夜桜を見てきました。

最近読んだ本。
「愛について語るときに我々の語ること」　レイモンド・カーヴァー　　　村上春樹　訳
「体は全部知っている」　　吉本ばなな
「愛の保存法」　　平安寿子
「葉桜の季節に君を想うということ」　歌野晶午（Yさんのオススメ、あっという間に読みました）

本当は、本を読む時間でできる仕事が沢山あるのですが・・・

図書館で借りてきて、いま読んでいるのが

「女たちは二度遊ぶ」　吉田修一　　　です。
失礼ながらあんまり期待しないで読み始めましたが、「やられたー」という感じです。
若いせいで不器用な恋愛しかできない男の子達が、不器用に恋愛で失敗する短編集。（多分間違っていないと思う。）

時々本を読んでいると、文章が心にズンっと音をたてて入ってくることがある。胸騒ぎがして、しばらくおんなじ所ばかり繰り返してしまう。この本の、一番初め「どしゃぶりの女」で、

”やりすぎたのだろうと思った。何かを期待しすぎたのだろうと思った。自分がいつも女たちにされて嫌だったことを、自分もやってしまったのだろうと。”

という件があり、読みながら「わー！！」と叫んでしまいそうだった。
切なくて、苦しい気持ちが、じわじわと伝わってきそうで。こういう出会いがあるから、私は本を読むことが止められないのだろうと思う。


昨日は、各務原市に夜桜を見に行ってきました。
もしかしたら、ちゃんと「夜桜見物」へ出掛けたのは生まれて初めてだったかも知れません。
ちょうど満開で、平日の夜なのでゆっくり見ることができて、大満足でした。
桜の、白く浮かび上がって見える所が、妖しいくらいに幻想的で、独特だなあと思います。そういう雰囲気を持っている花だからこそ、こんなにお花見客が多いのかも。

いつものノリで、「よっしゃ、今夜は夜桜の写真を撮るぞ！」と意気込みましたが、私の写真技術では夜のお花は撮れませんでした。あとで見直してみたら「なんだこりゃ」っていうのばっかり。



三脚が欲しくなりました。今回は上手く撮れなかったけど、色んな写真を撮ってみたい気分。


そういえば、仲良くしていただいているお店の御主人が
「遊びに行くと、その次の日は忙しいんや！」とよく解らない法則を唱えていらっしゃるのですが、今日のPeace!!はウチにしてはかなり忙しかったです。
もっと遊びに行くべき？？って事かしら




レアチーズが上手くできたので、「天才なんじゃないの？？」とバカな事をいいながら撮った写真。