春の嵐にそよぐ木々は
いつまでも
見飽きることがない
吹きすさぶ音の向こうに
耳をすませば
芽吹きつつある
いのちのかすかな音が聞こえる
息を切らして堰まで登ると
今日も また
ポチャンと飛び跳ねて
ぼくを歓迎してくれる一匹の岩魚
そしてまた
帰ろうとして 覗き込むと
まるで疾走するイルカみたいに
堰と堰との間の水溜りをよ切って
寝床のせせらぎへと
還ってゆく岩魚
春の嵐よ 新緑よ
そして 今年も
元気に顔を見せてくれた岩魚よ
ありがとう
ぼくもまた
限りある命を懸命に生きよう
笑いを忘れることなく
きみたちへの感謝を忘れることなく
いつまでも
見飽きることがない
吹きすさぶ音の向こうに
耳をすませば
芽吹きつつある
いのちのかすかな音が聞こえる
息を切らして堰まで登ると
今日も また
ポチャンと飛び跳ねて
ぼくを歓迎してくれる一匹の岩魚
そしてまた
帰ろうとして 覗き込むと
まるで疾走するイルカみたいに
堰と堰との間の水溜りをよ切って
寝床のせせらぎへと
還ってゆく岩魚
春の嵐よ 新緑よ
そして 今年も
元気に顔を見せてくれた岩魚よ
ありがとう
ぼくもまた
限りある命を懸命に生きよう
笑いを忘れることなく
きみたちへの感謝を忘れることなく