「あんな、30日、休みやけどデイに行くぅ。行ってもええ?」朝、家を出がけにぺこちゃんが言った。
「行ってもいいけど、デイのスタッフさんが来ても良いって言いはった?」と聞くと
「いいって言ってたよ!」と言うので
「なら、急いで連絡帳に書くから出してくれる?」と言うと「私が聞いとく。」と言う・・・ん?
「いや、それは大事な事やから書かないとダメなんよ。」
ぺこちゃんがノートを出したがらないのは、出がけにかばんを開けるのが嫌だからと思ったので
ほとんど無理やりノートを引っ張り出して大急ぎで書いた。
『今朝、急に30日は行くと本人が言い出したのですが、行かせてよろしければよろしくお願いします。』
帰宅後、返答が書かれていた。
『申し訳ありませんが、食数の関係もありますので、予定の変更は2週間前にお願いします。』
へ・・・?
もう一度ぺこちゃんに聞いてみる「30日来てもいいって言うてはった?」
ぺこちゃんは「うん。いいって言うてた。」と大きな声で答えた。
ん?とかへっ?とか思っていたのに、そうはっきり言われると信じてしまう私が甘いのだけれど
でも、ついついスタッフさん同志の確認不足かもしれないと確認の電話をしてみた。
・・・やっぱりそんな事実はなかった。
お友達との会話の中で「お休みだけど来てよ!」と言われたのでその気になってただけだった。
こちらからすれば、スタッフさんが「来ていいよ。」と言ってくれているのに無下に断れないと思ったのだが
あちらからすれば「そんな事を家の都合で急に言われても困る。」のだ。
詳しく話を聞いて誤解は解けたのだが、後味が悪い。
さて、ぺこちゃんにどう説明するか・・・とりあえずもう一度スタッフさんの名前を出して聞いてみた。
「○○さん、30日に来て良いって言うてはった?」
「うん。いいって言うてた。」・・・私が少し考えていると
「でも姉ちゃんがあかん言うなら行かんでいいわ。」
・・・そうやないやろ!!・・・と、どう伝えるのか?
「○○さんに電話して聞いたけど、もっと早く行くこと言うとかな、お昼ごはんの用意が出来ないんやって。」
「ほな行かんでいいわ。」とその時は不機嫌に応えていたけれど・・・・
落ち着いて考えれば、ノートを出したがらなかった時に事実じゃないなって事に気付くべきだったのだ。
実は今回に限った事じゃない。ありとあらゆる事がこんな風なのだ。
それが“障害”のひとつの形なのだと思ってしまえればいいのだけれど
こうしてついつい彼女の言う事を鵜呑みにしてしまう程ごく自然な会話の中での出来事なのだ。
作り話だという事が分かった時には、それが事実でない事を指摘するけれど、
それがいけない事なのだという事が通じない。
家での出来事もこんな風に外で話しているのかと思うと・・・
些細な事なのに、けっこう傷ついてたりしておりますよ。
「いつもお姉ちゃんがご飯つくってくれていいねぇ。」と聞かれて
「うん。家で食べたらお金いらんからましやろ。」って答えたのを聞いた時くらい。
通じない言葉と通じない思い。でも、おたがいさまだよと思われているのかもしれないしね。
今の私が一番疲れるのはこういった事なのだろうなぁ・・・
溜息がひとつ、ふたつ、みっつ・・・ん~、もうちょっと
*ぺこちゃんのデイは基本的に土日以外は祝祭日関係なく開所しているのだけれど、
1年前から彼女の希望で“赤い日”は休みなのです。
「行ってもいいけど、デイのスタッフさんが来ても良いって言いはった?」と聞くと
「いいって言ってたよ!」と言うので
「なら、急いで連絡帳に書くから出してくれる?」と言うと「私が聞いとく。」と言う・・・ん?
「いや、それは大事な事やから書かないとダメなんよ。」
ぺこちゃんがノートを出したがらないのは、出がけにかばんを開けるのが嫌だからと思ったので
ほとんど無理やりノートを引っ張り出して大急ぎで書いた。
『今朝、急に30日は行くと本人が言い出したのですが、行かせてよろしければよろしくお願いします。』
帰宅後、返答が書かれていた。
『申し訳ありませんが、食数の関係もありますので、予定の変更は2週間前にお願いします。』
へ・・・?
もう一度ぺこちゃんに聞いてみる「30日来てもいいって言うてはった?」
ぺこちゃんは「うん。いいって言うてた。」と大きな声で答えた。
ん?とかへっ?とか思っていたのに、そうはっきり言われると信じてしまう私が甘いのだけれど
でも、ついついスタッフさん同志の確認不足かもしれないと確認の電話をしてみた。
・・・やっぱりそんな事実はなかった。
お友達との会話の中で「お休みだけど来てよ!」と言われたのでその気になってただけだった。
こちらからすれば、スタッフさんが「来ていいよ。」と言ってくれているのに無下に断れないと思ったのだが
あちらからすれば「そんな事を家の都合で急に言われても困る。」のだ。
詳しく話を聞いて誤解は解けたのだが、後味が悪い。
さて、ぺこちゃんにどう説明するか・・・とりあえずもう一度スタッフさんの名前を出して聞いてみた。
「○○さん、30日に来て良いって言うてはった?」
「うん。いいって言うてた。」・・・私が少し考えていると
「でも姉ちゃんがあかん言うなら行かんでいいわ。」
・・・そうやないやろ!!・・・と、どう伝えるのか?
「○○さんに電話して聞いたけど、もっと早く行くこと言うとかな、お昼ごはんの用意が出来ないんやって。」
「ほな行かんでいいわ。」とその時は不機嫌に応えていたけれど・・・・
落ち着いて考えれば、ノートを出したがらなかった時に事実じゃないなって事に気付くべきだったのだ。
実は今回に限った事じゃない。ありとあらゆる事がこんな風なのだ。
それが“障害”のひとつの形なのだと思ってしまえればいいのだけれど
こうしてついつい彼女の言う事を鵜呑みにしてしまう程ごく自然な会話の中での出来事なのだ。
作り話だという事が分かった時には、それが事実でない事を指摘するけれど、
それがいけない事なのだという事が通じない。
家での出来事もこんな風に外で話しているのかと思うと・・・
些細な事なのに、けっこう傷ついてたりしておりますよ。
「いつもお姉ちゃんがご飯つくってくれていいねぇ。」と聞かれて
「うん。家で食べたらお金いらんからましやろ。」って答えたのを聞いた時くらい。
通じない言葉と通じない思い。でも、おたがいさまだよと思われているのかもしれないしね。
今の私が一番疲れるのはこういった事なのだろうなぁ・・・
溜息がひとつ、ふたつ、みっつ・・・ん~、もうちょっと
*ぺこちゃんのデイは基本的に土日以外は祝祭日関係なく開所しているのだけれど、
1年前から彼女の希望で“赤い日”は休みなのです。