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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

゛ミセス力(りょく)゛

2007-07-28 | Weblog
何でもかんでも検定が大流行りし、毎週宅配されるフリーペーパーにも゛ミセス力検定゛というのが載っていました。
ミセスの「家事力」「子育て力」「近所付き合い力」に加えて「家族のやる気を引き出し、協力し合える力」をチェックするというもの。

設問の中に「転職したい」と言い出した夫に妻としてどう対応するかを問うものがあり、答えは①「え~っ!」と冷たい目を向ける、②「転職したいんだね」と繰り返す、③「今の仕事、イヤなの!?」と聞く、という3つの中から選択します。

模範回答は②らしいのですが、ちょっと笑っちゃいました。
というのも、初期のカウンセリング場面におけるCoの模範解答そのものだったからです。
カウンセリングでは、Coは鏡となってClが自分で問題を見つけ、解決できるよう、言動に注意しながらClの姿を映して見せることに徹します。

しかし、これは訓練を受けた第三者だからこそ可能なことであって、はたして運命共同体の妻が転職の意思を示した夫に、優しく「(あなたは)転職したいんだね」などと応答出来るものでしょうか!?

大抵は、「何で?」「どうして?」「私と子どもはどうなるのよ?」「ガマンできないの?」「勝手なこと止めてよ!」「生活費どうすんのよ!?」と喧々がくがくのやり取りが交わされることでしょう。

(中にはよく出来た妻もいて、「好きにしていいわよ。私が頑張って働くわ」と言ってくれるかもしれませんが、レアケースと思います)

私は男性は働くのに「家族のため」という大義名分が不可欠な生き物らしいと認識しています。
いろいろ見聞きしたところでは、女性のように「自分のため」だけには働けない生き物らしい。
だから、妻は夫の領分を侵してはイケナイ、とも思うのです。

男性の年齢によってこの意識は多少違うかもしれませんが、逆境の中で根性を据えて働き始めるのは女性に多く、思い通りにならないと自棄を起こし酒に逃げるなどしてダメ人間になってしまうのは男性に多い。

だから逆説的ですが、男性には(家族として)ちょっとだけぶらさがってあげるのが礼儀ではないかという気もしています。
そんな中、夫の転職希望にどう対応するかを問われるんですから、キ・ビ・シ・イ!

1位は気持ちいい!

2007-07-27 | 仕事
連載6年目にして初めてというのがちょっと情けないのですが、読者投票で「がんばれ!シニア・ベンチャー」(http://www.nextone.jp/)が堂々の1位に選ばれました(じゃ~ん!!)。

いつも同じように力を入れて書いているつもりが、これまでの最高は2位だったのに、今週はからずもトップとなったのでした。
やっぱり、う・れ・し・い。v(^^)v

内容は日本初の水の喫茶店を始めた起業家の話です。
やはり環境や命に直結する内容には人々の関心が高いのでしょうか。
なかなかユニークな発想の方で、事故で死にかけた経験があるだけに社会貢献への意欲に並ならぬものを感じます。

特に日本人はある程度年齢を経ると「人様のお役に立ちたい」社会貢献意欲が旺盛になるようです。
いつか私もそうなるのだろうなと思いながら、諸先輩の話に耳を傾けています。

リピーターは嬉しい

2007-07-24 | 料理
5月末に俄か講師として野菜料理&ケーキをお教えしたグループから秋の2回目の打診をいただきました。
>>川井先生のお料理すごく良かった!!と。
>>あのレシピが大活躍している人もいるようです。
>>「もう一回・・・」なんていったらダメでしょうか。
と。

予想外だったのでちょっとビックリです。
当日は調理室内に保育コーナーを設けられたこともあり、ものすごい混乱の中での料理教室だったからです。
焦ってしまい、何を言ったのか自分でもさっぱり記憶がありません(^^;)。

でもそれだけ満足してもらったということは講師冥利に尽きる話なので、「前向きに検討します」と返事しました。

子育て中のママさんたち、野菜タップリの手づくり料理が子どもの健康な体と心を作るのに良いとわかっていても、実際は時間に追われてなかなか実践できないようです。
理由の一つに「野菜をいっぱい使った簡単メニューのレシピがない」というお悩みがあるとか。

私とてメニューが豊富なわけでは全然ないのですが、資料には事欠きませんので何とか務まっています(^^;)。
そんなわけで責任重大です。

画像は5月のメニューより。ニンジンケーキ(ハート)、ズッキーニケーキ(直方体)、ミネストローネスープ、サツマイモのハネーサラダの4種類を調理してもらい、私が自宅で(自動パン焼き器を使って)焼いた赤ピーマンとコーンのベジタブルパン、ベーコン玉ねぎパン、トマトパン、ごまパンの4種類を「こんなパンも作れるよ」提案として持参しました。

意外な才能を発見?

2007-07-22 | 勉強
全22回のカウンセラー養成講座の、やっと半分を終えました。
私は(一応授業は真面目に聞いているものの)出席すると、毎回ハガキ大のカードにハンコを押してもらえるのだけが楽しみで通っている感じもしなくはない…という状況です。

小学生の頃、夏休みのラジオ体操に参加するとハンコを押して貰えて嬉しかったのと同じ感覚です。

ところで本日の面接実習で私はClの役目をしました。
毎回何を話すか結構悩むのですが、先日参加した勉強会で「ロールプレイでしっかりクライアントになりきることは、良いカウンセラーをすることに通じる」と聞いたので、「それならば」と゛なりきり゛に挑戦してみることにしたのです。

短大卒業後3年ほど事務職を経験して結婚、ずーっと専業主婦できた女性。その間ときどき短期パートをした程度。子どもなし。最近、離婚を視野に入れて自立しようと生保レディになったが思った以上に営業が辛く、プライドがガタガタに。仕事が向いてないのではと悩むがお金は要るのでどうしたら良いか、ハローワークへ行って別の仕事を探した方がいいのだろうかと悩みつつ相談室を訪れたという設定。

もちろん、自分とかけ離れた人物になりきることは不可能ですから、ところどころに自分の経験と人様の経験をパッチワークのように織り交ぜ、全く新たな人物像を作ってあります。

ところが、です。

意外にも゛迫真の演技゛だったらしく、実習が終わってから受講生仲間たちがくちぐちに、「私も同じような状況にあるので、もし自分がCoだったら感情移入しすぎたかもしれない」だの、「仕事はテレワークなんかだったらいいんじゃない?」とか、「営業に行ってるのに手を振るだけでイヌのように追い払われたらキツイよね」とか、あるいは「これは本当の話?」「きっと貴女は良いカウンセラーになれるよ」とか色々言ってくれるのです。

今さら「作り話です」とも言えなくなってしまい、曖昧に笑って誤魔化すしかありませんでした。
(本当のことを言うとその場が音を立てて白けそうだったので)

ふぅ―――――。
この手のストーリーを作るのは、実は朝飯前ぐらいにお手の物なことに気づいた次第。

昨日聞いたばかりの話でも、ずーっと昔から知っていたかのように伝えるのを得意とする私にとって、こんなストーリーはあっという間に5つぐらい作れてしまうのです。

妙なところで新たな自分の才能を発見しました。
そう言えば高校時代も、星新一もどきのエエ加減な創作童話を3つほど夏休みの宿題に出したことがありましたっけ。
しかしこの手の能力は換金性の薄いのが最大の弱点でもあります(残念…)。

オスの儀式

2007-07-20 | 熱帯魚
水槽を覗いてビックリ、またもや新顔のチビがいるではありませんか。
ついホトケ心を出して5匹掬って(救って)しまいました。

4匹の年中さんと同居させたのですが、しばらくして見ると年中さん2匹の様子が変です。

立ち泳ぎをし、体をブルブル震わせて上になり下になりしながらひきつけを起こしたような感じで泳いでいます。
食あたりか、はたまた水質に異変が?死ぬかもしれないな、などとビックリしつつもよーく見たらば。

産まれて2週間目のチビたちは、早くも自分の優位性を示威する゛オスの儀式゛をやっていたのです。
かろうじて体長1センチほど、体高2,3ミリほどになったばかりの保育園児みたいな超チビたちなのに…。

彼らはいつ自分をオスだと認識するのでしょうか。
しかし生き物のオスでいるのもなかなか大変そうです(笑)。

水槽

2007-07-18 | 熱帯魚
しばらく水換えと掃除をサボっていた水槽をきれいにしました。
ついでに草ボーボーだったのを相当思い切って刈り込んだところ、やっと主役のサカナたちが涼しげな感じになりました。

ところで水草をどけると必ず新顔のチビがいます。
本日の収穫は1匹だけですが、「アンタ誰?」。

傾聴

2007-07-16 | 勉強
カウンセリング場面において、カウンセラーがクライアントの話を聴く(独特の)聴き方を<傾聴>といいます。

最近あちこちで耳にするようになり、素人の中には「心を込めて人の話を聞く」という意味に理解している人もいるようです。

きわめて大ざっぱに言うとそうですが、実際の技術は相当細かい。
去年CCの勉強をする中で傾聴を学んだ時はわからなかったのですが、今年産業カウンセラーの勉強をする中で新たに気づいたことがいくつかあります。

基本の3原則は自己一致、それと受容と共感。
(応用編もありますが、先ずは基本の姿勢を作る必要があります。
これは<心構え>の問題で、出来るようになるには訓練あるのみ)

最近、ロールプレイでCOやCLの役割を演じる機会が増え、また受講生仲間の発した傾聴技法への疑問を通して学ぶことが多いと感じるようになりました。

実際の傾聴(力)はまだサワリの10分もつかもたないかのレベルですが、ホンのちょっとだけ技法が頭の中でわかりかけてきたような…。

しかし、話をすると相手に対してすぐ「この人、本音は○○と思ってるんじゃないか?」とか「どうも○○に問題がありそうだな」と直感が働いてしまう私の場合、そのこと自体は悪くないようですが、いったんはこの直感を消す必要があり、これがまたなかなか難しいのです。

潜在意識のメッセージ

2007-07-15 | Weblog
働きがほとんど解明されていない潜在意識とやらに働きかける「新月の願い」というメッセージを作るのも2回目になりました。

「効果はあったのか?」と問われると(かなり大きな願いごとばかりした身としてはそう簡単に叶うとは到底思えず)縮こまるしかありません。

しかし自分の願望を文章化するノウハウがこの願い方のポイントになっていることからみると、文章にすることで自分の本音が明らかになったり、いつどんなことを考えていたかを振り返ることで゛心の自分史゛を辿るようになっているのを感じます。

欲深なのか、私の場合、願望を10個書き出すその手が止まることはありません(^^;)。
しかし前回に比べると願いごとが漠然とした大きなものから、個別具体的なものになりつつあるのを感じます。
つまり、今何を一番欲しているかがはっきり自覚出来るということです。

好印象を与えるのは難しい

2007-07-13 | 仕事
昨日、2クール目のカルチャーがスタートしました。
登録者は前回スタート時より10名ほども増え、ほぼ定員(20名?)近いとのことでしたが、欠席者もいて実際には18名で始まりました。

この講座は゛書きもの゛が多く、また゛宿題゛も非常に多いのが特徴です。
従って、改まってものをじっくり考えたり、それを言葉で表現することが苦手な人はどんどん脱落していってしまいます。

折角参加の意思表明をしてくれた人に対して無情とも見えますが、こればかりはご本人の心の姿勢の問題なので仕方がありません。
いやしくも自分で何かしたいと思うほどの人ならば、自分振り返りを避けてどうするのでしょう?と思ってしまうからです。

完璧なものは求めていません。
苦手でも「課題ならとにかくやってみようか」と思って取り組んでみて欲しいのです。
すべては自分の強み弱みをよーく自覚することから始まります。

次月は現地見学会で京都へ。
実質、遠足のようなメニューなので、2回目に人が減る危険性は前回よりも少ないと見ていますが、余計に3回目が正念場になるかも。

本当は起業に向けての基本的な心構えや発想法などを語っているよりも、事例紹介やアイデア練り上げのためのブレストに最も強みを発揮する私ですが、何事も順序というものがあります。

終わってから熱心な受講者の方が次々と個別に挨拶に来てくださり、まずは順調なスタートを切れたかなというところ。

本音を言えば、耳に心地良いよく通る声をもっていたり、初対面の人に好印象を与える爽やかで親和度の高い顔立ちの人が羨ましくて仕方がありません。
しかし、良くも悪くも人は皆自分が親からもらった声と(能力も含めた)容姿で生きていくしかないのです。

また、欠点のない人もいないため、やはり自分の個性を活かすということが何よりも大事と思います。


夜は別の研究会に参加しました。
当日のスピーカーの経歴と話し方が、何にも増して゛生きた教材゛になります。

介護保険の周辺で

2007-07-10 | 仕事
3年前に取材させてもらった方の再取材にはるばる垂水まで行って来ました。
ただし今度は媒体が違います。

民家を借りてデイ・サービス事業をしておられるのですが、昨春の介護保険制度の見直しにより、予防介護の視点から見て本当にデイが必要そうな人は「程度が軽い」と見なされ、サービスを利用しにくくなっているとのこと。

少しでも経費を抑えたい自治体が審査を厳しく厳しくしているからですが、その結果、要介護度が進んだら面倒を見てくれるというなら、本末転倒もいいところだと思えます。
介護保険周辺はどうにも素人目には解せない役人の発想の世界なのでした。

福祉で儲けると世間の冷たい視線を浴びますし、実際、福祉が儲けの手段になることには違和感がありますが、責任の重い福祉の仕事に携わる人が安心して自分の生活を維持出来ないと、ホント、゛老老ケア゛が当たり前になりそうです。