Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

追加/11月5日「帰国」

2005年11月17日 | Weblog
11月5日「帰国」を追加しました。写真は,ヘルシンキにある国会議事堂。神殿のようだね。
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追加/11月4日 「出国/旅行の基本」

2005年11月16日 | Weblog
11月4日「出国/旅行の基本」を追加しました。写真は想い出深いユバスキュラ大学の学生食堂。北欧らしく暖かな木造の建物が佳い空間をつくっているでしょ。
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カイノキ~朝ver

2005年11月15日 | Weblog
昨夜撮影したカイノキの写真の赤が妙に毒々しく感じたので,今朝8時過ぎに再度撮影に挑戦。手元にあったカメラは発色があまり良くないのだけれども,太陽光の下でのカイノキのだいたいの様子は分かるだろう。

カイノキは中国原産,ウルシ科ランシンボク属の落葉高木だ。中国名で表記される「楷樹」から,「カイノキ」あるいは「爛心木(ランシンボク)」などと呼ばれる。中国にある孔子廟に植栽されているところから学問の聖木とされている。このあたりが旧学校教育学部の木として大切にされてきた由縁だろう。

昨年度末に退職された技術・情報教育学講座のM教授がこのカイノキを大切にしておられたのを想い出す。卒業生の魂は,しばしばこのような木に宿り受け継がれていくものだが,我々はその魂を目の前にいる大切な学生に伝えているだろうか。
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ジェット・ラグ

2005年11月14日 | Weblog
ジェット・ラグJet lagってのをご存じだろう。時差ぼけともいう。とにかく夜は目がぱっちり開いて眠れないし,昼は恐ろしく眠たい。

飛行機で海外旅行すると,この時差の影響をもろに受けてしまうことになる。例えばフィンランドは,日本に比べてサマータイム時でマイナス6時間,通常期でマイナス7時間の時差がある。日本からフィンランドに行くと,日本で習慣付いてきた睡眠や食事や排泄等のリズムを身体が憶えたままなのに,6~7時間遅れて日が昇り日が沈むフィンランドのリズムを突然強要されることになる。逆もありきだが,もちろんこれは,ジェット機に乗って,たった半日で時差の大きな地域に移動するために起こる。客船などでゆっくり移動する旅にジェット・ラグはない。

帰国後1週間と少したったが,まだこのジェット・ラグから解放されない。昼間に眠そうにしていたら,それはただダラダラしているのではなく,ジェット・ラグと戦っていると解釈して・・・くれるかな?

写真は教育学部裏庭にあるカイノキ(楷樹),旧学校教育学部の木だ。昼間のカイノキは,写真とは違って,更に鮮烈でさわやかな赤が印象的だ。
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追加/10月14日「教員研修会」,10月16日「City Church」

2005年11月14日 | Weblog
10月14日「教員研修会」を追加しました。昨日は10月16日「City Church」を追加しました。
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帰国後初日の大学

2005年11月07日 | Weblog
帰国後初日の大学では,留守した1ヶ月間にたまっていた仕事にただただ追われる。最初に渡航に関する事務を整理しなければならない。E-mailはフィンランドで斜め読みしていたものの,精読して対応しなければならないものも山ほどある。その他の書類も・・・。1週間はかかりそうなので,優先順位を決めるためだけにざっと目を通す。疲れた。

疲れの中でエネルギーをくれたのは,学生の言葉と笑顔だった。フィンランドの教育事情を興味深く質問してくれた人。ユバスキュラやヘルシンキの街の様子を楽しそうに聴いてくれた人。そして,このブログを読んでくれたことを一言だけ伝えてくれた人。こんなことでやたらと元気になれる。感謝。

まだ草稿段階で止まっている原稿がたくさんあるので,それを早めに整理してアップしなきゃ。
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帰国

2005年11月05日 | Weblog
ヘルシンキを飛び立ったMD11は9時間20分のフライトを経て,予定よりも少し早く,9時20分には無事関空に着陸。途中は特に気流の乱れもなく,行きも帰りも平穏無事なフライトだった。(帰りの機内食は,行きのそれのように美味しくはなかった。関空でなくヘルシンキで入荷したものだったため,日本人向けの味になっていなかったのか?逆に考えれば,関空発の飛行機に入荷する食事は日本人向けに味付けされているのかもしれない。)

フィンランドは,日本から最も近いヨーロッパだと言われる。地図上で漠然と見るだけではよく分からないかもしれないが,航空路線図を見るとよく分かる。つまり,弧を描く北回りの航空路線の中で,最も早く到達できるヨーロッパがフィンランドなのだ。関空→ヘルシンキが10時間ちょっとだったと思うが,帰りはなんと9時間20分だ。アムステルダムやパリと日本間との往復に比べて3時間程度の短縮だが,この3時間が大きい。搭乗による疲労感は格段小さかった。

関空では,何よりもまずリュックの中の重ーーーい重要書類を取り出し,トランクに移し替える。こんなモン,背負って歩けるか!という調子だ。そして,再びおっそろしく重たくなったトランクを引きずりながら(本当は転がしながらなのだが,気分は本当に引きずっていた・・・)関空~新大阪間「はるか」,新大阪~広島間「のぞみ」に乗り込む。

途中,K氏は福山で下車。東広島在住のため,こだまに乗り換えるのだ。窓から手を振って,その30分後には広島に到着。1ヶ月ぶりの広島だ。むんとする空気の暖かさがヘルシンキとは違っている。身体よりも何より,心からすっと力が抜けたような気がした。

今日は土曜日,実質ほとんど身体を休める時間もなく来週月曜日から勤務に戻ることになる。強制的に日常のうねりの中にこの身体を任せないと,身体も心も日本versionにはならないだろう。楽観的にヒーヒーフーフーを楽しむか。
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出国/旅行の基本

2005年11月04日 | Weblog
出国時のエピソード。荷物の重さだ。

飛行機で預ける荷物には,「機内預け」荷物と,「機内持ち込み」荷物がある。もちろん前者は飛行機に乗り込む前に預けて客室外貨物室に入れてもらうものであり,だいたい,大きくて重い荷物だと決まっている。一方後者は手軽・安全なもので客室(機内)に持ち込んで問題ないものに制限される。その違いは,重さ・大きさ・内容などによって判断・区別される。ナイフなどはもちろん小さいが前者の扱いであり,後者の扱いで客室に持ち込もうとすると,セキュリティチェックで引っかかる(去年私はアーミーナイフが引っかかった・・・)。

機内預け荷物の重さについて,フィンエアー(フィンランド航空)では,20㎏までという制限がある。ということは今回初めて分かったのだが,全日空でもヨーロッパ路線のエコノミークラスは同様の20kg制限があるようだ。しかし,この制限重量の数字を見るにつけ,海外旅行で持ち歩く荷物の重さとしては,不当にというと言い過ぎかもしれないが,あまりにも軽すぎるのではないかと思う。

1ヶ月ぶりの帰国となり,ヘルシンキ・ヴァンター国際空港でチェックインカウンターに荷物を預けることになった。少々の不安がないわけではなかった。というのは,実はその直前,「この荷物,結構重いよね。取材のための機材がいっぱい入っているし,滞在中に収集した資料も山ほどあるし。大丈夫かな?でも入っているものは入っているんだから,仕方ないよねぇ。きっと大丈夫大丈夫!ハハハ」なんて根拠のない楽観的な会話をK氏と交わしていたのだ。

ほんのちょっぴりの不安を抱えつつ,それでも平気な顔でトランクを預けようとすると,美しい女性の係員が無表情に「ダメです。中の荷物を出して下さい」とのたまうではないか。何でそんなにすぐ重量超過だって分かるんだ?・・・よく見ると,預ける台が秤になっている。そして重量は32.5㎏だとのこと。見てみるとそう表示されている。「出?せ?っ?て?」「Sure!」「

もし超過分の荷物をトランクから出さないのなら,超過料金を1㎏あたり50ユーロ支払えばよいという。決して私の聞き違いではない。1㎏あたり50ユーロと彼女は言った。「ファイブ?」「ノー。フィフティ。」「フィフティーン?」「ノー。フィフティ。」・・・「イクスキューズミー,フィフティ?」「イエス」「・・・」空虚な短い言葉を何度かキャッチボールした挙げ句,少しだけ引きつった笑顔を見せながら,ひとまずチェックインカウンターをあとにすることに。

ま,50ユーロ×超過重量分,つまり9万1000円だけ払えばよいということである・・・ん?9万1000円?「キューマンイッセンエーン?」そんなもん払えるか!ということで,二人でブツブツ言いながら,トランクの中に入れた重い書類を取り出し,背中のザックに入れることにした。とはいっても,それは右から左に移動させただけであって,総重量は変わらず問題解決にはなっていない。

あれこれコスト計算をしてみると「こんなに高い超過料金を払うくらいだったら,重そうな三脚はココで誰かにあげて,日本国内で新しいのを買って返した方が安くつくじゃん。」という考えが思い浮かばないわけではなかった。しかし,公費で買ったものを外国で見ず知らずの人にあげてくるわけにもいかず,結局その案は却下,トランクの中心にどーんと鎮座することになった。

三脚がダメだとすると・・・仕方なしに,重そうなもの,つまり紙類を中心として,あとから日本で再入手できそうなものを手当たり次第に捨て去る以外に方法はない。日本から持っていった参考コピー類,本・・・。そうそう,ここで大切な『地球の歩き方~北欧編』もヘルシンキの露と消えたのだ・・・。努力の甲斐あって,その15分後には二人の東洋人がほっとした表情でいすにへたり込んでいた。

今回の渡航は出張であってそのために仕事用の機材が多く,重量超過が必然であったのだが,荷物をぎりぎりにまでダイエットすることは旅行の基本である。
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