年度末,3月21日(金)22日(土)の両日に,来年度から本格実施される教員免許更新制の合宿研修が行われ参加した。広島大でも「免許状更新講習」を開設するため,その講習実施のための講習を受けにいったのだ。
そもそも教員免許更新制とは,配付資料によれば「その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう,定期的に最新の知識技能を身に付けることで,教員が自信と誇りを持って教壇に立ち,社会の尊敬と信頼を得ることを目指す」ものだ。実施される講習は,内容が次のように大きく2つに分けられる。
①教育の最新事情に関する事項(12時間)
②教科指導,生徒指導その他教育内容の充実に関する事項(18時間)
受講対象者は,中央教育審議会教員養成部会「教員免許更新制の運用について(報告)」によると,「現職教員の受講機会を十分に確保する」ために,「現職の教員」「教育の職にある者」「教員採用内定者及び教員採用内定者に準ずる者」に限定することにしている・・・うーん,わかりにくい。
講習会で配られた資料には,
(1) 現職教員
(2) 教員採用内定者
(3) 教育委員会や学校法人などが作成した臨時任用(または非常勤)教員リストに登載されている者
(4) 過去に教員として勤務した経験のある者 など
とあった。うん,こちらの方が分かりやすい。
今回話をしてくれたのは,文部科学省の大木高仁初等中等教育局教職員課長。結構面白い人だった。勉強家の様子なので自信満々に話すし,また人を正視するので,もしかしたら(年下だと)にらみつけられたとか,(年上だと)生意気だとか感じる人がいるかもしれない。が,こういう人は決して悪い人ではない。真っ正直なのだ。少なくとも,小生決して嫌いではなかった・・・と言うより,どっちかといえば好み
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かも。まあ,変な言い方だが,1つ違いの年齢だし勘弁してもらおう。
この課長の,よく整理された話を聴いて,制度の概要は理解できたと思う。大変な講習だが,楽しみでもある。
※写真は江田島の切串港から広島の宇品港へ向かうフェリー。帰りの便を撮影。江田島-広島って書いてあるのが分かるかな?そう,宿泊講習は昔「国立江田島青年の家」といい,今は「国立江田島青少年交流の家」となっている施設だったのだ。