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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

趣味を仕事にして人生大儲け?

2006-09-08 | シニア情報
<仕事は男の本懐!>がキャッチの隔月刊誌『ON(オン)』の2号が書店に並んでいました。知人に偶然創刊号を教えてもらい、PAPと趣旨は同じところにある雑誌なことを認識したので、今号もしっかり買いました。

その2号の特集が本日のブログタイトルです。
本当は末尾に「!」がついていたのを、私が「?」に変えています。

趣味をセカンドステージの仕事にしたら…。
どの道でもそうですが、素人として趣味にやっている分には皆に「上手ね」と褒められても、「お金を出しても買いたい(教えて欲しい)」と思ってもらうレベルに達するのはなまやさしいことではありません。

技術の問題、人格の問題、営業力の問題(プレゼン力の問題ともいう)、人脈、
運などなど色んな要素がからんでくるので、趣味でメシを食うのはホンマに大変と思います。

でも、金儲けではなく゛人生大儲け゛というなら、力点はカネにはないので
大丈夫でしょう。

雑誌では元会社員だった人がそれぞれ模型飛行機店主、社交ダンス教師、映画館館長?、陶芸教室開業、ライブハウス店主になったケースが゛成功例゛として紹介されています。

これまでの取材で、関西を中心に100例ほどもこんなシニア起業家や趣味人の事例を持っているPAPが目指すのは、まさに<自分を生かすべく、セカンドステージにどんな仕事をしようかとお悩み中の人の役に立つこと>。

そして、サポーターとして(有料で)゛背中ポン゛、またはメンターの役割から実務支援まで関わることを目指しています。
ちょっと変わった事業内容なのでなかなか認知されにくいですが、このPR戦略を練るのも貴重な経験です。

中高年ウォッチングあれこれ

2006-08-23 | シニア情報
ホントはもう少し細かい年齢刻みが要るのですが、少々大雑把な括りでお許しを。

先日、84歳の妻が権威主義的な80歳夫を殺したという新聞記事についてコメントしましたが、その後、妻は殺害動機について「短い余生を夫から解放されたかった」と漏らしたようです。

これまでの平均的日本人夫婦は、妻が夫よりも5歳ほど年下なのが一般的でした。
この場合、平均寿命で単純計算すると妻が10年ぐらい(実際はもっと長く)後家暮らしをすることになりますが、特に寂しさを感じるといったことは例外を除いてはなかったようです。

元々カップルで行動する習慣のない日本では、中高年女性は(日常生活の延長になってしまう)世話が必要で小うるさい夫と一緒に行動するよりは、仲間と遊ぶことを好むことが多く、夫がいなくなることで自由度が増すケースが多いのです。

まだ夫が生きている妻は仲間から「まだですってよ」と哀れまれ、解放された女性は最初のうちこそ落ち込むものの、そのうち生き生きするというのが常でした。

察するに事件を起こした妻の場合、夫が年下で、しかも病弱というのが不満を爆発させる遠因になったのでしょうか。
人様のことを言える立場にありませんが、゛老後゛が長くなるとごまかしはきかず、夫婦共に相手とどのように暮らすかを問われる時代になったとも言えます。

(画像は懐かしオヤツの手作りカスタードプリンです)

゛80代犯罪゛の意味するところ

2006-08-18 | シニア情報
最近の高齢者は心身共に、ひと昔前の高齢者とは桁違いに元気です。
寿命もグンと長くなりました。
そのせいかどうか、60歳を過ぎてからも「弱い高齢者=犯罪被害者」ではなく、「元気シニア=犯罪加害者」になるケースがあとを絶ちません。

読売新聞の報道によると、兵庫県の資産家殺害事件は結婚生活が半世紀にも及ぶ間に、84歳の妻が「おっさんは気難しいんや。5時になると食卓に座るので、4時には食事を準備せなあかん」(←近所の人に語った)と4歳下の夫への不満を徐々に募らせ、あるときその不満を一気に爆発させたために起こったようです。

頭を複数回金づちで殴打し、包丁でめった切りにして殺害したというから、恨みの程度は半端じゃない?。
ありきたりの感想を言える状況にありませんが、ただ一つ思うのは、「(金婚式を迎えるほど)50年もの長きにわたった結婚生活は、二人にとって(特に奥さんにとって)どんな意味があったんだろう?」ということです。
二人の゛文化度゛が違うとわかった時点でリコンしていれば悲劇は防げたかも。

情状酌量があるにせよ、これから服役すると妻は何歳になるのでしょう?
その時も今と変わらず元気でしょうか?
色々気になることばかりです。

(画像は夏の普段着オカズ・カボチャの炊いたん←京風呼び名)

見逃した「定年後」報道(←残念!)

2006-07-18 | シニア情報
朝はその番組があることを承知していたのに、イザ番組の始まる時間にはすっかり忘れて見逃してしまいました。
「ニュースウォッチ――どうしますか 定年後・サラリーマン再就職の道」。

内容は大体想像がつくものの、どういう結論に落ち着いたのか、見逃すと逃がした魚がより大きく感じられるものです。
自業自得ですが、かえすがえすも残念!

夕方から「ALWAYS 三丁目の夕日」「赤い靴」と立て続けに140分近いDVDを2本視聴、目を酷使したのがひびいて余計に外へ行きたくなったのかもしれません。
(これが見損ねるもとに)

前者はご存知、昭和30年代前半の東京下町が舞台の、ところどころホロリとさせる人情ドラマ、後者はロンドンを舞台にした、将来を嘱望されたプリマであるモイラ・シアラーによる悲劇のバレエ映画です。
敢えて感想は書きませんが、監督の意図がちらちら透けて見えるような。

ハッと我に返れば、お陰で夜だというのに仕事だけがたっぷり残っています。
嗚呼、これまた自業自得!!(泣)

シニアの仕事を扱う雑誌が創刊された

2006-07-13 | シニア情報
知合いに教えてもらい、書店で『ON!』という雑誌を入手しました。
発行はビジネス社(780円とちょっと高め)。
既存のシニア雑誌だと思っていたら、表紙にVol.1とあり、創刊号だったんですねぇ。

副題に「仕事人生のセカンドステージ」とあり、仕事を続けたいシニア向け啓発誌といった役どころのよう。
創刊号の特集は「男・50 第二の仕事人生 あなたの選択」。

この手の雑誌は最初と2号ぐらいは面白く、あとはネタが続かなくなって、そのうちごくありきたりのテーマ――帰農、田舎暮らし、NPO活動、趣味、旅行、生涯学習、グルメなど――を載せる゛幕の内弁当雑誌゛になってしまい、そして廃刊へと続くことが多いのですが、折角「やっと出たか」の視点、<シニアと仕事>をテーマに謳っているからにはぜひとも頑張り続けて欲しいものです(^^)。

ちょっとユニークなのが、「政治家になる!立候補者大募集」という頁。
ちゃんと申込用紙までついています。
あと「役者になる!」「本を書く!」なんてのも。
(少し「!」マークの大安売りが目立ちます)

私も仕事のヒントをもらおうと思います。
これが下の世代による、シニア雑誌の正しい読み方です(笑)。

元気になる方法

2006-07-11 | シニア情報
いささか疲れ気味だった今日、夕方からシニア起業家の取材で大変元気な50代後半の社長さんにお会いしました。

この社長、新聞記者時代に大手新聞社がいずれも好んで暗い話題を大きく扱うことに違和感を感じ、「大阪ならではの元気な中小企業の社長を紹介することで皆に元気になってもらいたい、大阪を元気にしたい!」と在職中からオモロイ新聞を発行し始めたというからタダ者じゃありません。

執筆が好きかと言われると返事がワンテンポ遅れる私ですが、初めての人に会って色々話を聞くのは(刺激的なので)大好き。
その意味ではこの社長さんと同じ感性なところがあり、取材はしばし脱線しながらも楽しく進んだのでした。

そして取材が終わったとき、私自身が元気になっていることに気付きました。
そうです、元気になりたい時は元気な人に会うに限ります!
ただし元気な人はマイナスパワーを送る人が嫌いですから、その意味ではこちらも前向き発想の人間じゃないと相手にしてもらえないでしょう(多分…)。

お陰でハードな日々も、考えようによっては楽しくなる気がしています。

円筒形のスピーカーに姉妹商品が出来ていた!

2006-05-30 | シニア情報
3年前に取材でお世話になったベンチャー企業の社長Yさんを、別媒体の取材で訪れました。奈良の山の中、視聴室の窓から見える景色はどこまでも緑が広がり、一瞬自分がどこにいるのか忘れてしまうほどです。
 前回、起業の経緯や独自の音響理論については詳しくお聞きしているので、゛その後゛をお聞きしましたが、聞けばYさんの開発商品である円筒形のスピーカーに姉妹商品が出来ており、しっかり発展しておられました。同社の小型オーディオは特に女性に好まれるそうで、お値段もリーズナブルなため一部屋に1セットが当たり前になりそうな気配。
 一般に、シニアの゛身の丈起業家゛に莫大な借金を負うようなリスクは禁物です。でも技術系の起業、まして自分の夢と信念を実現するためとあれば、安全な橋を渡っていては果実は手に入らないのかもしれません。Yさんの、今なお盛んなチャレンジ精神には頭が下がります。
 そうそう、話の中で(記事にも書こうと思っていますが)究極のアンチエイジング(抗加齢)について、貴重なヒントを得ました。実年齢を気にせず自分の夢を追求し続けること、いつまでも社会の最前線で体を張って仕事をしているという自負こそが、年齢によらず人を若々しく輝かせるのだと確信しました。ともすれば怠けたくなる弱い人間の心身には、絶え間ない自己研鑽がよく効くようです。

高齢者犯罪が急増、背景に高齢化率アップと孤独

2006-05-08 | シニア情報
5月21日号の「読売ウイークリー」に、『高齢者犯罪、逮捕4万人の孤独と怒り』という記事が掲載されています。昨年、交通事故を除く全検挙者のうち65歳以上が初めて10%を超えたそうです。この15年では件数が6倍になっており、窃盗(万引き)や殺人のほか、放火容疑、威力業務妨害(暴力による脅し)など、内容に粗暴なものも目立つとか。犯行の根底には「むしゃくしゃした」「面白くなかった」など他の年代と変わらない理由が多く並び、゛弱者゛どころか、意外にも゛凶暴な加害者゛としての高齢者像が浮かび上がります。
 実は、私は数年以上前から、新聞の社会面にある高齢者犯罪の記事が気になって仕方がありませんでした。現代社会はシニア層が心身共に非常に若々しくて人口も多い、となれば高齢者犯罪が増加、凶悪化しても何ら不思議はないと考えていたからです。案の定、記事は一般に人格が円熟すると思われている高齢期に、そうではない短絡的でわがままな高齢者が増えていることを証明する結果になりました。
 同記事の最後に、高齢者の犯罪に詳しい福島大学大学院教授の生島浩教授が、「高齢者犯罪のベースにあるのは孤独。6割を占める万引き犯である高齢者は、無意識のうちに社会の注目を集めたがっている。高齢者にとっては罪名よりも、(犯罪者になることで)家族が目をかけてくれた(向けてくれた)という満足感の方が勝っている」と分析、「年をとったのでわきまえる、常識がつくというのは神話。さまざまな人間関係を重ねた高齢者は、その分、憎悪、欲求、欲望、カネに対する執着も強い」と言っています。些細なことでキレる高齢者も多く、介護疲れが引き金になるケースも増えているとか。
 以前、介護の現場にいる人の書いた本にあった、「高齢者は砂糖、醤油などを混ぜた調味液のうち、(エゴを薄める)水分だけが蒸発したようなもの。他の味(個性)はむしろ強まり、濃くなっている」という意味の言葉が改めて思い出されます。アンチエイジングもいいですが、超高齢社会ではむしろ向老期にある人は介護生活や孤独にあってもなおかつ平常心を保てるような、己の心をコントロールする法を学ぶ方が先決のような気がします。
※上記の調味液の話は、゛生活リハビリ゛の考え方を提唱した三好春樹さんという理学療法士の方が書いた「じいさんばあさんの愛し方」という本に出ています。

50代の開業は人脈、ネットワークを生かすしかない!(2)

2006-04-29 | シニア情報
と、敢えて過激に言い切りました。というのも50代は他の年代に比べ、リストラ型でもこれまでの人脈や取引先にとのネットワークに自信を持っている割合が50.9%と非リストラ型の46.0%を上回って高いから。リストラ型と非リストラ型の開業者に、目標月商達成率を尋ねると、人脈や取引先とのネットワークに自信があるリストラ型開業者のほぼ4割が目標を達成しているのに比べ、非リストラ型だが「自信がない」開業者は約3割しか目標を達成できておらず、人脈とネットワークに自信を持つレベルにあることがいかに重要かがよくわかるそうです(国民生活金融公庫調査月報4月号「2005年度新規開業実態調査結果」より)。 
 ちなみに再就職の場合でも、情報収集段階から頼りになるのはクチコミ、つまり人脈です。目的がミエミエではさもしいですが、中年という自覚がそろそろ生まれてきた人には、先ず「人脈作り」が重要といえそうです。
 

50代の開業率アップの背景にリストラあり?(1)

2006-04-28 | シニア情報
国民生活金融公庫総合研究所の「新規開業実態調査」によると、新規開業者に占める50代の割合は毎年調査を行うようになった91年から97年までは18.0%~19.0%あまりを上下していたのに、98年に入って20.3%、99年21.3%と徐々に増え続け、04年に至るまでずっと22.0%余りで推移しています。同研究所の副調査役によると、これは人口構造の変化だけに因るのではなく、いわゆるリストラ離職によるものだそうです。
 リストラによらず開業した人でも、開業の直接動機の1位に挙がっているのは勤務先への不安や不満です。そして50代の開業者像は①大企業出身者と管理職経験者が多いこと、②人脈やネットワークが豊富なこと、③家庭の経済的負担が重く、安全志向が強い、ことが特徴とか。特に経験を生かして開業したリストラ型50代が陥りやすい問題に、元々業界が低迷だったからリストラの憂き目に遭ったのに、同じ業種で開業しても発展が望めないことがあるそうです。
 では経験のない業種で開業するとどうなるのか?こちらは商品知識やノウハウがないため、やはり事業を軌道に乗せるのが難しく苦戦していると言います。ここでもリストラ型開業者はそうでない開業者よりより多くの問題を抱え、苦労している例が多いようですが、この克服法はただ一つ、人脈や取引先とのネットワークで乗り越えるしかないようです。詳細は次回に。