デュトワ クラスの大指揮者に 下野竜也 が飛翔する予感を抱かせた「第9」の超名演!
「2011年末の下野竜也指揮読響第9」と比較するのに最適な演奏会があった。
デュトワ指揮N響「マーラー:千人」と比較すると、下野竜也指揮読響「第9」の価値の高さが実感できる
どちらも合唱あり、ソリストあり、打楽器の鳴り物あり、である。作曲家にとっての「最大編成の交響曲」も共通している。
N響「マーラー:千人」は、N響創設85周年の大事業であった。ソリストは(直前キャンセルが1名不測にも出たが)「世界的歌手」が基本、リハーサルも充分に時間が取れたハズ。合唱団は、東京混声合唱団が責任を請け負ったアマチュア合唱団。会場はNHKホールで2回公演。
読響「第9」は、例年の「第9」であり恒年行事。ソリストは「日本人トップ」、合唱団は「日本トップ合唱団 = 新国立劇場合唱団」、リハーサルは定期演奏会ほどは積み重ねていないハズ。(過去の事務局トップインタビューより)。全7回公演で、東京オペラシティが4回、サントリーホールが2回、横浜みなとみらいホールが1回、「さすらい人」そのものである(爆
読響「第9」は、日替わり定食のように会場が変わるのが「ホールトーン」を掴む上で、難しい。N響「千人」は、反響板を相当後方に下げるので、「響きを作る」が難しい。
(続きは新年に「ここ」に書きます。「懺悔」を書く必要に迫られたので悪しからず)