Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

麻野 瞳 先生 サムホール大賞展 奨励賞受賞!

2024年05月29日 | アート・動画
LINK:麻野瞳]先生は,先日紹介した中野先生と同様に広大の卒業生!そしてこのたび,作品『来訪者』で「サムホール大賞展 奨励賞」を受賞!


小さな作品って結構描きづらいものだが,この作品,デフォルメされた線や見つめる視点の高さに加え,色遣いに非凡さがよく現れているんじゃないかなって思う。心地よい。

彼女は中野先生と同様,現在教壇に立って後進の指導を行っている。そしてまた,学生の時からキラリと光った素質を魅せてくれていた。

今後も制作活動に教職に,ますますの活躍が期待される。



「サムホール」とは絵画の22.7×15.8センチサイズの大きさを指すものでSMと略されるが,この語がよく分からないって聞くことがある(いやいや,実は私自身が知らなかった💦)。

「サムホール」はどうやら和製英語で,この語の由来にはどうやら,二つの説があるらしい。

「thumb hole 親指(thumb)の穴(hole)」
LINK:池田市ゆかりの作家達展 ゆかりの作家達でお届けする“サムホール展”

そして,

「thumb hold 親指(thumb)を入れて持つ(hold)」
LINK:SとMはあるけど、Lはない・・・・・・。絵画の寸法につくアルファベットは何のこと?

おっ,憶えとこ。。。



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The Power of Words

2024年05月28日 | 戒めの言葉
The Power of Words
言葉を変えて立ち現れた違う世界。

心を変えれば立ち現れる違う世界。

言葉は心。



言葉の力。
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中野和幸先生はスーパーティーチャー!

2024年05月24日 | 教育・研究・ひとの育ち


あっ,これ元記事は4月1日付,つまりエープリールフールその日の記事だ。これってフェイク情報???
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いえいえ,違いますよっ!事実です!

▶ここから引用>>>>>

 佐賀県教育委員会は3月28日、優れた指導力を持つ「スーパーティーチャー」に3人、「特別支援教育エリアリーダー」に1人を新たに認証した。それぞれの教科や分野で培った専門的なノウハウを、県の教育力向上に生かしてもらう。

 スーパーティーチャーは、図画工作を教える日新小(佐賀市)の中野和幸指導教諭(44)、外国語を指導する諸富中(同)の福本朝子教諭(45)と唐津東高の田中秀太郎教諭(50)。特別支援教育エリアリーダーは、城東中(佐賀市)の江口千里教諭(52)が認証された。

 県庁での認証式では、甲斐直美教育長が「公開授業や研修の場で教育実践を広めていただき、先生方の力量アップのために力をお貸しいただきたい」と激励。福本教諭は「責任の重さを自覚しながら、生き生きと働く姿を示して教員の魅力を伝えたい」と述べた。

 2024年度は更新者を含め、スーパーティーチャー23人、エリアリーダー3人が活動する。(大田浩司)

<<<<<ここまで引用◀

標題の中野和幸先生は右から2番目,こちらを向いている先生方の中では一番右の先生。そしてなんと,広大出身!。学生の時から「いい男」だった(これホント)。だから,彼なら間違いなく「いい先生」になるだろうなと思っていたら,その通りになってくれた!我が眼に狂いはない!

今回中野先生は,佐賀県でスーパーティーチャーとして教職の専門性を認証されたわけだ。しかし,実は彼が卒業して22年目の今年,初めて彼の活躍を知ったわけではない。

少し前,一昨年末のことになるが,文部科学省の発行する月刊誌『初等教育資料』2022年12月号(No.1027)では,「特集II 学習指導要領における指導のポイント[図画工作科]図画工作科における「技能」の習得と活用」(pp.49-71)という記事を掲載した。

そこでオンライン座談会を実施し,ここでなんと,この中野先生が登場!教科調査官の小林先生,福井県教育庁指導主事の下崎先生と共に,佐賀市立日新小学校の中野和幸先生が出席されていたのだ。

この座談会には三根も出席しているが,私は平成29年版の小学校学習指導要領図画工作の作成協力者なので,出席者として声をかけられて不思議ではないのかもしれない。

しかし,中野先生は41万人強という小学校教員の現職代表として出席されている。そして,図画工作科における「技能」の習得と活用について話をされた。そして彼から紡ぎ出された言葉はまさに,私たちが目指す「理論と実践の往還による教員の力量形成」実現そのものの言葉だった。

座談会まで中野先生が出席していることを知らなかったので,「え?な・か・の・か・ず・ゆ・き???さ・が・け・ん???わっ!やっぱり,あの中野先生だ!スゴい!」となった次第。

そして,彼が座談会の最後,「さらなる指導の充実のために」というテーマで語った発言は次の通りだった。

▶ここから引用>>>>>

図画工作科の学習を通して,子供がどのように変わっていくのだろう,どう自分の思いを表そうとしているのだろう,どう試行錯誤しているのだろうと,しっかりと見つめ,受け止め,子供のよさを捉えていくこと,習得した「技能」を普段の学校生活などにもつなげていくことで,子供たちは自信をもって表現できるようになっていくと思います。そのような中で資質・能力を関連させて育成していきたいと思います。子供たちを信じて子供たちの成長を一緒に楽しんで指導していきたいと思います。

<<<<<ここまで引用◀

教育の専門性に裏付けられた子どもへの眼差しが何より温かいじゃないか。こんな眼と気持ちを持つことのできるこんな卒業生が,我が国の教育や美術教育を牽引し,そして素晴らしい子どもたちを育てていく。こんな先生を擁する我が国の教育界は捨てたもんじゃない!誇らしい!

先生になることは(ある意味とても)簡単だが,よい先生になることは難しい。そして,よい先生であり続けることはさらに難しい。そのためには生涯学び続けることが必要だ。このハードルで教員になるなんて考えない学生がいないわけではないが,中野先生はよい先生を実現してくれている。ありがとう!
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【COVER】美空ひばり - 川の流れのように / cover by Emoh Les (Takuji Yamamoto) // PORTS music // #路上ライブ #emohles

2024年05月24日 | ゼミリポート
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水清ければ

2024年05月23日 | 人生
「水清ければ月宿る」という言葉がある。これは,水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。(デジタル大辞泉)

一方,

「水清ければ魚棲まず」という言葉もある。これは,水が清冽すぎるとかえって魚は住まないものだ。人格が清廉にすぎると、かえって人に親しまれないというたとえ。(デジタル大辞泉)

さて。。。さて。。。
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NHK連続テレビ小説 オードリー 第34話

2024年05月22日 | 戒めの言葉
大部屋の先輩女優からの度重なる嫌がらせにも耐えている美月(岡本 綾)。この日は化粧台に置いたジュース缶の底をボンドで接着され,外れた勢いで町娘の衣装を汚してしまう。

汚れを取ってもらいに衣装部屋に行った美月と衣装係(麿 赤兒)の会話。

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衣装係「なにかけられた。お茶か,牛乳か,血糊か。」

美月「なんでわかるんですか。」

衣装係「早よう答えんかい。急いでシミ取らなあかんやろう。ほら。」

美月「はい。。。オレンジジュースです。」

衣装係「撮影所にはな,神さまがおんねん。活動の神さまや。撮影所に来た新人を,神さまが試すんや。根性の曲がったやつ使うてな。どんな辛いことがあっても活動屋としてやっていけるかってな。」

美月「あのー。」

衣装係「ん?なんや。」

美月「神さまは,いつまで私を試すんでしょうか。」

衣装係「さぁなぁ。」

美月「いつ頃までかわかれば,なにがあっても辛抱できるていうか,我慢できるていうか。こんなこと言うたら,神さま怒らはるやろうか。」

衣装係「それは,あんた次第や。」

美月「私次第。。。」

衣装係「衣装のシミはな,こうやって水で丹念に叩いて落とすんや。こうやって叩いていくと,だんだんシミは消えていく。けどな,人の心にしみ込んだシミは,二度と取れへん。」



ナレーション(岡本 綾)「衣装の麿さんは,見た目より優しい人やった。けど,言うてることは,パパ以上にわかりにくかった。。。」
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NHK連続テレビ小説 オードリー 第32話

2024年05月17日 | 戒めの言葉
24年ぶり,待望の再放送。まずはオードリーの解説から。

LINK:NHKアーカイブズ 連続テレビ小説 オードリー

▶ここから引用>>>>>

放送年度:2000年度

京都・太秦。産みの親と育ての親、2人の母に育てられ、アメリカ帰りの父からは“オードリー”と呼ばれて育った佐々木美月。映画に興味を持ち、両親の反対を押し切って大部屋女優に。その後、挫折を経て映画監督になるまでを、戦後の映画・テレビの歴史を重ねて描いた。

作:大石静。

音楽:溝口肇。

語り:岡本綾。

出演:岡本綾、大竹しのぶ、賀来千香子、段田安則、長嶋一茂、佐々木蔵之介、堺雅人、國村隼、沢田研二、藤山直美ほか。

<<<<<ここまで引用◀

第32話は,2000年11月07日(火) 午前08:15 〜 午前08:30放送。

美月は芸名「吉岡美月」として、大京映画の大部屋女優となり、初日から先輩の女優たちからの様々な嫌がらせを受ける。新人の仕事として衣装部屋に行った場面での美月と衣装係(麿赤兒)の会話。

美月「がんばります。」

衣装係「がんばる,いう台詞はプロの台詞やない。プロはがんばるのが当たり前や。」

美月「は。。。勉強になりました。」

衣装係「撮影所は勉強するところやない。腕前を披露するところや。勉強したかったら学校へ行き。」

美月「は。。。」

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こんな厳しさが昭和という時代には表に現れていたんだよな,って思う。これって厳しいのか,優しいのか。冷たいのか,温かいのか。

平成を経て令和になった今,同じことを言えばパワハラになりかねない。

だから,ほとんどの人がこんなことは言わなくなった。だから新人も言われないことが当たり前になっている。パワハラがないということ,これはこれでもちろんよい風潮に違いない。パワハラであれば。

一方で,仕事で求められる厳しさが変わったわけでは決してない。

厳しい言葉をかけられないからといって高く評価されているわけではない。むしろ,その人の知らないところで,「にこやかな笑顔」の裏で評価を下げられる場面も少なくない。にこやかに対応されているからといってその人が優しいというわけではないし,温かいわけでもない。

逆に,耳に痛い言葉を投げかける大人が,厳しい言葉の裏で新人を高く評価していることもあるし,厳しい言葉の裏には成長の可能性に期待する優しさや温かさが実は隠れていることだってあるんじゃないかな。意外と,真実は目に見えないところにあるのかもしれない。

教えなくなった大人の傘の下で,社会に出ても気づかずにいつのまにか評価を下げられている若い人が増えているような気がする。

これってどこで教えるべきなのだろうか。家庭で?学校で?社会で?それとも,誰も教えずに本人が気づくべきことなの?

教育という「人が人に関わってよりよく変化させる営み」や,人を育てる時代の風潮が問われている。
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