現在の日本と似通った歴史上の国を探すと、それはアヘン戦争後に欧米に植民地化された中国ではと思う。
戦後アメリカの一貫した対日政策は、いかに戦前日本の強さの源を破壊するかと売国奴たちの育成だったと言っても過言ではない。
それは、学校給食による伝統食文化破壊、グローバリゼーションという名に金融ばかりではない産業界の外資支配、原発による自然破壊と世界の核の墓場化(福島がその運命に)、小泉以降顕著な派遣社員化による日本企業のハイエナ化(オリックスのような派遣労働者を食い物にする外資企業や大企業での数百兆円の内部留保、日本企業の約7割も外資支配)だった。
自衛隊の米軍傭兵化もまた・・
これは歴史的にみると、もう国民共有財産「民営化」(国鉄、電電公社、日本煙草、高速道路、国立大学、国有地等)という餌食にする分野がなくなってしまったので、次の餌食にされたのが労働者や消費税増税(輸出企業への払い戻し税が現在でも約5兆円)で・・属国の宗主国アメリカが次に狙っていたは国有郵便会社だったのだが、TPPで日本国全部を食い物にしようという目論みと思う。
その未来はというと、メキシコやカナダが象徴的だ。メキシコでは零細農家・企業がことごとく米国からの安価な輸出品で破滅させられて不法移民になるしかなく、カナダでは国・地方が米国企業からの訴訟のために国家の体をなさなくなりつつある。
オーストラリアの高官が発言していたように、「TPPの目的は日本(韓国)を破滅させること」というのがアメリカ等のTPP加盟諸国の本音ではないのかと思う。
そのための自民・民主党多数の改憲の動きとも思える。
日本はいっそのこと、「永世中立国宣言」や中国との「日中安全保障条約」が必要なのではないのだろうか。