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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

なるほどなァ

2010-06-09 | キャリアの周辺
現在担当している、ほとんど1年生から成る1・2年合同のクラスは4つ。
一応同じ内容を教えているが、クラスによって雰囲気はかなり違う。

下から上がって来た生徒が多いのか、初回から(学生同士が慣れて)結構ざわついていたクラスは、今最も私語の激しいクラスになっている。
あの手この手で防止を図っているが、こちらが話すのを止めると静かになり、(やっと静かになったと思って)話し始めると途端に歩調を合わせてしゃべり始めるといった具合で、かなりタチが悪い。

逆に、こちらが思わず引き込まれて熱のこもった話をしたくなる熱心なクラスもある。
クラス人数の多寡だけではないが、一般に人数が少なくなるほど私語が減り、真面目になる傾向がある。

そんな4クラスに、曜日は違うが同じテーマの宿題を与えて発表してもらった。
一番熱心と思えるクラスで宿題をちゃんとやってきて発表した学生は85.4%、次いで人数が少なくほとんど私語のないクラスは77.3%、普通に授業がしやすいと思えるクラスは73.7%という結果に。

タチの悪い私語をする学生のいるクラスは、「宿題を忘れました」「先週休んでいたので課題をもらっていません」「宿題はしたけど持ってくるのを忘れました」といった具合で、70.6%の達成率だった。

まさかこれほど数字の高さと教えやすさがピッタリ比例しているとは思わず、ちょっとビックリ。
数字の低いクラスの、真面目な学生に不利のないように心掛けたいとは思うものの、講師も人の子、態度の悪い学生が4,5人いるとそれだけでかなり鬱陶しくなってしまう。

今回は、<教える側のやる気を引き出すも殺すも生徒次第>が結論だ。