Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

教育実習

2007年06月29日 | Weblog
教育実習中の附属東雲中学校を訪問。今年転任してこられた先生と初めてお会いする。本学出身者だが,在学が重なったことはないので全くの初対面。エネルギッシュな印象。

実習は中学1年生の授業を2クラス観察。題材はレタリング。もちろん実習生の授業だから数々の問題点を発見でき,授業としての合格レベルにはほど遠い。しかし,考えられる精一杯の準備と努力をしているように見受けられる。不十分だと言いながら顔が少し緩む。

何度も言うようだが,教育実習生に満点の授業なんてできるわけない。それが当たり前だ。君にできることは今日の授業の反省を謙虚に受け止め,反芻しながら日々学び続けるだけだ。君は教員志望と聞く。ガンバレ。良い教師になれる。

明日は土曜だが授業がある。再訪問。実習授業を行う君には,多くの学生に言うのとは逆のアドバイスが一番必要かもしれない。「大丈夫だから,少し気楽にやると良いよ」って。少々扱いが難しいであろう中学2年生に合わせてどう教材を料理しているかが楽しみだ・・・っていうと,プレッシャーかかるかな。黙っておかなくっちゃ。
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カイノキ・夏

2007年06月28日 | Weblog
カイノキ・夏。

生命(いのち),みなぎる。

※本BLOG-2005年11月15日をご覧下さい。同じ木を写したものですが,夏の表情と秋の表情はだいぶ異なっています。
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皇后さま,「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」をご鑑賞

2007年06月28日 | Weblog
皇后さまが28日(今朝ですね),「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」を鑑賞されました。皇后さまは1994年にねむの木学園を訪問されており,当時交流した生徒たちが会場でコーラスを披露しました。皇后さまは曲が終わると生徒一人ひとりと握手して「素晴らしかったわ」とねぎらわれたそうです。(asahi.com下記参照)

http://www.asahi.com/national/update/0628/TKY200706280095.html

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今朝見た風景②

2007年06月27日 | Weblog
宇宙のエネルギーを感じないか。

なーんて訳の分からんことはいわないけれど,やっぱり元気が出るでしょ。すっと伸びた緑の向こうにきらきらした光が見えると。
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今朝見た風景

2007年06月27日 | Weblog
道ばたに朝露が。感じるか,生命を輝きを。


なーんてね。でも元気が出そうでしょ。
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ねむの木こども美術館開館の朝に

2007年06月26日 | Weblog
わたしたちは
造形の神のたまわれた
試練を恩恵とうけとり
あらゆる困難にたえ楽しく
強くそしてたよることなく
やさしくあくまでも
       やさしく
感謝しものごとに対処し
根気よく自分の造形に
挑戦したい
心おどるであろう
これがわたしたちの
やったことだと
        まり子(落款)
  二00七年四月十五日 朝四時
---

美術館に入ってすぐの壁面に飾られた二つの書のもう一つ(原書は縦書き)。題名はない。日付時刻を見ると「ねむの木こども美術館」開館の朝だ。おそらく徹夜明けに書かれたものだろう。

写真はねむの木こども美術館への入口付近。子どもが風景の中に混じって初めて美術館として完結するように感じられる。
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子どもたちの才能は

2007年06月26日 | Weblog
ねえ貴方
私よくまあ
つゞいていると
     思います
子どもたちの才能は
無限なのですね
     まり子(落款)
---

美術館に入ってすぐ左の壁面に飾られた二枚の書の一にこう書かれていた(原書は縦書き)。「貴方」とは,吉行淳之介氏を指すのだろう。人は生物としての命を失っても,人の心の中に生き続けることができる。

写真はねむの木のどかな家。子どもたちの絵が歌っているのが分かるだろうか。音楽が聞こえるだろうか。
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ねむの木敷地内の絵

2007年06月26日 | Weblog
ねむの木学園の敷地内にあるいくつかの建物に描かれた絵の一つ。大きな広場のそばにあった建物の壁面。

これが誰なのなんて一つ一つは確かめていないが,お父さんとお母さん,つまり(おそらく)吉行淳之介氏と宮城まり子氏が並んで描かれていることが多い。
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ねむの木のこどもたちとまり子美術展/米子市美術館特別展

2007年06月25日 | Weblog
昨日「機会を逃しそうな人は米子で是非。」と書き,その次に「入場無料」と書いていた。でも入場無料は六本木ヒルズのみですからご注意を。間違えぬよう修整しました。

米子市美術館では大人当日1000円,前売り700円,高大生当日600円,高大生前売り500円,小中生当日300円,小中生前売り200円ですね。※米子市立美術館って書いていたのを米子市美術館に修正しました。
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ねむの木のこどもたちとまり子美術展

2007年06月24日 | Weblog
1週間前の掛川に続いて六本木ヒルズにて鑑賞。掛川よりも人が多い分賑やか。

作品がねむの木のアーティスト毎にまとめて展示され、人となりやエピソードを宮城まり子さん自身の言葉で語るパネル解説がある。そのため、絵を見るとは描かれているものを判別する行為なのではなく、作品の向こうにいる作者と対話する行為なのだということを強烈に実感する。

壁面は掛川とは一転真っ黒だ。しかしこれもまたいい。作品はみな「語る力」に溢れている。作品がそもそも持つ力に加えて、見せ方の良さがさらに作品の魅力を引き出し演出している。美術教師の仕事の大切なことの一つがここにあることを気付かせてくれるだろう。

図版もあったが、図版は会場のオリジナル作品が持つ力を百分の一も語らないかもしれない。もし教育や美術、美術教育に少しでも興味のある人は、相当な無理をしてでも六本木ヒルズや掛川の空間で直接見た方が良い。かけがえのなさとはどんなことなのか、人は何を大切にすべきなのかを教えてくれるだろう。

六本木ヒルズでの開催は7月1日まで、あと1週間だ。その後14日から米子市美術館に巡回する予定。機会を逃しそうな人は米子で是非。六本木ヒルズ会場は入場無料。

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今を輝かせて生きるための教育

2007年06月24日 | Weblog
将来の準備のための教育はもちろんある。しかし、今を輝かせて生きるための教育もあるんじゃないか。いや、むしろ子どもの生の中心にこそあるべきじゃないか。

今を輝かせて生きるための教育は、自分に対する自信や他人を尊重する態度だけでなく、自分が大切にされ愛された記憶までをも形成する。だからどんな困難にも立ち向かってゆく勇気と力を生涯に渡って与えてくれる。
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アートの真実/人の真実

2007年06月24日 | Weblog
アートの真実が形式にでなく発想や思想にあるように、人の真実は姿や形にでなく心にある。

人の真実が姿や形にでなく心にあるように、アートの真実は形式にでなく発想や思想にある。
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続いて出張につき携帯から

2007年06月23日 | Weblog
質の高い授業を知るためには、質の高い授業を観るのが良い。観察した授業の水準は、貴方の授業の標準になる。

質の高い授業をするためには、授業を厳しく批評されるのが良い。求められた授業の水準が、貴方の授業の標準になる。


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教育実習生諸君に

2007年06月22日 | Weblog
授業前に
精一杯の教材研究と準備を行なって、生徒のかけがえのない1時間を貸して頂くことに感謝し応えようと努力し続けましたか。

授業中に
素人にもできるような単なる知識や技能の切り分けに逃げるのでなく、教育のプロをめざす卵として子どもたちのリアルを引き出し本当に尊重する1時間にしましたか。

授業後に
授業の結果に対して誰よりも厳しく見つめ、決して人のせいにせず自分の改善点に気付かせてくれた生徒や指導者に感謝しましたか。

傲らず謙虚に自分に目を向け続ける2週間にして下さい。健闘を祈ります。
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教育実習

2007年06月22日 | Weblog
今日は教育実習授業の観察。附属中・高等学校。高等学校一年選択美術「空創動物(くうそうどうぶつ)」。

子どもがそもそも持っているアートを引き出す手伝いをさせてもらうと考えるのか、アートを知らない子どもに教えてあげると考えるのかの違いで、教師の立ち位置と結果としての授業は大きく変わる。力量の高い教師はアートを引き出すことも教えることも出来るが、前者を大切にする(今日は携帯から)。
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