Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

アートエンターテインメント 迷宮美術館

2007年08月31日 | Weblog
NHK『迷宮美術館』制作チーム著『アートエンターテインメント 迷宮美術館』河出書房新社,2006年。ISBN 9784309268712。

言わずと知れたNHKテレビ「総合,BShi,BS2」で放送中の人気番組『アートエンターテインメント 迷宮美術館』の単行本。美術に関わる諸情報を,誰にでも興味深く考えることが出来るよう配慮されています。美術が「人類の営み」であることがよく分かります。

淡々と解説として伝えるのではなく,人の生き様が見えてくるエピソードとして,そしてクイズ形式で問うからこそ,本気で見たくなり考えたくなるのですね。授業にとって大きな参考になる示し方の一つです。内容は次の通り。

第1の迷宮 画家からの挑戦状―これぞ超・超・超絶技巧!
第2の迷宮 君こそミューズだ!―キャンバスに咲いた愛
第3の迷宮 問題作か、傑作か―巨匠も絵筆を誤った?!
第4の迷宮 美は「美味」の美?!―芸術家はグルメなり
第5の迷宮 アートの世界に激震走る―お騒がせ絵画を追え!
第6の迷宮 描かれた衝撃スクープ!―絵画は時代の証言者
第7の迷宮 絵に秘められた真実とは?―画家からのマル秘メッセージ
第8の迷宮 二人はキケンな関係?!―画家とモデルの過激愛
第9の迷宮 絵の中の「私」に注目!―自画像、かく語りき
第10の迷宮 人類の宝を守れ!―狙われた名画たち
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嗚呼,8月が終わる・・・どうしてこんなに早いの。
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上位25語,いったいなんでしょう?

2007年08月29日 | Weblog
広島文理科大学

広島高等師範学校

東広島

東千田

広島国際大学

西条駅

広島青年師範学校

広島大学新聞

尚志会

広島師範学校

八本松駅

長田新

鳥取大学

香川大学

東広島駅

学芸大学

東京医科歯科大学

徳島大学

東広島市

歯学部

高師

三重大学

黒瀬

歯学

大分大学
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ここに並んだ25語,いったいなんでしょう?

実は,最近注目を集めている検索システム「連想検索エンジン」に,ある語を入力した結果でした。その語は何かって?そう,「広島大学」です。インターネットの普及に伴って,検索エンジンの高性能化が進んでいますが,ある語を検索したときに,対象語を含んだサイト名や文章を導くだけでなく,その語に関連した周辺の語を導いてくれるものです。

ちなみに,この検索結果を導いた「連想検索エンジンreflexa」では,「コトバとコトバのつながりを元に未知の情報を探索」と解説しています。NRI(野村総合研究所)も先月,同様のシステムを開発し,次のように発表をしています。

(引用ここから)一般的に広く利用されている検索エンジンでは、入力されたキーワードを含む文書しか検索結果に出てきません。このため、利用者は欲しい情報を得るために、入力する言葉を工夫したり、検索結果の中から最も適した情報を選別する作業が必要でした。しかし、今回NRIが開発した連想検索エンジンは、キーワードの関連性を定義した“連想辞書”を自動生成し、これを参照することにより、検索語から連想されるキーワードをコンピュータが自動的に提案します(図1)。
 この技術を既存の全文検索エンジンやWeb検索エンジンと組み合わせることで、利用者は最も欲しい情報を迅速に入手しやすくなるとともに、本人が気づいていなかった関連の情報やキーワードを知ることができます。(引用ここまで)

要点は最後の一文にあり,本人が気づいていなかった関連の情報やキーワードを示してくれることによって,人間の持つ「知」を更に効果的に引き出すことができるようになるわけです。古くから発想開発法・学習法の一つとして知られていたイメージマップとか,ウェビング法とかいったものを,コンピュータやインターネットを通じて行うと考えたらよいでしょう。

更に,「連想検索エンジンreflexa」に表示される「Wikipediaの関連エントリ」では,次の語も示されます。

広島大学
広島高等師範学校
広島文理科大学 (旧制)
芸陽バス
教育学部

すべてではもちろんないでしょうが,これらは「広島大学」のイメージを何が形成しているかを示していると見てよいのではないでしょうか。

さてさて,このような語をいくつか示すことで,もとになった検索語を言い当てるゲームなんて,楽しそうですね。皆さんも他の語を使っていろいろ検索してみたらいかがでしょう。検索は「使われている語を探し出す」ステージから,既に「語から予想し考えを拡げる」ステージに入っています。

え?どうしてこんなこと知ってるのかって?ハイ,これもポッドキャストからの情報でした,チャンチャン
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「おまえ,今おまえだけが可愛がられているっていうのは,わかるな。」

2007年08月27日 | Weblog
通勤のバス等移動の時には,アップル社提供のポッドキャストを聴いていることが多い(しばしば口を開けて爆睡しているが・・・)。教育を考える材料になるような質の高い情報が無償で提供されている。面白かったものの一つを紹介しよう。

番組名は「大竹まこと 少年ラジオ 明日にかけるハナシ」文化放送,2007年2月26日放送分。
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ゲストは武田鉄矢さん,山田洋次監督の話になった。鉄矢さんは1977年の「幸せの黄色いハンカチ」が初めての映画出演,映画界に入って8日目の鉄矢さんに対して,監督は容赦なく厳しい言葉を投げつけた。

カニを食べて下痢して走れと言われて演技した場面では,少し心が弾んでしまっていた鉄矢さん,後ろから監督の鋭い言葉が飛んできた。

「わざと受けようとしてる!」

「ここは下痢して走るとこだから,君は泣いてる。君が泣くとお客さんが笑う。」

そしてそばまで寄ってきて

「いいかい,武田くん。喜劇っていうのは,泣きながらつくるんだ!」

厳しい監督の態度を傍からみていた(高倉)健さんは,その時次のように言ってくれたという。

「おまえ,今おまえだけが可愛がられているっていうのは,わかるな。」

「冗談じゃないっスョ,俺はイジメ用に雇われたんですョ,あいつからぁ」

「そんなことはない。伸びない俳優を,伸びない俳優を絶対,監督は文句言ったりしない。おまえは期待されているんだ。」

「そんなこたぁないっスョ。俺が憎いんですョ,あいつはー。『できない,できない』ばかり言って,やってみろっつぅんすヨォ。」
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当時はどうにも納得いかなかったようだが,今となっては笑い話。そうなったのは,鉄矢さんが監督の言葉をしっかりと心に刻み込みつけ,厳しさの意味を生かしたからだろう。鉄矢さんの努力と才能があってこその「今」だが,健さんの役割は大きい。

翻って考えるに,今,この健さんのような言葉をかける大人が極端に少なくなっていないだろうか。厳しさの意味を傍で穏やかに語る人だ。すぐにわからなくてもいい。でも心に添いつつその意味を耳に入れておくことは,人の育ちに大きな影響を与えるのではないか。それがないと,厳しさの意味を考えられない人間ばかりになってしまう。

子どもに「わかるわかる」を連発するのもいい。しかし,子どもはやがて家庭や学校を離れて社会に出る。いつまでも大人や教師の手元にいるわけではない。社会に出たその時,厳しさの意味を考え感じられるようになっている子どもと,意味がわからずただ不満を持つだけになっている子どもと,どちらがよいだろう。私は前者の子どもが,困難に対して前向きに適応できると思う。幸せに生きられると思う。小学校から大学まで全校種での教員経験を通していろいろな年齢層の子どもの育ちを見てきた目には,現代の教育問題が意外とこんなところに根っこを持つように映っている。
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下流志向

2007年08月25日 | Weblog
内田 樹『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』講談社,2007年,ISBN:9784062138277。
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第1章 学びからの逃走
新しいタイプの日本人の出現/勉強を嫌悪する日本の子ども/学力低下は自覚されない/「矛盾」と書けない大学生/わからないことがあっても気にならない/世界そのものが穴だらけ/オレ様化する子どもたち/想定外の問い/家庭内労働の消滅/教育サービスの買い手/教育の逆説/不快という貨幣/生徒たちの意思表示/不快貨幣の起源/クレーマーの増加/学びと時間/母語の習得/変化に抗う子どもたち/「自分探し」イデオロギー/未来を売り払う子どもたち

第2章 リスク社会の弱者たち
パイプラインの亀裂/階層ごとにリスクの濃淡がある/リスクヘッジとは何のことか?/三方一両損という調停術/リスクヘッジを忘れた日本人/代替プランを用意しない/自己決定・自己責任論/貧しさの知恵/構造的弱者が生まれつつある/自己決定する弱者たち/勉強しなくても自信たっぷり/学力低下は「努力の成果」

第3章 労働からの逃走
自己決定の詐術/不条理に気づかない/日本型ニート/青い鳥症候群/転職を繰り返す思考パターン/「賃金が安い」と感じる理由/労働はオーバーアチーブ/交換と贈与/IT長者を支持する理由/実学思考/時間と学び/「学び方」を学ぶ/工場としての学校

第4章 質疑応答
アメリカン・モデルの終焉/子どもの成長を待てない親/育児と音楽/高速化する社会活動/師弟関係の条件/教育者に必要な条件/無限の尊敬/クレーマー化する親/文化資本と階層化/家族と親密圏/新しい親密圏/ニートの未来/ニート対策は家庭で/余計なコミュニケーションが人を育てる/付和雷同体質/相手の話を聴かない人々/時間性の回復策/身体性の教育
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この章この節の構成が,すべてを語ります。読んでみたくなりませんか。
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確かな学力と豊かな学力ー各国教育改革の実態と学力モデルー

2007年08月24日 | Weblog
原田信之 編著『確かな学力と豊かな学力ー各国教育改革の実態と学力モデルー』ミネルヴァ書房,2007年。

本書の構成は次の通り。
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序章 日本の学力改革の現状と課題

第1章 アメリカの教育改革と学力モデル

第2章 イギリスの教育改革と学力モデル

第3章 ドイツの教育改革と学力モデル

第4章 フランスの教育改革と学力モデル

第5章 フィンランドの教育改革と学力モデル

第6章 韓国の教育改革と学力モデル

第7章 シンガポールの教育改革と学力モデル

索引
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序章を担当する北俊夫氏は,「日本の学力改革の現状と課題」を

(1) 国際学力調査にみる日本の子どもの学力
(2) 現在進行中の学力向上事業
(3) 学力向上のための国家戦略

という構成で解説する。わずか27頁だが,日本における学力を取り巻く状況と方向性を明快に整理し示している。
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止まるエネルギー

2007年08月23日 | Weblog
今朝方の通勤路上,団地内幹線道路での光景。若いお母さんと幼稚園児だろうか,小さな男の子が道路を渡ろうと横断歩道脇に立ち止まっていた。

なかなか車が止まらない。車が多いのは下り路線だからなおさら止まれない。道路交通法では横断歩道に歩行者がいるときには自動車は止まらなければならないと規定されていたように記憶しているが,止まる車はいない。

やっと母子が横断歩道を渡れたのは,車が止まったからではなく,車の列が途切れたからだった。

なぜ車は止まらないのだろう。止まれないのだろう。運転者の気持ちになってみると,少し考えただけでも次のような理由を思いつく。

●朝の通勤時刻,車だって急いでいる。
●車はスピードを出しているから,ましてや坂道だから止まりにくい。
●自分が止まったら追突されるかもしれない。
●自分が横断歩道を通過する時間はホンの零点数秒,迷惑をかけたってたいした時間ではない。
●自動車の列の切れるところで渡れるだろう。
●他の自動車が止まってくれるだろう。うん,きっとそうだ。
       ・
       ・
       ・
止まっているものを動かしたり何もしていないところから行動を起こすことにエネルギーが必要であるのと同様に,動いているものを止めるというのも大きなエネルギーが必要だ。だから大きな道路で車を止めるというのは,物理的にも精神的にもある意味大変な行為だ。しかし,こうやって止まらない理由止まれない理由を挙げてみると,手前勝手な考えに「私」が支配されていることに気づく。自分に都合よく解釈する無意識が働き,止まる行為と止まる勇気を妨げている。決して悪気があるわけではない。しかし「決して悪気があるわけではない」は理由にならんぞ。自分自身に向かってつぶやいた。
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2つの顔

2007年08月22日 | Weblog
8/20に『ところで,「9×2=18」の意味は,何なんでしょ・・・確認してません。』と書きましたが,今の今,Mくんが展覧会DMをもって来て教えてくれました。何だと思いますか?

小生,次のように予想していました。
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9 :在籍の学年の学生数の9
2 :所属学年(2年生)の2
18:9×2=18
  :平成18年度入学生の18
---
結果は・・・3勝1敗,1つ間違えたのが「2」の意味でした。

実は,2とは「2」つの顔,つまり,

(1) 「大学生としての顔」と
(2) 「アーティストとしての顔」,

この2つを表す数字だったようです。

むむむっ,間違えてしまった。ちょっと簡単に考えすぎてしまったか・・・いやいや,人生は記号に満ちている。まだまだ謎に満ちている方が楽しくていいじゃないか。
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人はなぜ「美しい」がわかるのか

2007年08月22日 | Weblog
橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか 』ちくま新書,2002年。
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・・・・・自分にとって意味のあるものを見つけ出した時,「ある」と思う感情は「美しい」と一つになります。「ある」ということに意味があるのは,すなわち「人間関係の芽」です。「美しい」は,「人間関係に由来する感情」で,「人間関係の必要」を感じない人にとっては,「美しい」もまた不要になるのです。・・・・・(表紙カバーより)
---
人はなぜ,「美しい」ということがわかるのだろうか? 自然を見て,人の立ち居振舞いを見て,それをなぜ「美しい」と感じるのだろうか? 脳科学,発達心理学,美術史学など各種の学問的アプローチはさまざまに試みられるであろう。だが,もっと単純に,人として生きる生活レベルから「審美学」に斬り込むことはできないだろうか? 源氏物語はじめ多くの日本の古典文学に,また日本美術に造詣の深い,活字の鉄人による「美」をめぐる人生論。(表紙カバーより)
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追記:内田 樹 先生

2007年08月21日 | Weblog
『身体を通して時代を読むー武術的立場』の著者のお一人である内田 樹先生は,今年度の広島大学附属中・高等学校中等教育研究会で11月9日に全体講演をされます。どんな内容になるのか,楽しみです。Websiteでは次のように案内されていました。全転載します。
---
2007(平成19)年度 中学校・高等学校教育研究大会

1.主題 創発を生み出す教育活動-知の交流による創造性の育成-

2.主催 広島大学附属中・高等学校 中等教育研究会

3.期日 2007(平成19)年11月9日(金),10日(土)

4.会場 広島大学附属中・高等学校
     〒734-0005 広島市南区翠一丁目1番1号
     (JR広島駅から市内電車5番線広島港行で約20分,
              広大附属学校前下車,徒歩1分)

5.内容[第1日] 9:30~17:00
      9:00~    受付
      9:30~12:30 教科別分科会[公開授業,研究発表,研究協議]
      13:30~15:10 教科別分科会[公開授業,研究発表,研究協議]
      15:30~17:00 
       全体講演
       演題 「学びからの逃走・学びへの回帰」
       講師 内田 樹 先生
       プロフィール 内田 樹(うちだ・たつる)
        1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒,
        東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。
        東京都立大学人文学部助手を経て,
        神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。    
   
    [第2日] 9:00~12:30
       スーパーサイエンスハイスクール特別企画 
       「持続可能な開発のための教育」 

お問い合わせ
 広島大学附属中・高等学校 研究部
 電話 (082)251-9867  FAX (082)251-0208
 e-mail conf2007@fsc.hiroshima-u.ac.jp(@は半角で)
までお願いいたします。

(転載ここまで)
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内田先生の著作を検索すると,次がヒットしました。

『街場の中国論』
『狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論』
『下流志向』
『東京ファイティングキッズ・リターン』
『私家版・ユダヤ文化論』
『身体を通して時代を読む 武術的立場』
『態度が悪くてすみません』
『身体知 身体が教えてくれること』
『9条どうでしょう』
『知に働けば蔵が建つ』
『街場のアメリカ論』
『健全な肉体に狂気は宿る』
『身体(からだ)の言い分』
『14歳の子を持つ親たちへ』
『はじめたばかりの浄土真宗(2)』
『いきなりはじめる浄土真宗(1)』
『先生はえらい』
『ヒッチコック×ジジェク』
『言語と文学』
『他者と死者』
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身体を通して時代を読むー武術的立場

2007年08月21日 | Weblog
甲野善紀・内田樹『身体を通して時代を読むー武術的立場』バジリコ株式会社,2006年。
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甲野善紀:生きているということを実感するために,命そのものと向き合うような体験を現代人はするべきだと思いますね/体育を見直さなきゃいけない。私の言う体育は身体を通して表現やモノを感じることを学ぶということなんです

内田樹:日本人の愛国心というのは,僕たちの知っているどの国の愛国心ともまるで違う「異常なもの」のような気がします/必要なのは,論理的な正しさとか意味の整合性とかじゃなくて,「兵法」の理にかなった身のさばき方だと思うんです
(以上,本書の帯から)
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「9×2=18」の意味は?

2007年08月20日 | Weblog
ところで,「9×2=18」の意味は,何なんでしょ・・・確認してません。もしかしたら,こういうことですか?

9 :在籍の学年の学生数の9
2 :所属学年(2年生)の2
18:9×2=18
  :平成18年度入学生の18

9と2との積算が18を生み出すってこと?Mくん,教えてね。
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9×2=18展

2007年08月20日 | Weblog
沖縄出身の学生Mくんから電子メールが届きました。来月の話になりますが,学部2年生が美術展覧会をするということです。メンバーは過日ア・ラウンドリーを設置した,造形芸術(美術)教育教材・構成論の受講生とほぼ重なります。転載しますので,お近くにお越しの際は是非ご高覧下さいませ。
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拝啓
 
残暑厳しいおりから、皆様ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
この度「9×2=18展」と題し、造形芸術系コース2年生で展覧会を開催する事となりました。
皆様にご高覧いただき、ご指導賜りたく、ご案内申し上げます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

                          敬具

*****案内*****

「9×2=18展」

平成19年9月11日(火)~9月16日(日)

午前10時~午後6時まで
*入場は午後5時30分までです。

東広島市民ギャラリー(西条駅前 フジグラン5F)
JR西条駅より徒歩10分

ギャラリー所在地
739-0015 東広島市西条栄町7-5
フジグラン西条駅前SC5階
        
TEL 082-423-3192/FAX 082-423-3244
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身体から革命を起こす

2007年08月19日 | Weblog
甲野善紀・田中聡『身体から革命を起こす』新潮社,2005年。

甲野善紀氏は1949年東京生まれの武術を基盤とした身体技法の実践研究者。「捻らない,うねらない,タメない」という独自の技法と理論に基づいて,剣術,槍術,杖術,体術等の武術を研究・指導している。スポーツのみならず,楽器演奏,舞踊,介護医療,工学,といった多分野への応用が注目されている。(著者紹介/抄)

科学的な合理性で考えられたトレーニング法は,身体にとっての合理性とは一致しない。生きて,はたらく身体にとっての合理的な動きは,はたらくなかで見出されるものであり,それは感覚として獲得される。その感覚で動けるようになることを,甲野は「身体の装置化」と呼んでいる。(37頁)
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いのちのいろえんぴつ

2007年08月15日 | Weblog
詩/絵・豊島加純,絵・マイケル・グレイニエツ,文・こやま峰子『いのちのいろえんぴつ』教育画劇,2006年。
--
12色

ここには,12色の,いろがある
目立たない色もあるけれど,
みんな,
がんばってる
ひとつ,ひとつ
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豊島加純さんは,北海道釧路生まれ。10歳のときに脳腫瘍を発病。家庭科教諭の小山内美和子先生から12色の色鉛筆とノートをもらったことをきっかけに詩の創作活動をはじめる。右手が麻痺したため,左手で詩と絵を創作する。2003年9月永眠。
---
思うようにならない身体でかいた詩と絵が加純さんのいのちを語ります。アートは確かに存在の痕跡なのですね。
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Tくんの一歩

2007年08月14日 | Weblog
8月10日,ゼミ生のTくんが教員採用試験の第一関門を突破した。学部4年生だった昨年に続いてのことだ。ひと安心。教員に向けての歩みを一歩また進めた。団塊世代教員の大量退職があるとはいえ,彼女の志望する校種・教科の採用数は決して多くない。今年も昨年同様,第1次試験で志望者が約十分の一に絞られたようだが,これに連続して合格するのはたいしたものだ。

今,集中して勉強をしている最中だろう。第1次試験での「教職に関する専門教育科目,教科に関する専門教育科目・養護に関する専門科目,学習指導案作成」をひとまず乗り越え,1週間後に行われる第2次試験では「適性検査,教科等実技,面接(集団討論,個人面接),模擬授業」が課せられる。

試験は子どもに対して責任が持てる人物かどうかを明らかにしようとするもの,簡単ではない。しかし,君は学部と大学院(まだM1だけど)で,教員採用試験突破のための近視眼的な学力でなく,教育現場の複雑さに適切に対応できる応用的実践力をつけてきたはずだ。私もそのつもりで厳しく求めてきた。教員としての力量を高めるために不断の努力を重ねていること,そしてその努力を生涯続ける意志を持っていることを自信とし,安心して試験に臨むがよい。
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