Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

田子の浦は写真に在りや無しや・・・

2008年02月27日 | Weblog
ひきぞうさん,コメントありがとうございました。せっかくの機会ですので,ぐずぐずせずに田子の浦が果たして写真に写っているか,google と google mapを使って調べてみました。

富士山の下(南)側の海岸線近くに見える緑色の矢印が田子の浦港。田子の浦はその近辺の駿河湾に面した海岸線だということです。そこで,「富士は日本一の山①」に掲載した写真と照合してみましょう。

写真には,海岸線の突き出しが左(西)端に見えていますが,これは形から判断するとどうやら三保の松原,羽衣伝説で有名なところですね。そして右(東)端が沼津市辺りまで写っているように見えます。写真には写っていないけれど,海岸線をもう少し右(東)の方にいくと伊豆半島が見えてくるように思われます。そうすると,ちょうど写真の中心辺りの海岸線が田子の浦になる・・・はず。どうでしょ?

調べてみると,どんどん興味は広がっていきました。一枚の写真から万葉集や天女まで出てくるとは思いもしませんでした。多くの情報が埋蔵?されているものですね。

[羽衣伝説~島田信用金庫Website]
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富士は日本一の山③

2008年02月26日 | Weblog
NHK「お好みワイド」で紹介されたもう一枚の写真。ホントきれいな形をしているなぁ。これも前2枚同様,渡邊敦光先生ご撮影によるものを拝借。
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富士は日本一の山②

2008年02月26日 | Weblog
渡邊敦光先生からいただいた写真の2枚目。この写真,次の3枚目と共に,実は多くの人が眼にしているハズ・・・というのも,昨2月25日18時40分頃,NHK「お好みワイド」(NHK広島放送局)内「情報BOX-お好みフォトクラブ」で放映されたのだ。

番組では「ちょっと変わった角度から撮ったこちらの写真からご覧下さい」のイントロから始まり,「富士山が大好きなので,出張で飛行機に乗る際には席をいつも窓側にしてもらっている」というエピソードも一緒に紹介されていた。

いつもは横から見ることの多い富士山も,上から見るとこんな感じ。優美な顔と雄々しい顔を併せ持つことがよく分かるような気がする。
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富士は日本一の山①

2008年02月26日 | Weblog
原爆放射線医科学研究所(原医研)の渡邊敦光(わたなべ ひろみつ)先生から,「上京したときに,飛行機からすばらしい富士山を見たよ」と伺った。

渡邊先生は,以前学内の仕事でご一緒させていただいて以来,今でもずっとお世話になっている。かれこれ10年くらいになるだろうか。数年前に定年で一旦研究所をお退きになってからも研究を続けておられる。「味噌」の研究でよく知られた方(かた)だが,先生のご専門を専門的に語る言葉として何が適切であるか,正確には知らない(先生,スミマセン)。

さてさて,数枚いただいた写真のうち一番気に入ったのがこの写真だ。もちろん撮影は渡邊敦光先生による。青一面の世界が広がり,雪を頂いた富士山が遠景を形どる。色も稜線の流れも富士の頂上に視線を誘導するところがお気に入り。ふと思い出したのは,

「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」山部赤人

だった。写真に田子の浦は写っているのか? 今度ググってみようか。
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前期日程試験

2008年02月25日 | Weblog
本日前期日程試験。いつもどおり高速バスを使うと,交通事故による不通・渋滞などでたどり着けない可能性があるため,今日だけJR利用。6時前に家を出てアストラム&JR。西条駅についてからは出口から左側に誘導された。大学行きの臨時便への誘導だ。西条駅から数分歩いて中央公民館前が臨時便の発車場になっていた。

それにしても保護者同伴が多く,驚いた。さてさて,バスに乗ったのはよいが,今日はバスカードが使えないとのこと,どうやら他地域からの援軍バスのようだ。260円をコインで用意しなければならず,少々慌てた。もちろん両替機はあるのだが,要注意。

途中停車無しで広大中央口に着いたのが7時50分頃だったろうか。キャンパスを背景にした受験生が視野に入って何かしらピンと張り詰めた空気を感じたのは,朝の冷気によるものだけではないだろう。ここまで来たら,最後までしつこく粘るしかないよね。健闘を祈る。
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雛人形

2008年02月24日 | Weblog
立春を過ぎそろそろ三月。桃の節句も近づきましたので,雛人形を出しました。今年は例年に比べるとちょっと早めかな。

そういえば,鳥取県鳥取市用瀬町に「流しびなの里」がありますね。そのうち「流しびなの館」では,江戸時代から今日までの様々なお雛様800体が鑑賞できます。

[流しびなの里 もちがせ Website]
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筑波大学附属小学校 学習公開・初等教育研修会

2008年02月14日 | Weblog
平成20年2月14日,15日の両日,筑波大学附属小学校を会場にして開催される。今日14日は仕事の関係で参加できないが,終了後最終便で上京し,明日15日の授業だけでもと,なんとか参加できるよう手配した。

決してヒマをもてあましているわけではない。しかし何とか時間の都合をつけて毎年参加しているのは,学べるからだ。この小学校,教師が高いプロ意識と教職に対する誇りを持っている。専門職としての教師が行う授業はこのようなものだということがよく分かる。

日常のほとんどはとても穏やかで和気藹々とした教員関係であるようだ。でも,授業に対する教員間相互の批評は厳しいゾ。子どもたちに対する責任感と,互いの専門性に対する尊敬の念がそうさせるのだろう。その厳しさを乗り越えている者にのみ可能な,質の高い授業が日々実現されている。協議会だって,教員を勇気づけるためにごまかして誉めたりなんかしないから,清々しく気持ちよく学べる。楽しみだ。

15日が終わったら,すぐにまた最終便で帰広する。翌16日は広島県立美術館で修論・卒論の発表会だ。とんぼ返りでくたびれそうなものだが,きっと筑波附小でエネルギーをもらい,逆に眼がメラメラと燃えているんじゃないかって思っている(誰だ,ただ単に充血してるだけだなんて言ってるのは!?)発表するSくん,覚悟しておきたまえ
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「∞のこどもたち」展

2008年02月13日 | Weblog
案内をいただいた。「∞のこどもたち」展。魅力的なテーマだ。中身は?
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こどもたちには∞(無限大)の可能性がある。 夢がある。
その可能性と夢を育てることが未来の科学、そして文化につながる。
いまのこどもたちは、たとえば学校の図画工作の時間で、何を創造しているのか?
こどもたちの可能性と夢を育てるために、未来へ向けていま何をすべきなのか?
ここでは、これからの時代を担うこどもたちを主役にして、
その∞の可能性を信じて、科学と文化の未来をともに考えます。 (以上,案内文ママ)
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ということで,「∞のこどもたち」展は,

開催日時 : 2008年2月24日(日)~3月3日(月) ※2月26日(火)は休館日
開催場所 : 日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa

の開催。期間中にその他「ワークショップ」,「関連イベント;(1)トークサロン 『感じる、考える、表現する』,(2)シンポジウム 『「教える」から「学ぶ」へ さらにその先に来るもの』」等も予定されている。詳細は下記リンクへ。

「∞のこどもたち」展 日本科学未来館
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バナナサンデー

2008年02月11日 | Weblog
広島市現代美術館の朝日珈琲サロンで。787円。ホントはイチゴサンデーの方がよかったんだけど・・・ないって言われちゃったので。もっとホントのこと言うと,アイスクリームの方が好きなんだけど,大量のバナナに埋もれちゃって
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磯辺勝『江戸俳画紀行』

2008年02月07日 | Weblog
磯辺勝『江戸俳画紀行』中央公論新社,2008年。
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句と絵の取り合わせの妙を楽しむのが俳画である。江戸時代には,蕪村のような一流の画人でもあった俳人も,一茶のような,お世辞にも絵が上手とはいえない俳人も,みな俳画を描いた。本書は,俳人俳人二十三人の俳画を一つずつ選び,その時代や土地柄,そして人物像を丹念に辿ってゆく試みである。ともすると芭蕉,蕪村,一茶一辺倒になりがちな俳諧鑑賞の可能性を広げ,その風流や滑稽味をより身近なものとする。
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とあるが,何より的を射ているのは,本の帯にかかれたキャッチコピーかもしれない。そう,「うまい へたより この境地」なのだ。
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パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』

2008年02月06日 | Weblog
パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』筑摩書房,2007年。諏訪哲二『学校のモンスター』を紹介したからってわけでもないが,こんなふうに書く人もいらっしゃる。
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世の中をよくしていくために,「正しい」議論をしていこう!ってそれは大いにけっこうですけど,でもその議論,実は誰も聞いてなかったりなんかしてません?ちょっと,エンターテイメント性に欠けてない?そこで本書でおすすめするのは四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの「つっこみ力」。謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる本邦初の「つっこみ力」講演(公演)会,おせんにキャラメルほおばりながら,どうぞ最後までお楽しみくださいませ。

第1夜 つっこみ力とはなにかもしくはなぜメディアリテラシーは敗れ去るのか(愛の章―わかりにくさは罪である/笑いの章―つっこみ力の真髄/勇気の章―権威へのつっこみ)
幕間 みんなのハローワーク―職業って,なんだろう(五三歳のハローワーク/暴力団員の申告/セレブって…職業? ほか)
第2夜 データとのつきあいかた(漫才『データを出せ!』/いかがわしさとおもしろさと/データは自然に湧いてこない ほか)
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家族の決断

2008年02月05日 | Weblog
夫婦デュオとしてかつて知られた「ヒデとロザンナ」のロザンナさんの次男が逮捕された。大麻取締法違反(所持)容疑だそうだ。

報道によれば,家族から「大麻を吸っているようだ」と110番通報があり,署員が駆けつけて発見したとのこと。家族が誰を指すのかはわからないが,それが誰であれ,自分の家族の行いを警察に通報するということは,苦渋の決断であったとしか思えない。

しばしば世間では,この通報という行為は「売る」という言葉に置き換えられる。しかしこのケースは,決して家族を売っているわけではない。家族だからこそ,愛していればこそ,大切であればこそ通報したのだろう。通報しなければならなかったのだろう。決して許されない行いを最愛の家族にやめさせるためには,このような方法を取ることしかできなかったであろうことを考えると,胸が痛い。

これからしばらくの間,関連報道が続くのだろうか。次男本人に関する報道は仕方ないにしても,痛みを共有することをあえて選んだ家族を興味本位の視線に晒すことはやめてほしい。
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諏訪哲二『学校のモンスター』

2008年02月04日 | Weblog
諏訪哲二『学校のモンスター』中央公論新社,2007年。構成は次の通り。
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第一章 学校から逃げ出す教師たち
 学校が悲鳴をあげている,ほか
第二章 おとなになろうとしない!
 異形の子ども,ほか
第三章 教師vs生徒,学校vs親の現場
 複雑怪奇な「粘り勝ち」事例,ほか
第四章 さよなら「金八先生」
 それはおぞましい話だ,ほか
第五章 「自立」とは何であろうか
 話が理解できないわけ,ほか
第六章 成長しなくなった若者をめぐってー速水敏彦,水谷修を批判する
 
第七章 「モンスター」たちに蹂躙される学校
 評定の「3」を「4」に上げろ!,ほか
第八章 ポストモダン空間の中の子ども
 「ノリだよ,ノリ」,ほか
第九章 自立や自主や独立を求めることは,実はとても非人間的である
 
第十章 「オレ様」を超えて
 「思ったとおりにはならないよ」,ほか
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著者は「プロ教師の会」代表だ。自分や職業に対する厳しさを確かに持つ「プロフェッショナル」と呼ばれる人にしか書けない文章だと思う。教育において夢を持ち夢を語ることはなにより大切だが,少なくとも指導者にとって,それは事実に対する冷静で正確な分析のうえにあって初めて生きるものではないか。教師だけでなく,子どもに関わるあらゆる大人に,そして子ども時代の記憶がある全ての人,そう,若者にもぜひ読んでほしい。

※とはいえ,滅入ってくるのもまた事実で・・・今,合衆国大統領候補として注目を浴びるオバマ氏の演説のように希望が持てるものであってほしいという願いもまた,よくわかるのだ。上に書いたこととは矛盾するのだけれど。

[OBAMA SPEECHES]
http://www.barackobama.com/speeches/index.php
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第42回南美連&第35回尾造教大会

2008年02月02日 | Weblog
先週の水曜日1月30日に,第42回南部美術教育連盟研究大会と第35回尾道造形教育研究大会(会長:共に尾道市立三成小学校校長 平盛幸宏 先生)に参加した。

大会主題は「生活を見つめる美術教育」

幼稚園主題は「心豊かに生き生きと表現できる子どもの育成」
小学校主題は「子どもの想像力・創造力をかきたてる」
中学校主題は「素材の特徴を生かし,イメージ豊かに表現する」

この主題を元にして公開された保育・授業は次の通り。

(1) 木頃幼稚園3歳・4歳・5歳「みんなおいでよ なかよしハウス」
(2) 向島中央小学校2年生「見て,見て,おはなし」
(3) 向島中央小学校5年生「広がれアート!」
(4) 浦崎中学校1年生「ミニ熱気球を飛ばそう」

保育・授業公開を拝見し,その協議会の後「美術教育に期待すること」という題をいただき話をさせていただいた。要旨は次の通り。
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研究によれば,一般成人が美術科に期待する教科イメージは「豊かな心などの情操を育てる」だった。それをふまえて考えると,つぎの3点に留意してこれからの指導をしていく必要がある。

【期待すること1】自己判断・自己決定

【期待すること2】リテラシーの習得

【期待すること3】コミュニケーションの重視

今年度中に告示されると見られている新しい学習指導要領は,図画工作・美術科で次のような方向性が尊重されるものと思われる。基本的な方向性はこれまでと大きな違いはない。これからの指導は,これまで大切にしていたものを同じように大切にしてほしい。

・創造することの楽しさを感じるようにすること。
・思考・判断,表現するなどの造形的な創造活動の基礎的な能力を育てること。
・共通事項(領域や項目などを通して共通に働く資質や能力)として示すこと。
・生活や社会とのかかわりの重視。
・コミュニケーションの重視。
・鑑賞の指導の重視。
・我が国の美術や文化に関する指導の一層の充実。
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話の中では,これまでに取材した優れた授業のVTRをお見せし,期待することとしてお話しした3つの柱の具体イメージを持っていただくよう配慮した。

一日を通して強烈に感じたのは,尾道の先生方が子どもたちを思うパワー,そしてそれを実現するために新人とベテランがうまく連携している様子だ。頼もしい!

※写真は「なわとび とんだよ」かずや5歳(大会封筒より)
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