『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

ほっこり幸せ

2006年02月14日 03時39分45秒 | 日々の出来事
♪ゆびがわれるのよ~♪
今年の冬が例年より寒いせいか手荒れがいつもよりひどくて難儀だ。
だいたい他の所には脂肪がたっぷりなのに四肢の末端に足りないってどういう事よ!ってぐちぐち言っても仕方がないけど、今年は何故か指先だけでなく、指の腹が割れるのが気に入らない。
昨日から右手の親指の腹が割れた所が指先部の割れとくっついて「んぎゃ!」となってる。何かの拍子にぶつけると痛いのなんの・・・。
「たった、これだけの痛みにも耐えられないなんて軟弱な。」と自分でも思うけど痛いのは嫌いだ。何だかこの冬は痛いことが多すぎる。

自転車の荷台の紐をはずしている時、見事に傷を直撃。一人「うおぉぉ!」と心で叫んでしかめっ面してる所を友人に見られた。
「痛いんだよ~!」と言う相手が見つかったのでつい大袈裟に「いてぇいてぇ!」を連発してしまった・・・だって、黙ってるより叫んだ方が痛くなくなる・・・ような気がする。

私はそれからすぐに、かぁちゃんの家に取って返したのだけれど、留守中彼女から回転焼きの差し入れが届いていた。箱に入ったハンドクリームと一緒に。
その心遣いが嬉しくて目頭が熱くなった。
ここ二、三年メール以外では友人達との付き合いはほとんど出来ていない。日常的には随分と閉鎖された社会で生活をしているなぁ、と思っていた時期に出会えたのも嬉しかったけど、かわらぬ優しさに気持ちがスッと軽くなって、幸せ気分いっぱいになった。ありがとね~!ほんとにありがとう!

かぁちゃんは、ハイテンションの後二日ほどぼんやりして反応が鈍い。音楽をかけてもチラリと目線を動かすだけで、ほとんど笑わない。
気分の高揚している時と低迷している時の落差は、睡眠や食欲等全ての行動に影響を与えており、昨年暮れから何日周期かでこの状態を繰り返すようになって来たような気がする。
無表情なままでいるのは悔しいから「イヨマンテの夜」を聴きながら、両手を取って一緒に太鼓のリズムを机で取ると、やっと「うふふっ」と短く笑った。
・・・ん~、伊藤久男氏はいい!好きだなぁ、この歌声。

太鼓のリズムを頭で刻みながら自転車こぎこぎ夜風を切る。
今宵は見事な満月。ついでに踊りのステップでも踏み出しそうな幸せ気分。





コメント
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