4/3の入学式を経て,4/4の9時から新入生ガイダンスがあった。
今年,コース入学生は計15名。なんと,そのうち4名が男子なのだ。これまで1名だったことが多かったし,また全員女子ってことも決して珍しくなかったことを考えると,極めて画期的?な状態だ。ムフムフ(^_^)v。
実は初めて新入生と顔を合わせるその瞬間を楽しみにしていたのだが,初対面は350名くらい入る大講義室での対面・・・遠くて誰がどこにいるのか顔が見えん・・・まぁまぁ(^^;)。
棚橋学部長の話の要点は次の通り。
○夢の実現に向けて次の2点を話したい。
(1) 君たちにとって母校となる広島大学について
・「教育の広島大学」と呼ばれるくらい,広大は教育で知られている。
・「教育学研究の広島大」であると同時に,「教員養成の広島大学」でもある。
・本学の教員には,皆さんが児童・生徒であった時代に使った教科書の著者も多い。
・初等教育教員養成,中等教育教員養成,教育学研究が全て高い次元で揃ったこのような大学は他にはない。
(2) 学んでほしいこと
・教育は今,厳しい要求を突きつけられている。
・次の時代の社会の発展をめざす人づくりに関わることの期待と注文があるから,それをやりがいと考え行動してほしい。
・社会は多様化,複雑化,深刻化している状況にある。
・自分で考える人間になってほしい。
・自分の考えや行動に責任を持ってほしい。
・自分の選んだ教科が,なぜ存在するのか,その教科の意義をしっかりと考えてほしい。
・自分自身で問いを立てて常に考え続けることが大切。
・自分は社会科教育学の専門だが,実は昔,社会科は好きなのに授業は面白くなかった。しかし理科は不得意なのにある先生の授業を受けるととても面白かった。教育は教師こそが鍵である。
・「磨斧作針(まふさくしん:斧を磨いて針をつくる)」という言葉がある。どんな難しいことでも忍耐強く努力すれば、必ず成功するので,周囲に配慮をしながらこれまでの自分よりも一回り大きく成長するこのチャンスをしっかりと生かしてほしい。
学部長の話には心から感銘を受けた。なので手元の資料にメモを書いたのだが・・・さてさて,学生はどれだけこの価値ある話を自分のものにしただろうか?きちんとメモをしていただろうか?そういや最近,メモを取るクセのない学生が増えたよなぁ・・・。新入生の素養・基礎学力を知るためにも,きちんとメモをしていたかどうか,ちょっと確かめてみるか。