『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

気のゆるみ。

2006年06月20日 02時56分32秒 | 日々の出来事
「なんてこった!」・・・なのである。

昨夜はかぁちゃんは、比較的良く寝ていた。
孫達に会ったり、いつもと違う騒がしさの中で疲れたのか
良く眠っていたので、私は安心して四時に家に帰った。

朝行ってみると、ベッドの中はもぬけの殻だった。
・・・これってかなり心臓に悪い。
眠気の残ったスローペースの鼓動がいきなり、早鐘を打つ。
どこの部屋?トイレ?・・・おい!どっかで転がってるんじゃ?
何度呼んでも応えはない。
ふと気付くとカーテンが風に吹かれて揺れている。
まさか・・・。

おかぁちゃん!なにすんの~!?

ベランダにたたずんでいたのだ。
体を支える物はない。手摺りの所までは歩けなかったのだろう。
棒立ちになっていた。案の定、足は固まってしまって、手をひいても歩けない。
ばかたれ~っ!!・・・あと少し来るのが遅ければ間違いなく倒れている。
安心したのと、腹立たしさで「何してるの?」と言葉がキツクなる。
こんな時に、落ち着いて優しい言葉をかけられる程私は人間が出来ていない。

そろそろ腹をくくって、かぁちゃんの家で寝る事を考えなければならないのだろうな。
せめて少しでも我が家で眠りたいと思ってきたけれど、そろそろ限界かな。
自分本位の安心感が事故につながるって事だな。

妹達が帰った後、窓の鍵の確認をするのを忘れていたのが原因だと思うが
引越ししてから、初めてベランダに出たかぁちゃんは新しい世界を見つけたのだろうか?
それが心地良い記憶としてインプットされていると、かなりヤバイ・・・。
かぁちゃんにとっては素敵だろうけど。
ぼんやりと気をゆるめていると、少しの変化に気付くのが鈍くなる。
かと言って、神経を張り詰めた常態では長続きしないのは分かっている。

ゆるめたり、緊張したり、もっと柔軟にならなければ。
いずれにせよ、かぁちゃんが今回怪我をしなかった事に感謝!






コメント (5)
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