夕餉の支度を終えて、鍋を片手にかぁちゃんの家のドアを開けると目の前にぽっかり浮かんだお月様発見!!こうこうと夜空を照らす、まだ昇って程ない満月の綺麗なこと、しばし見とれて足が止まってしまった。
「久しぶりだな~っ、おっつきさん!」よよと泣き崩れ・・・はしなかったけど。
かぁちゃんは夕食中。食べている間だけは食べる事に集中してくれるので、一番目を離しても大丈夫な時間となって我が家の夕食に移るのだけれど、どうにもそわそわと落ち着かない。
わ~っ!夜風が恋しい!月が恋しい!外へ出た~いっ!!
誘惑に勝てなかった。その思いに負けてしまった。夕食のセッティングを済ませると心そこにあらず・・・で、夜遅くまで営業してる少し遠いスーパーまで買い物に出かけてしまった。あはは~っ!おっ月さん、おっ月さん!!
自転車こぎこぎ、月を見上げてにんまりするおばさんの図なんてあまり想像したくない物だろうが、そんな事はお構いなしで、お月様とランデブー(笑)
うん、満足!きっとこれからも、この誘惑には負けるだろうなぁ。
三週間程の間に季節が移って来ているのを実感した。寒い日に逆戻りだった筈なのに、頬を撫でる夜風は程よく心地良い。生垣が月明かりに濡れている様はやっぱり素敵!何より心が癒される。
昨夜寝付かなかったかぁちゃん。四時前まで側にいたけど、やっと寝入ったと思って家に戻って休んだのに、朝行って見ると床に足を放り出してペタリと座り込んでいる。覗き込むとその顔に・・・左の頬に傷が!あんたは丹下左膳か?無用之介かぁっ?目は大丈夫か?全く肝が冷える。流血していたせいで傷が大きく見えたけど
実際は2センチ程だったので一安心。おそらくあれから起き出して、立ちすくんで力尽きてこけたのだろう。サイドテーブルに顔を打ち付けたに違いない。少し深く切れているので血が流れたのだろうけど、かなり落ち込んだ。
以前、三日間程ほとんど寝ないのに付き合ったのだが、こちらも眠れずにいると、自分がどうしてもコントロールできなくなってしまう。声を荒げたり、掴んだ腕に力が入ったり・・・と、苛々は押さえきれなくなるので、せめて三時間は熟睡したいと、家に帰っているのだが、そのせいで傷を作ってしまったのだから、どうしても自責の念に苛まれる。今日は朝からずっとひっかっかっていたのだけど、月が心をなだめてくれたようだ。せめてこの誘惑には負けてもいいって事にしてよね。
さぁ、もう一度かぁちゃんを見てこよう。眠っていてくれたらいいのだけど・・・。
それにしても、かぐや姫は月を見て泣いていた事を考えると、どうもそちらの血は流れていないようだ。こ~んなに月を見て血が騒ぐと言う事は、きっとかぐや姫を地球へ送り出した宇宙人の流れを汲んでいるのかも、もしくは、バンパイヤ?バンパネラの系統か?・・・遠吠えしたくなる気分だ。
「久しぶりだな~っ、おっつきさん!」よよと泣き崩れ・・・はしなかったけど。
かぁちゃんは夕食中。食べている間だけは食べる事に集中してくれるので、一番目を離しても大丈夫な時間となって我が家の夕食に移るのだけれど、どうにもそわそわと落ち着かない。
わ~っ!夜風が恋しい!月が恋しい!外へ出た~いっ!!
誘惑に勝てなかった。その思いに負けてしまった。夕食のセッティングを済ませると心そこにあらず・・・で、夜遅くまで営業してる少し遠いスーパーまで買い物に出かけてしまった。あはは~っ!おっ月さん、おっ月さん!!
自転車こぎこぎ、月を見上げてにんまりするおばさんの図なんてあまり想像したくない物だろうが、そんな事はお構いなしで、お月様とランデブー(笑)
うん、満足!きっとこれからも、この誘惑には負けるだろうなぁ。
三週間程の間に季節が移って来ているのを実感した。寒い日に逆戻りだった筈なのに、頬を撫でる夜風は程よく心地良い。生垣が月明かりに濡れている様はやっぱり素敵!何より心が癒される。
昨夜寝付かなかったかぁちゃん。四時前まで側にいたけど、やっと寝入ったと思って家に戻って休んだのに、朝行って見ると床に足を放り出してペタリと座り込んでいる。覗き込むとその顔に・・・左の頬に傷が!あんたは丹下左膳か?無用之介かぁっ?目は大丈夫か?全く肝が冷える。流血していたせいで傷が大きく見えたけど
実際は2センチ程だったので一安心。おそらくあれから起き出して、立ちすくんで力尽きてこけたのだろう。サイドテーブルに顔を打ち付けたに違いない。少し深く切れているので血が流れたのだろうけど、かなり落ち込んだ。
以前、三日間程ほとんど寝ないのに付き合ったのだが、こちらも眠れずにいると、自分がどうしてもコントロールできなくなってしまう。声を荒げたり、掴んだ腕に力が入ったり・・・と、苛々は押さえきれなくなるので、せめて三時間は熟睡したいと、家に帰っているのだが、そのせいで傷を作ってしまったのだから、どうしても自責の念に苛まれる。今日は朝からずっとひっかっかっていたのだけど、月が心をなだめてくれたようだ。せめてこの誘惑には負けてもいいって事にしてよね。
さぁ、もう一度かぁちゃんを見てこよう。眠っていてくれたらいいのだけど・・・。
それにしても、かぐや姫は月を見て泣いていた事を考えると、どうもそちらの血は流れていないようだ。こ~んなに月を見て血が騒ぐと言う事は、きっとかぐや姫を地球へ送り出した宇宙人の流れを汲んでいるのかも、もしくは、バンパイヤ?バンパネラの系統か?・・・遠吠えしたくなる気分だ。