請できるのは3日まで。
いろんなセミナーやら勉強会、会合等に参加するのが大好きな私だのに、諦めざるを得ないことが多く、勤務期間が長くなるとストレスになる。
(以前、デパートに勤めていたとき全く同じ経験をしてるのに、懲りないヤツとは私のこと?)
時間外にせざるを得ない月1の会議や記録などもあるが、これは何故か給料の対象外。
会議は1回3時間ほど、記録作りは残業にならざるを得ないのに、である。
それ以外にもこれでもかというほど読むべき勤務上の取り決め、利用者情報などがあり、少し早く出勤したぐらいではとても読み終わらない。
勤務日以外にこれらの情報が申し送りされていると知らずにいることもしばしばあり、かなり危険(いずれも1回読んだだけでは理解できないぐらい量が多く煩雑)。
仕事上の思惑もあり、まだ老人介護そのものに飽きたわけではないのが救い?だが、特養はもうコリゴリだ。
数日前の読売新聞の記事ではないが、介護の現場からどんどんスタッフが辞めていくのがよくわかる気分。
やれやれ。
2月から始めた高齢者介護の仕事、私を良く知る友人知人の9割以上が「アンタにはムリな仕事世界」と言ったにも関わらず、半年も続いたことに自分で自分を褒めてやりたい。
さて、介護職1年生には出来ないことも多く、まだ一人前でないのは百も承知。
しかし敢えて退職を決意した理由を考えてみた。
特に1と3が大きい。
その1.世間の言うとおり激務である。ダイエットしたわけでもないのに半年で5キロ近く痩せた私が言うのだから間違いない←贅肉が落ちたのは嬉しいが、実はまだ減り続けていて正直体力もなくなってきている。腰痛と背中の筋肉の痛み、腕がときどきしびれる、足の指、裏が痛くなることはしょっちゅう。慢性化したら困る…。)
特にユニット介護という美名の下、少人数ケアを謳っている場合、下手するとある時間、一人のスタッフが20人余りの要介護老人の面倒を見ることになる。
老人は最重度の要介護5が多数、要介護2~4ぐらいまでがひしめいている。
それぞれに対応法が異なり、ほぼ100%認知症を発症しているだけにどの老人も手強い(中には精神遅滞の人が老いたパターンで外見は認知症そっくりな老人もいる。)
介護職を10年近くもやっているベテランが何人もいる一方で、1年生も当然一人前に仕事しているべきと見なされ、ルティンワークが出来ていないと注意される。
人の質には恵まれた職場なので注意の仕方は非常に理性的だが、なぜ新人が育つための訓練期間を十分取るケア体制を組まないのかと不満でならない。
(スピード、経験知が違うのだから限られた時間でこなせる仕事量にかなりの差が出るにも関わらず、だ。)
介護の現場などろくに見たこともない事務屋の幹部の立てた業務計画によって全てが運営され、それでも誰も文句も言わない。(こんなものと諦めている様子。)
その2.私といわゆるボケ老人たちとの関係は悪くなく、かなり仲良しの老人も複数いる。
が、認知症ゆえか(他の病気ゆえか)、そんな老人たちでも扱いは極めて厄介だ。
ときどき「何でご機嫌を取ってまでこんなボケ老人たちの世話をせんとあかんのか!?」と真剣に腹が立つ。
○○○○たろか!と思うこともしばしば。
本来だと自分の出来ない仕事は早急に出来るようになろうと思うものだし、そうすべきだが、1、3とも関係するが、「何でそこまでして…」とやる気が起きない、または1年生に配慮のない業務体制に怒りがわくのみの私がいる。
(私が勤務フロアを変わると勘違いして泣きそうになったバアサンがいたが、実はこの老人が最も厄介で、多動により私を苦しめ、辞めたい気持ちにさせる元凶だったりするんである。)
その3.別業界から入ったせいかボケ老人を極めて冷静に観察している私がいる。
愛情深く見守るなんて到底ムリ。
理由は詳しく書かないが、そのせいかどうかやっている仕事に意義を感じられなくなる時がしばしばある。
文字通り汚れ仕事なだけに、そうなると辞めたい気持ちにストッパーがきかなくなってしまう。
その4.勤務システム自体がしんどい。
月の半分ほど休めるのが気に入って勤める気になったのだが、週に1回は夜勤があり、夜勤明けの日は正直眠くて眠くて1日潰れてしまう。
結果的に週5日ぐらいも勤めてる感じ。
(これは長すぎる!それでこのペイではとてもやってられない!!)
4週間勤務に対して希望休を申請できるのは3日まで。
いろんなセミナーやら勉強会、会合等に参加するのが大好きな私だのに、諦めざるを得ないことが多く、勤務期間が長くなるとストレスになる。
(以前、デパートに勤めていたとき全く同じ経験をしてるのに、懲りないヤツとは私のこと?)
時間外にせざるを得ない月1の会議や記録などもあるが、これは何故か給料の対象外。
会議は1回3時間ほど、記録作りは残業にならざるを得ないのに、である。
それ以外にもこれでもかというほど読むべき勤務上の取り決め、利用者情報などがあり、少し早く出勤したぐらいではとても読み終わらない。
勤務日以外にこれらの情報が申し送りされていると知らずにいることもしばしばあり、かなり危険(いずれも1回読んだだけでは理解できないぐらい量が多く煩雑)。
仕事上の思惑もあり、まだ老人介護そのものに飽きたわけではないのが救い?だが、特養はもうコリゴリだ。
数日前の読売新聞の記事ではないが、介護の現場からどんどんスタッフが辞めていくのがよくわかる気分。
やれやれ。