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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

買うか買うまいかと悩む幸せ

2008-04-22 | Weblog
ショッピング好きは女性の特徴と思われていますが、なかなかどうして男性だって負けてはいない。
好きな物に関するウンチクを語らせるとそれは延々と続き、大抵の女性は太刀打ちできません。

というかオトコの場合、非常なこだわりを持ってショッピングしていることが多く、その物への思いを通して人生観までもが透けて見えるのが非常に面白い。

ネットで中古本をゲットした『僕の散財日記』(松任谷正隆著、世界文化社)。
氏の買うのはもちろん超一流品ばかり。
誰もが買える代物ではないのはさておき、著者の対象への愛情がしっかり伝わってきます。

既に実用品の枠を超えて贅沢品の領域に入ったわがメガネコレクター熱もかくや?
夏に向けて「どれを買おうか」と思いながら新商品カタログを眺めるのは至福の時なのであります、ハイ(^^)。

大枚はたくは何のため…

2008-04-18 | Weblog
安からぬお金を払って買うサービスについて。
美容院やマッサージを受けに通うような医療機関などがそれにあたります。

他の人は知りませんが、私は毎回自分のコンプレックスや気になっていることを一から(違う相手に)説明するのはご免こうむりたい方。
最初に当たったスタッフにイヤな印象を持たない限りは、ずっとその人に私の専属となって面倒を見て欲しいと思うタイプです。

行きつけの店では「いつもの頼むわ」と言ってリラックスしていたい。
安くはないお金を払う意義もそこにあると思っています。

ところが大手のサービスではこのささやかな希望は満たされないことが多く、毎回担当してくれるスタッフが変わります。
もう少し複雑なサービスを提供する会社の場合だと、営業マンと実際に施術してくれる人が別になります。

するとどういうことが起こるか?

営業マンの提案が気に入ってサービスを買うことにしたのに、施術者がそのことを知らなかったり技術がないと非常に不愉快な思いをすることになります。

最初に客に接したスタッフがとことん要望を聞き出し、専属となって責任を持って施術して欲しい。
なんでこんなシンプルなシステムを作らないのか不思議です。

イングリット・フジコ・ヘミングを聴いた

2008-04-17 | Weblog
どんな状況下にあっても自分自身の息抜きは決して忘れない私(^^)。

遅ればせながら今夜初めてフジコ・ヘミングを聴いてきました。
病院に母を見舞ったあと、西宮まで足を伸ばしてピアノコンサートへ。
純粋に音楽や絵を楽しみたいときは一人の方が小回りがきいて何かと便利です。

2部構成の、2部も終わりの方になってフジコ・ヘミングはいきなり「先ほど(1部で)ノクターンを弾き忘れたので今から弾きます」と聴衆を笑わせてくれます。
気取らない人柄もまた彼女の魅力のよう。

舞台衣装(や髪飾り)は着物をアレンジした何だかわけのわからないものですが、白人にとってはそれもミステリアスでいいのだろうなと思いました。

年齢を感じさせない、否むしろ円熟の極みともいえる非常にエネルギッシュな演奏が最後まで続き、どっぷり会場で音に浸ることができました。

もう少しじっくり聴きたくてお土産にCDを1枚買いました。
しばらく楽しめそうです。

ぎゃあああああ……部屋にハチが!!

2008-04-15 | Weblog
いかにも春らしい陽気の中、久しぶりにノンビリ昼食でも食べようと思ったら…。
拭こうとした食卓テーブルの、いろいろ置いた中からぶーんと何かが飛び立った。

思わず台布巾で押さえようとしたものの、何だかよくわからないので一瞬見送ったらば、何と、そいつは見事に大きなスズメバチだったのです!

なして!?

もちろん、こういう場面で効果を発揮しそうなハエ叩きも捕虫網もありません。
一瞬パニックになった後、古新聞を重ねて長い方を巻き巻き…。

子どもがチャンバラごっこに使う゛剣゛を作り、太陽の光に目が向いて窓辺にいたそいつを襲い、ガラスに押しつけたあとスリッパで頭を叩いてすみやかに昇天していただきました。

あとは掃除機でガーッと…。

ああ、怖かった。
巨大でも人畜無害な足長グモ(←勝手に命名)ぐらいなら放置しておくのですが、スズメバチとあっては放っておくわけにはいきません。

罪のないハチには気の毒なことでしたが、しかしもっと怖いのは「機密性の高いマンションで、窓も開けてないのにどうしてそいつが部屋に入ったのか?」ということです。

どこかに外へ通じる穴でも開いているのか?

今後も思いがけない時間帯と場所にぶーんとスズメバチが出てきたらと思うと、その方がはるかに怖いのです。

読書日記

2008-04-06 | 読書
『ドイツ人の老後』(坂井洲二著、法政大学出版局、1991年)読了。

福祉や介護の専門家ではなく、ドイツが専門の民俗学者による契約の世界・ドイツの、高齢者制度や代表的な老人ホームについての報告書である。

老人問題は何よりも経済の問題であるとの視点から介護の仕方などについてではなく、老人ホームを建てる費用はどこから出るのか、どれほどか、入居費はどう算出するのか、入居者が払えなくなったらどうするのかといった制度と経済の問題を扱っている。

調査は遺産相続についての親子間の詳細な契約、墓の管理などにも及び、この辺りに日本人とは根本的に違う西洋人のメンタリティをはっきり感じる。
鎌倉時代に既にかの国では老人ホームが存在したというのだから驚く。

ドイツの老人ホームは入居(一時)金が要らず(最初に払っても退去時に返って来るシステム)、月々の管理費は日本より少し高いもののかなり手厚いサービスが期待できて羨ましい限りなのだが、最後の方で世話役も務める入居者の女性がホンネを語る。

「あなたは人間が老化によっていかにみにくくなるかまだよくおわかりにならないと思います。人間は80歳を越すとむずかしくなりはじめるのです。そうなるとお互いに悪口をいいあったり、廊下で会っても急に挨拶をしなくなったり、けんかをはじめたり、戸を開けっぱなしにするようになったりします。これがまた老人たちの小さな争いのはじまりになります。人生で一番困ったものは、人間自身なのです。人間が、自分で自分たちが生きることをむずかしくしているのです」と。

自分の住む世界が縮小すると他人の言動が気になって気になって仕方がない、だからつい文句を言うというところか。
古今東西を問わず人間の持つサガなのだろう。

介護保険制度発足前に書かれた本なので(調査は1987年)日本も今とはだいぶ状況が違うが、高齢化率において日本があっという間に世界のトップに躍り出ることはまだ予測されていない。

環境施策等々で何かあればすぐにお手本として示されるドイツ事例だが、彼らの物の考え方があって初めて成り立つ制度だということを日本人はよく知っておくべきである。

『キレる大人はなぜ増えた』(香山リカ著、朝日新書、2008年)もあと少しで読み終わる。
次は『暴走老人!』(藤原智美著)と『老いる準備』(上野千鶴子著)を。

新年度計画スタート!

2008-04-06 | Weblog
資格取得を趣味にしているわけでは決してなく、専門分野を確立するために補強しておきたい勉強があります。
この4月から1年7カ月計画で挑戦することを決めたのが社会福祉士。

社会福祉全般の相談業務のプロですが、カウンセラーやキャリコン同様、養成訓練はそれなりに大変なのにイザ資格を取得しても就職には苦労しそうなのがミエミエです。(大阪府では少し前無資格者による大量業務の実態が明らかになったばかり)

なので独立自営を視野に入れながら、とにかく実務経験を一つでも多く積むことを目指します。
通信教育なので意思を強く持たないと挫折してしまいます。
゛なりたい自分゛の成功イメージをしっかり持つことが重要です。

相談にのること

2008-04-03 | Weblog
古い友だちから「個人的に相談したいことがあるが、いつだったら電話してもいい?」とメールが入りました。

21時から21時半までの間に電話をもらうことになり、スタンバっていたのに結局先方の都合で電話が入ったのは23時半。
これじゃ何のためのアポかわからへんやんか!

こういう約束はきちんと守りたい方なのでちょっとムッとしたものの、私に気兼ねしながらお伺い&お詫びメールをくれた友だちの事情もわかるので、深夜ですが電話を受けることにしました。

最終的には本人も気づいていた通り、法律の専門家に依頼するのが妥当という結論に。
大変ですが、キチンとやるべきときにやるべきことはしないと仕方ありません。

ところでこの度の私の態度はというと――。
カウンセリングの講習会で学んだことを思い出しながら最初はひたすら傾聴しましたが、途中からは質問をはさみながらコメントするスタイルに。

「そんなのカウンセリングと違うじゃないか!」と言われたらその通りです。
しかしメインの問題がメンタルよりも実務的なレベルにある場合、課題解決に向けた具体的な方策が必要です。

もちろん本人の気持ちの整理も手伝うわけですが、一方で本人と対立する立場にある人が考えそうなことを第三者の立場から教えてあげることも。

話しながら、傾聴に徹してメンタルな相談にのるよりも、クライアントが次に何をするかを具体的に話し合うような相談にのる方がはるかに好きな自分を確認していました。

そうなんですよねー。
この場合、やはりそのような方向に軌道修正すべきなのでしょう。
専門相談(に向けた交通整理)&コーチング。
ホントは交通整理よりも自分がコンサルティングしたい。

そのためにはキチンとした専門分野を確立せねばなりません。
でも絶対そちらの方がやりたいし、私向きという気がしています。