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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

人生の明暗を分けるもの

2009-12-31 | その他
12月30日に見た『壮絶人生ドキュメント~俺たちはプロ野球選手だった』(TV)。

゛失敗人生゛を映像で世間にさらすのは勇気が要ると思うが、見終わっての感想は「(失敗の総括はできているから)今がいい」とは思えず、<自己管理できない人は人生を誤る>という教訓を痛感する結果に。

元南海ホークス捕手のドカベンは、入団当時110キロあった体重を人気上昇と共に接待漬けに任せた結果、130キロに増やした。
体重増だけが原因ではないと思うが、重い体で成果を出せなくなり、27歳にして戦力外通告を受けた。
(身長170センチ。高校時代は85キロとスリム?だったらしい)

その後、飲食店を経営し順調にいき始めたところで末期腎臓病を発症、現在は週3日、1回5時間の人工透析を受ける身だ。
その間、離婚・再婚を繰り返し、プライベートも落ち着かなかったようだ。

元近鉄バファローズ投手の加藤哲郎の躓きは舌禍。
89年の日本シリーズで巨人に3連勝して優勝に王手をかけながら、記者のインタビューに答えて「巨人は(当時の最下位?)ロッテより弱い」と言ったとマスコミに書き立てられ、発奮した巨人にまさかの逆転優勝を許した。

(本当は、「巨人を強いとは思えない。ロッテには強い打者がいるので気が抜けない」と言ったらしいが、普段から不遜な態度と口調だった加藤の発言を、記者が上記のように面白おかしくつないだようだ)

数年後加藤は戦力外通告を受け、その後さらに2球団を経て37才だかで引退。
その後声をかけてくれた放送局で野球解説者になるが、そこで調子に乗ってバファローズの投手を酷評したところ、その時の番組のスポンサーが近鉄だったためお声がかからなくなり、やがて球界を去ることに。

現在は飲食店で働き、客には「元プロ野球選手だったと偉そうにせず謙虚な人」と思われているよう。

いくら努力しても本人にはどうしようもない面もあるので外野が勝手なことを言うのは気が引けるが、それにしても人ごとながら「もったいないなぁ」が本音だ。
逆に今、名声を博している選手を見ると、皆厳しく自己管理している人ばかりではないか。

どんな世界にも言える゛基本のキ゛だと思った。

さて、年賀状でも書こうか

2009-12-30 | 日記
元旦にゆったりした気分でもらった年賀状を読むのは楽しみだが、自分が書くのは正月になってから。
矛盾があるが、ここ数年来そんな状況が定着している。

ハガキは11月末には用意していたのにこの有様。
何かと気ぜわしい12月にはなかなかじっくりと腰をすえて書く気にならないというのがその大きな理由だ。

まあ人それぞれ、友人知人には諦めてもらうしかない。
その代り、宛名書き、小さな文面は全部手書きで心を込める…。

ご馳走を食べてみた

2009-12-25 | 日記
世間は今日はクリスマスで浮かれているようだ。
近所の皮膚科へ正月休みの間の薬をもらっとこうと出かけたら、明日の午後から休診とかで、いつもは静まり返っている待合室が患者で溢れ返っていた。

スーパーへ買い物に行ったら、ここにもお客が溢れていた。
不景気というが皆食べる物には結構お金をかけているようだ。
人込みが嫌いな私なのに、敢えてこの時期出かけるのは食材が一年のうちでも最も豊富な時期だから。

おせちを作るわけじゃないが、色んな食べ物で溢れ返った店内は眺めるだけでも楽しい。
私もちょっとだけフンパツしてお寿司と刺身を買った。
デザートはマクワの親戚のようなメロンと大きなプリン。

自分でケーキを作ってもいいが、あまり気が向かない。
電気釜が壊れたかと心配したがタイマー設定が問題だったようで、今朝はちゃんと指定した時刻に白いご飯が炊けた。

これで安心して炊き込みご飯が作れる。
メニューは本しめじと油揚げと鶏肉のご飯、ニラの卵焼き、ホウレンソウのおひたし…。
実はこれ、明日持って行くお弁当の中身のつもり。

読書三昧

2009-12-24 | 読書
2日で3冊。
などと喜んでいる場合ではない。
他にしなくてはならない喫緊の用事があるのに、どうにもする気が起こらず読書に逃げてる有様。
そんなときに限ってハカがいく。

が、お陰で新しい認識も得た。
昔から愛読していた児童文学の『赤毛のアン』が、実は゛逃避文学゛の最たるものだったとは。

平たく言うと、アンは特異な設定の下に置かれた作品で、読者はこの本を読んでいる限り、現世のわずらわしさから完璧に守られた一種のファンタジーの世界へワープできるってことらしい。
同じモンゴメリ女史の手による『可愛いエミリー』という作品と比べると、アンの物語の特異性が際立つという。

アンに登場する背景としての男性がほとんど男性らしくない男性であり、むしろ女性の方が実力も発言権もあること(この時代にあっては極めて異質である)、アヴォンリーという村の景色を何度も褒めているにもかかわらず、アンの住むグリーン・ゲイブルスを中心にごく狭い範囲の景色描写しかないこと等々がその証拠だそうな。
他にも証拠が続々…。

分析者は児童文化が専門の学者で横川寿美子氏、本のタイトルは『「赤毛のアン」の挑戦』という。
なので私に分析手法や視点に異論のあるはずもなく、「へぇー、アンというのはそういう物語だったのか…」と感慨深いものに。
読むと気分が晴れるとは以前から思っていたが、それはとりもなおさず゛現実逃避゛の世界に読者を連れて行ってくれるからだったらしい。

この作品の立ち位置をいったん知ってしまったからには、もはや知らなかった頃の純粋さ?で読むというわけにもいかないが、今まで思いもしなかった視点を持つというのも悪くはない。

あと、『まずは小さな世界で1番になる』(江村林香著)。
これは借りたので指定日までに返さなくちゃと必死に読んだのだが、途中で自分でも持っている本なことに気付いた。
誰もが著者のような起業家になれるわけではないが、商売をする上での貴重な視点が多数示唆されていた。

もう一つ、『サラブレッドコンプレックス』。
こちらの著者は心療内科医の海原純子氏。
゛格差に負けない心を育てる゛は編集者のつけたキャッチだと思うが、人間のコンプレックス(心理)について興味深く解き明かした本だ。

しっかり働いた記念日

2009-12-23 | 日記
昨日はン十回目の私のバースディだった。
同僚の男性2人から思いがけないプレゼントを貰ってご機嫌。(゛催促した゛との噂もあるが気にしない気にしない)

誕生日が嬉しい年齢はとうに過ぎたが、それでも自分が現在何とか無事に生きていられることを思うと感慨深いものがある。
例年この日はしっかり仕事をしている。

今年もそれは同じだったが、一つ心残りがあるとすれば、それはゆず湯に入りそびれたこと。
眠さに負け、つい実用本位で済ませてしまったのだ。

そんな些細な後悔はあるにしろ、今年の仕事のほとんどはこの日に終わった。
プライベートの用事は年末まで色々あるが、いつになく早く解放された感じ。
実際はもう1日仕事日が残っているが、頭の中は既に来年へと飛んでいるのだった…。

書店が呼ぶ?

2009-12-15 | メガネ
仕事の帰り道、K書店が「おいでおいで」と私にメッセージを送って来た。
書店との付合いが長いのでこういう時は迷わない。
行く!のみ。

と、待ち望んでいたメガネ誌の新刊が出ていた(コレが呼んだに違いない)。
メガネオタクたるもの、早速気になる新型モデルをチェック、このブランドならどこで買えるか…いや私には似合わないかも…とアレコレ考えるのが一番楽しいひとときなのだが、最近はピンと来るものがほとんどなく不調。
お金を使わなくていいけど、ワクワク感もない。

同じ書店の一角にかわいい干支の置物と、招き猫の置物が並んでいた。
この手の雑貨には普段はとんと興味がないが、今回は定番の白ネコだけじゃなく、大好きなトラ模様のコもいたので来年の干支にかこつけて買うことにした(実は異様なトラネコ好き…)。

ウチはトラじゃなく、ネコで新年を祝うのだ!?
左手招きは人招き、右手は金招き(いっそ両手を挙げててもらいたいものだ)だが、世相を反映してか右手招きがよく売れていたのがおかしかったりして…。
もちろん、2体ともゲットしたが、よっぽど欲深いのかなーとちょっとだけ反省。

「夢を持つこと」の本当の意味

2009-12-12 | キャリアの周辺
以下は田坂広志氏のMMからの受け売り。
田坂氏が心理学者の故・河合隼雄氏と対談したとき、氏が数多くのクライアントの夢分析をした結果について語ったそうだ。

『人は、夢を追い求めて生きているうちは幸せなのですが、
その夢を実現してしまうと、不幸になるのですね。』と。

そこから田坂氏の得た結論は次のようなもの。
<「夢」とは、人生を幸せに生きるための「目標」ではない。
「夢」とは、人生を幸せに生きるための「方法」である。>

なるほどなーと思い当たるところのある私は、非常に感動?&賛同した。
夢を持つと人は人生に前向きになれるが、それはつまりこういうことだったのだ。

夢の効用は叶えることにあるのではなく、夢を抱くことによってそこに至る過程が充実したものになるという理。
だから人生に夢を持つことが大事なんだと納得、腑に落ちた。

アイデアがお金になった!

2009-12-08 | キャリアの周辺
企画・アイデアはしばしばタダ取りされるものだが、生まれて初めて純粋なアイデア提供に対して企画料をもらった画期的な日!

くれたのは知合いなので多分に甘い評価もあると思うが、今まで私が余暇や生涯学習、キャリアカウンセリング、シニアの生き方研究及び起業取材、シニア向け講座企画など相当広範囲の分野にクビを突っ込んできた成果が、ここへ来てやっと出始めたのかなーという感じ。

脳科学、心理学、キャリア、カウンセリング、ライティング、幼児教育(一応、保育士資格を持ってる)、社会福祉、その他雑学…。
何ごとも学んでおいてムダにはならんとしみじみ。

知人は今後そちらの仕事を本格発展させていこうとしている。
なので私も下支えできるよう頑張る。

ぼちぼち今年の振り返りを

2009-12-06 | キャリアの周辺
CC養成講座修了生有志が参加する勉強会は今秋から4年目に突入。
世話人の人柄と熱意によるところ大で、ただただ頭が下がる。

そんな会で1年に最低1回は発表の機会が回ってくる。
以前は外部講師を招くことが多かったので会員の持ち時間は1人30分程度と短かったが、夏から実質自分たちだけで運営しているため1時間に延びた。

私は毎年年末に指名されるので、今年は『2009年の総括&2010年の展望』と題して近況報告、および1件のケーススタディを提案。
恥ずかしい面もある総括だが、これを直視することで前へ進めると信じる。

ライター稼業は9月をもって終了。
ライティングの仕事をもらうのは簡単ではないが、終わるのは本当に早い。
仮に仕事をもらってもそこのギャラや方向性、および編集者と気が合わない場合は長続きしない。

私情は禁物とはいえ、仕事のやり取りは人間同士が行うからだ。
幸い、私の場合は編集者が良い人だったので長く続けさせてもらった。
しかし、7年半ほども続いたところでジ・エンド。

ちょうどCCの仕事がかなり忙しくなっていたので、「『自分が目指す本来の方向へ進め!』という合図だ」と自分を納得させる。
今後は自分の意見発表のために書きたい。

大学の非常勤講師は今年週1・3コマでスタートしたが、来年は倍になる予定。
ありがたいことだ。
2年目はもう少し余裕をもって内容の充実を図りたい。

CC自体の勉強も大切だが、もう少しカウンセリングの知識や技術を深める勉強もしたいと思っていたところ、タイミング良く知人から自主勉強会が発足するので参加しないかと誘われ飛びついた。

気が多く、よく言えば多方面に情報を持っているのが私の強みであり、悪く言えば気を散らしすぎ。
が、これも大局に悪影響が出る場合は慎まねばならないが、生き方としては自分らしいと思う。

CCやカウンセラー、講師などの仕事は一生勉強がついてまわる。
そうしないと時代に追いつけない、自分の能力が劣化するなど理由はいろいろ。
逆に言うと一生勉強せねばならないことが苦にならない人のみがこの職業を選ぶ。

そんな中、自分ではごく普通に来年の計画を立てたつもりだったが、仲間にすごいなぁと言われた。
言ったのは60歳前後の男性が多い。
つまり自身の定年が目の前にチラツキ始めているので、今さら資格を取ったり勉強しても使える期間が短いからもう挑戦しないということらしい。

人それぞれ。
考え方もさまざまだが、定年後の人生は相当長い。

会社員を辞めても、人生を辞めるまでの間、ライフワークがないと退屈だろうと思うのだが(男女とも社会参加するという心のハリを失うといっぺんに老ける人が多い。アンチエイジングを言うよりよほど重要な問題と思う)、余計なお世話かも。

来春、<視座―視点―価値観>がテーマの本に共同執筆させてもらうが、私のテーマはさしあたって上記とシニア起業あたりか。
本当は若年層にも切り込んだ何かを書きたいところだが、それはさらに先の課題としておこう。

女の子たち

2009-12-05 | キャリアの周辺
「女子大生は女子大生であること自体がブランドである」と言っているのは私である。
日々、彼女たちと接していてそんな言葉が自然に浮かぶ。

先日コミュニケーションの授業で、ディスカッションの一環としてグループ毎にフリートークをしてもらった。
もちろん大枠のテーマはあり、メンバーは目的に沿って順に話題を出し、出した本人はそのセッション中は議長を務めて話がはずむよう、脱線しないよう、皆が発言できるよう、時間管理にも心配りせねばならない責を負う。

1テーマ10分は議論に慣れていない彼女たちには結構長く、かなり時間を持て余したようだ。
女の子好みのゆるーいテーマが多かったが、まあ1年生がほとんどなので仕方のない面もあり、その辺は大目に見ることにした。

聞くともなく学生たちの話すのを聞いていると…。
なかなか面白くて思わず笑いそうになり、下を向いて必死にこらえたほど。

「もしも億万長者になったら何をしたいか?」というテーマを出したグループは、しばらく話すとネタが尽きたらしい。
余った時間を、よりによって「もしも貧乏だったらどうするか?」というテーマに切り替えて話していた。
かわいそうに、億万長者の暮らしぶりは想像もつかなかったに違いない(^^)。

「もしも願った物が現実に作れるとしたら何が欲しいか?」グループは、「どこでもドアが欲しい」「いや、それなら私はドラえもんが欲しいわ!」(←誰もが思う本音だろう)と盛り上がっていた。

意外なことに、「もしも半年の命だったら(どうする)?」や「明日で地球が滅亡するなら?」というテーマ出しをしたグループが異様な盛り上がりを見せた。
皆死を目前にしたら、しておきたいことが一杯あるらしい。

「異性にモテるにはどうすればいいか?」「緊張しない方法は?」「一番いいお金の使い方は?」「稼げるバイトは何か?」「身長を伸ばすには?」「草食系と肉食系どちらがいいか?」「かけひきのうまい女になる法は?」などのテーマも。

「生まれ変われるなら男か女か?」という古典的なテーマもなかなか話が弾んだようだ。
この議論、もしかしたら学生以上に楽しんだのは私だったかもしれない。