Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

シューベルトの「ベートーヴェンソナタ理解」と未完成ソナタの補筆について 4(No.2202)

2013-01-26 23:08:44 | 作曲家・シューベルト(1797-1828

「転調の天才 = シューベルト」の謎を解き明かす 佐伯周子 の転調の妙技!


 20年以上、粘着に ハ長調ソナタD840 の補筆に関わった私高本は、2004年に「佐伯周子の名演で世界初演」してもらい、感動した。そして、続いて 嬰ハ短調ソナタ楽章D655 の新補筆完成版世界初演 にも手を染めた。「複縦線が間違っている」の警告も発しながら。2006年夏だった。それからは(シューベルトには未完成ピアノソナタは多数存在するのだが)この問題に直視して来なかった。だが、1817年以降のピアノソナタは「D959とD960以外全部弾いた & 連弾ソナタ ホ短調D823も弾いた」となると、そろそろ「補筆完成版が必要なソナタ」も弾く時期だろう。勿論、佐伯周子 の心意気としては「シューベルトオリジナル作曲と同水準に仕上げろよな!!!」だろう。
 ここで、舞台裏を晒す(涙

バドゥラ=スコダ補筆完成版 にも、「私高本の第1次提案補筆完成版」にも「首を縦に振らなかった 佐伯周子」が厳然と聳え立つ!


 バドゥラ=スコダ補筆完成版出版 = 「シューベルト没後250年 = 1978年」だったので、それから 35年 が経過した。2世代が進んだ年月だ。だが未だに、バドゥラ=スコダ 以降の「シューベルト研究者」がこぞって、補筆完成版を出版したり、録音したりしているが、「バドゥラ=スコダ補筆完成版を凌駕するモノは過去無し > D613」が実績である。
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