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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

゛シニア起業゛考

2008-05-22 | シニア情報
先日、シニア起業を雇用増の視点から研究したいという院生さんに会った。
私がその世界のオーソリティということで紹介して下さる方があったのだ。
ありがたや。

しかし、シニア起業は面白い反面、非常に難しい世界でもある。
これまで6年以上シニア起業家取材に取組み、大阪を中心に90人以上に会ってきた私だが、その難しさはまず起業の目的が多岐にわたることにある。

必ずしも儲けや拡大を目的とせず、どちらかというと文系シニアの場合は自分の仕事を作るため、つまり生きがいのために起業するといった趣きの人が多い。
となると、何をもってシニア起業成功というのかが先ず問題になる。

もちろん、これは早期退職も含めた定年組の話で、50代前半ごろの起業だとまだまた経済的な目標が占める割合は大きい。
しかし、本人の想いとは別に、事はなかなかそううまくは運ばないんである。

加えて(栄華はないが)盛衰の激しさ。
これは現役世代も全く同じかもしれないが。

また私のようにメディア掲載が先にあり、それをベースに研究しようというような場合だと、資本金額や売上など脚色されたデータが悩みの種になる。

人間、正直なばかりが能ではない。
それはわかっているが、そのような様々な事情によりシニア起業は実態がなかなか見えないのだ。
母数が限定されることに加えて客観的なデータが乏しいとなると、研究対象としてはどうなんだろうか。

中途半端な研究論文を書いて院を修了してしまい、今も後悔と共に「いつかちゃんと書き直したい」と思っている私だが、実は結論(方向づけ)が難しいのが一番の障壁だったりして。

シニア起業研究を一応ライフワークにしている身、この先も一生付き合うことにはなるのだが、正直どの視点から先へ繋げたらいいのかまだ見えないでいる。

院生さんには「とにかく相手の言うことを鵜呑みにしてはいけない」と伝えた。
これは私の実感である。
しかし、こんな私と会って色々聞いたことが果たして学生さんのためになったのかどうか。

なくしてわかるありがたさ…冷蔵庫編

2008-05-17 | Weblog
やっと冷蔵庫のある生活に戻りました。
正味半月以上ぶり、です。

本当は4月半ばから「あれ?冷え方が足りないような…?」「何だか冷蔵庫の音が大きくなったな」と薄々気づいていたのですが、まさかそれがコンプレッサーの故障=冷蔵庫がダメになったことだとは思いもせず、対応が遅れました。

夜、改めてスーパーで買い物しながら、好物を見つけて買いだめできる幸せ、冷蔵保存が不可欠な食品を沢山買いだめできる幸せを思いました。
当たり前と思っていた些細な日常が、なくすとそうではなかったことに気づかされます。

数年ぶりに電気釜も揃い、今年の夏は食事作りが楽しくなりそうです。
(食べすぎに注意しなくちゃ…)

単行本で紹介された

2008-05-06 | 読書
日頃お世話になっている生涯学習が専門の桜美林大・瀬沼克彰(よしあき)先生から書籍小包が届いた。
贈呈いただいた『人気を呼ぶ!協創・協働の生涯学習』(日本地域社会研究所)は先生の何十冊目かの著書で、この5月12日発行予定。

中にこのアタクシめの活動が実名入りで紹介されていた。
「…社会人入学でこの3月に<シニアの起業>をテーマに修士号を取得した人で、シニアの問題を長く追究しているライターである。関西圏のシニア事情を幅広くルポしているので、社会参加活動についても詳しい。…」と。

ちょっと残念だったのは、前半部分。
元の原稿が書かれたのが昨年なので、出版時点からすれば「昨年3月…」が正解。
まあしかし紹介してもらっただけでもありがたいことだと感謝しよう。

ホントはこういう本を自分で書いているべきなことを思い、サボりがちの日頃のシニア研究にカツを入れてもらった思い。
しかし最近はシニア起業もさることながら、もう少し高齢者を対象とする「介護」の世界も相当気になっている私である。

というのもずっと昔から私の頭を去らない疑問、「人はどんなに教養を積み人格を磨いても、加齢により認知症を発症すれば全ての努力は水泡に帰すのか?」にまだ納得のいく答が見つからないからだ。

体力の衰え等によって慣れ親しんだ生活圏を奪われた場合に(急速に)発症する、高齢者ウツについても調べたい。
ホントの高齢期を生きるために、まだまだわからないことが多過ぎる。

メガネフリーク

2008-05-02 | メガネ
久しぶりに眼科へ行きいつもの目薬をもらおうとしたら、恒例の視力検査を受けることになった。

疲れの出ている夜だったせいもあるが、メガネをかけても右目は像がダブってよく見えない。
おそるおそる先生にお伺いを立てると、「そろそろレンズの度数を変えた方がいいでしょう」と(^^;)。

あと1,2日で新しいメガネが出来上がるのを楽しみにしている時に何てこと!
昨秋、フランスで開催された展示会で栄えあるシルモドール賞に輝いたメガネが、また作り直しの憂き目になりそう。
ぐっすん。

雑感

2008-05-02 | Weblog
このところ連日外食続き。
というのも14年前に買った冷蔵庫が4月中旬からおかしくなり、食材の備蓄ができなくなったから。

原因を探り修理もしてくれるという市内の電気屋さんに出張してもらったら、「あ、これはコンプレッサーの故障です。取り替えると7~8万円はかかるから新しく買った方がお得ですよ!」ときっぱり言われた。

彼は冷蔵庫と冷凍庫の扉を開け、簡単な機械で温度をささっと調べただけ。
わずか10分ほどの所見料は3500円ナリ。
゛分給゛350円の超オイシイ仕事だ。

しかしついでなので遂に電気釜も買うことに決めた。
1050円の土鍋も捨て難いが、私は玄米ご飯もお粥も食べたい。
玄米ご飯を炊くためにはガスコンロを2時間ほども見張っている必要があり、そんな余裕はとてもないため。

ところが今度は大型電気屋さんへそれらを見に行く時間がない。
自分の用事に加えて4月から新たに゛(母の)病院見舞い゛という仕事が加わり、
バタバタしているうちに、気づけばあっという間に時間だけが経っている。

今年は仕事のこと、プライベートのこと等考えることが多い。
今年から新たに取り組むことにした長期戦の勉強もある。
2008年度がもう半分近くも過ぎていることに愕然としつつ…。

しかし日々の忙しさに流されず、先の自分のために1日30分の読書を習慣として頑張りたい。
1つの仕事だけで満たされない想いは、満たされる何かが見つかるまで色んな周辺仕事をボラでやってみるのも良いかもしれない。

そんなわけで、自分自身の訓練のためにもただ今、メールでのキャリア・コンサルティングを実施しているところ。
できればまだ1つか2つ、してみたい仕事がある。