朝、雨だから バイクで行かずに
車の鍵を探しながら それもバタバタして出て行ったパパ。
送り出したはいいけれど、バイクが駐車場の真ん中にデン。
これでは生徒さんが駐車できないよ。
朝からレッスンあるのにぃ。
動かそうにもハンドルロック。
私はバイクのことしらないから主人に携帯して、
動かし所定位置に。
ここまではよかった。
ここで済むはずだった。
が
スタンドが重くて立てられない。
なんかコツがあるんだろうかと思い聞こうと携帯を探す。
ない。最初の携帯で安心して縁側に置いた。
バイクは手を離すとこける。
さて 壬生娘に パパに携帯かけて~とその場から呼ぶ。
どこ? ここよ・・
近所の手前、朝から大声を出すのはみっともないから控え目。
どこ? ここよ 外・・(声で位置を特定しろよ)
壬生娘は朝シャワーをしようと思い まあ あまり身に着けていない格好で。
そりゃだめよ。なんか着なさい。
あ”~ そこに吊っていたメアリーのブラウスを着てきた。
だめよ。それは メアリーが知ったら嫌がるわよ。
なんでや、緊急なのやし、かまへんやん。
あかん あとで騒動の元やから 他ノン着てきなさい。
私はまだ バイクと立ったまま。
壬生娘 ブツブツと 下にあったパパのカッターを着てきた。
それならよし。
壬生娘の携帯からパパに電話。 つながらない。
出てくれよ!
そのまま 壁にもたせ掛けとけば?
わたしも一瞬そう思ったが、
そうも行かない。 こけて壊れたら修理が大変。
そしたら じいさまが出てきて 手伝ってくれて無事スタンドは立った。
そこへメアリーが、 私の名前が呼ばれたようだけど・・
眠そうに出てくる。昨夜は遅くて今日はお休み。
一部始終を話すと、やはり、メアリーは壬生娘がブラウスを着たことに
難色を示した。
しかたないやん。 パパや。元凶は。
そして 次はばあさん。
じいさんを呼んだのはばあさんだからね。
じいさんは耳が遠くて聞こえないのだから
なにか庭であったみたいだから呼んだのは私なんだからね
と
ばあさんに恩をきせられた。
母屋の二階から降りてきたじいさん
新宅の二階から降りてきたメアリー
お風呂場から出てきた壬生娘
母屋の台所からお手柄をしゃべっているばあさん
そんなことは知らずに仕事に行ったパパ。
私にもうちょっと腕力があったら・・
主人を・・・・
いえいえ なにもしませんよ
腕力があったら スタンドを立てられたのにねぇ。
そしたらおお騒動にならなかったのに
いやいや 元にあったところに戻さないパパだよ やっぱり
順番こそちがうけど
おじいさんがおばあさんを呼んで
おばあさんが孫を呼んで
孫が犬を呼んで.・・・ 引っ張った 「おおきなかぶ」を思い出した。
犬や猫まで呼ばずに済んだ我が家の朝の騒動でした。